イケメンばかりを好きになって、いつも失敗します。
友達にも顔から入るからダメなんだと言われますが、顔がタイプでないと異性に興味を持てません。顔から入るのはいけない事でしょうか。
(23歳/女性/営業事務)
ご質問誠に有難う御座います。上野です。
人間の魅力をざっくり内面と外見の2つに分けて考えてみましょう。
外見が良い方と悪い方。
内面が良い方と悪い方。
すると【内面も外見も良い方】【内面は良いけど、外見は悪い方】【内面は悪いけど、外見は良い方】【内面も外見も悪い方】の4つのタイプに分類することが可能です。
この中でご質問者様の彼氏として適切な方はどのタイプでしょうか?
まず【内面も外見も悪い方】は論外でしょう。どちらも悪いのですから話になりません。
次に【内面は悪いけど、外見は良い方】で御座いますが、ご質問者様はこれまでに外見だけで選んで失敗をしてきたということですから、外見がどれほど良くても内面がある程度まともではないと、良好なお付き合いが出来ないはずです。ですのでこのタイプもご質問者様にとっては彼氏として適切ではありません。
【内面は良いけど、外見は悪い方】は今の時点では何とも言えませんが、そもそもご質問者様が「興味を持てない」と仰っていることからも、彼氏としては適切ではない可能性が高いと考えられます。
興味というのはかなり本能的な部分であり、自分で考えてどうこう出来る問題ではありません。
歳をとることで興味が変わることは御座いますが、それもどのように変わるかは偶然の話。自分でどうこう出来る部分ではないので、今回は保留にさせて頂きます。
するとご質問者様の彼氏として適切なのは【内面も外見も良い方】だけということになるでしょう。
かなり狭い条件になってしまいましたが仕方がありません。
それでは早速ですが、この条件で彼氏様を探す方法を考えてみましょう。
さて、今のご質問者様は男性選びにおいて「顔から入る」ようですが、この方法の問題点は一体なんでしょうか?
それはご質問者様が「顔だけ」で判断していることに問題があるのです。
顔だけで判断しているというのは、極論をいえば「顔◎内面◎」の男性と「顔◎内面×」の男性を同列に扱ってしまっているということ。
そして、ご質問者様が「顔◎内面×」の男性ばかり選んでしまっていたので、これまでの恋愛は上手くいかなかったと考えられます。
つまり、ご質問者様の恋愛がこれまで上手くいかなかったのは「顔だけ」で判断してしまっていたからなので御座います。顔で判断すること自体は問題ないのですが、良いパートナーを見つけるためには「顔」と「内面」の2つで判断することが重要なのです。
もしも、ご質問者様が顔と内面の2つの軸で男性を判断していたら、「顔◎内面◎」の男性と「顔◎内面×」の男性を比較した時に、きちんと「顔◎内面◎」の男性を選べていたことでしょう。
ところで、ご質問者様は一体どうして「顔◎内面×」の男性ばかり選んでしまったのでしょうか?
これは難易度が原因で御座います。
「顔◎内面◎」なんていう超優良物件である男性の彼女になりたい女性はこの世にいくらでも存在します。一方で「顔◎内面×」の男性は需要が無いとは言いませんが、「顔◎内面◎」の男性と比較すれば競争率は低くなるでしょう。
ご質問者様が顔だけで選んでいる場合、この二人の商品は同じ価値であるにも関わらず、片方だけ物凄く競争率が高いのです。
それならば入手が比較的簡単な「顔◎内面×」の男性に流れるのは当然と言えるでしょう。
ご質問者様は「内面」と「外見」の2つの軸から男性を選ばなくてはなりません。
外見という試験から先に行うこと自体は問題ないのですが、その後で「内面」の試験も行わなくてはならないのです。この2つの試験を両方行うことが出来るのであれば、外見から入ってしまったとしても何も問題ございません。
それでは「内面」と「外見」のどちらから先に試験を行うべきでしょうか?
どちらから先に試験を行っても合格者は変わりません。
「国語80点以上」と「数学80点以上」という2つの試験に合格しなければ入学出来ない大学があったとして、その試験の順番が重要ではないのは、お分かり頂けるとことでしょう。
顔と内面の試験も仕組みは同じなので、どちらから先に行ったとしても合格者は変わりません。
しかし。
合格者は変わりませんが、その試験にかかる労力は大きく異なります。
2つの試験がある場合、試験時間が短い方を先に行う。これは効率を考えた時の絶対的なルールで御座います。
それでは実際に100人の男を例に取り考えてみましょう。
100人を内面で分類すると、内面の良い男が50人、内面の悪い男が50人。
100人を外見で分類すると、外見の良い男が50人、外見の悪い男が50人。
このような状況を想定して下さいませ。
さて、この100人の中から「外見も内面も良い男」を探さなくてはならないのですが、内面試験と外見試験のどちらを先に行ったほうが効率的か考えてみます。
ここで重要なのは「内面試験は外見試験の何倍も時間がかかる」ということでしょう。
外見は3秒で分かりますが、内面が良いか悪いかを判断するには長い時間を要します。今回は内面を判断するためには1時間かかると仮定しましょう。
まず内面試験を先に行った場合を考えてみます。
内面試験は1人1時間かかるので、100人試験を行うには100時間かかります。そして合格した50人に外見試験を行いますが、外見試験は1人3秒で終わるので150秒で試験は終わります。
合計で100時間2分30秒。これが内面試験を先に行った場合にかかる時間で御座います。
次に外見試験を先に行った場合を考えてみましょう。
外見試験は1人3秒なので100人試験をしても300秒で終わります。そして合格した50人に内面試験を行いますが、1人1時間なので50時間かかることになります。
合計で50時間5分。
内面試験を先に行う約半分の時間で試験を終えることが出来ました。
内面試験を先に行ってしまうと、時間のかかる内面試験を全員に行わなくてはなりません。これが時間が膨大にかかってしまった原因です。一方で外見試験を先に行った場合、内面試験を受けるのが50人に絞られるので時間を大きく短縮することが出来るのです。
勿論、どちらの試験を先に行っても合格する方は変わりません。
それならば圧倒的に効率的な「外見→内面」型で試験を行ったほうが良いとお分かり頂けることと思います。
ご質問者様は「顔から入る」ということをお悩みのようですが、内面試験もきちんと行うのであれば、顔から入ったほうが圧倒的に効率的で御座います。
ですので「顔から入る」ということをお悩みになる必要は全く御座いません。どうかご安心くださいませ。
さて、最後にご質問者様のために「顔」をより効果的に判断する方法をお教えさせて頂きたく思います。
ズバリ「顔つき」で御座います。
もちろん「顔そのもの」も重要では御座いますが、個人的な意見としては「顔つき」はその何倍も重要であると考えております。
「どんな顔が好きなのか?」ではなく「どんな顔つきが好きなのか?」と考えるだけでも試験の精度は格段に向上するでしょう。
好みの問題もあるので一概には言えませんが、私がオススメする「顔つき」は「眼光が鋭く、表情が活き活きしている。笑顔が素敵ありながら口角が下がっていない」で御座います。
Written by ラブホスタッフ 上野