「取引先の人と連絡先交換」は、ビジネスの場においてはごく当たり前のことです。
業務のメールや電話をするために、時には相手の個人所有の携帯番号を聞くこともあるでしょう。しかしそれが「恋愛」になるとまた少し話は変わってきます。
株式会社ESSPRIDEの調べによれば、「取引先の人、外部の人に恋心を抱いた」という経験は、20代~50代以上の男女のうちの13.5%程度が経験しています。
特に若い世代はこの傾向が顕著で、男性の実に30%、女性の実に14%が「このような経験をした」と答えています。
取引先相手の仕事の優秀さ、トラブルシューティング能力などに、つい恋心を抱いてしまう人も多いのでしょう。
また単純に「容姿の良さ」に恋をしてしまう人も当然います。また、これを裏付けるように、取引先の人が積極的になってくることもあります。マイナビウーマンが250人ほどの女性を対象にとったアンケートでは、「取引先の人から口説かれた」という経験を持つ人は、全体の8.4%となっています。
これはあくまで明確に「口説かれた」ということがはっきりわかる例の話です。
「口説いてきているのか、それとも仕事なのかギリギリのライン」の場合は、計上していない人もいるでしょう。
特に、取引先の人と連絡先交換の交換は、どこまでが仕事で、どこからがプライベートか線引きが難しいところでもあります。
ちなみに「口説かれて、実際に付き合った」という人はさらに少なく、このうちのわずか14.3%にすぎません。80人に1人程度の割合でしかないのです。
取引先の人と連絡先交換のやり方は意外と簡単です。
まずは雑談程度の会話のなかで、相手の出身地などを聞き出しましょう。
そののち仕事のメールなどに「追伸」という形で、相手の出身地に行くことを告げて、そこの観光名所などを聞くのです。
しばらくやり取りをしていれば、「仕事のことではないので個人の携帯でやり取りしましょう」などのように誘導して、取引先の人と連絡先交換をします。
取引先との恋愛が成就した場合、仕事にハリが出ます。また、お互いに切磋琢磨して知識を深めていくことができるので、仕事にもよい影響が出ることも多いと言われています。一方、仕事に恋愛を絡めることで甘えが出てしまったり、取引先の人と連絡先交換がうまくいかない、もしくは付き合うところまで行ったけれど破局した、といったことがあった場合、一気に仕事の関係も悪くなる危険性もあります。
そしてこの「悪くなった関係性」による被害は、ヘタをしたら上司の耳にも届くことになります。厳しい会社ならば、叱責の一つもされるかもしれません。
「取引先の人と個人の連絡先を交換すること」は、このように諸刃の剣でもあるのです。相手との距離感をうまく図りつつ、慎重に事に臨みましょう。
<参考元>
取引先の気になる彼に近づく5つのテクニック|モデルプレス
https://mdpr.jp/column/detail/1575164
取引先の担当者に恋しちゃった人●%!その結末はなんと…|CanCam.jp
https://cancam.jp/archives/152338
Written by 鍋谷萌子