“媚びる女”。下心を持って人におもねるその姿は、傍から見ると決して気持ちの良いものではありません。
とはいえ、人は自分自身の振る舞いについてはなかなか客観的に見られないものです。
万が一にも自分自身が“媚びる女”になってしまうことのないよう、ここで“媚びる女”の特徴を詳しくご紹介していきます。
――特定の人物に対してはいつもニコニコ愛想が良いのに、それ以外の相手にはあからさまに素っ気なかったり、冷たい態度を取る。
これは、比較的わかりやすい“媚びる女”の特徴です。
当然ながら、このタイプの本質は『素っ気なく冷たい』もの。にもかかわらず、気に入られたい、好かれたいと思う相手に対して無理に愛想を振りまくために、それ以外の相手とのギャップが激しくなってしまうんです。
このタイプの“媚びる女”はほとんどの場合、相手に求めるものがハッキリしているため、目的を達成したり、他に目が移ったならば、たちまち態度が180度変わることになります。
それまでどれほど良くしてくれた相手であろうとも、用済みとみるやクールに切り捨てられるのがこのタイプの大きな特徴と言えるでしょう。
「頭が悪いから」
「臆病だから」
「体力がないから」
「経験がないから」
「メンタルが弱いから」
「人見知りだから」
そんな、様々なパターンの言い回しを利用しては『できない』『弱い』自分をアピールするのも“媚びる女”の特徴です。
これらの『できない』『弱い』アピールの裏側にあるものは、『できない(から助けて)』『弱い(から守って)』という依存心に他なりません。
自分自身も一人前のひとりの人間でありながら、守られるべき弱い存在として振る舞うことで、恩恵を得ようというのがこのタイプの“媚びる女”なんです。
全面的に“弱さ”をアピールする手口のため、このタイプの“媚びる女”を拒絶しようとすれば、まるで自分が極悪人であるかのような罪悪感を抱えてしまうことに……。
同性異性を問わず、ターゲットになる前に距離を置きたいタイプと言えるでしょう。
服装やメイク、ヘアスタイルや言葉遣い、なにを取っても『いかにも男子ウケしそう』なものばかり――これも“媚びる女”の大きな特徴です。
“媚びる女”が媚びる相手というのは目的によって様々です。
求めるものの種類によっては年下だろうが、同性だろうが、ターゲットになる可能性がありますが、それでもやはり、“媚びる女”の本領が発揮されるのは、なんといっても恋愛における男性との駆け引き。
一般的に“媚びる”とは、相手に気に入られる目的で愛想良く振る舞ったり、ご機嫌を取ったりすること、あるいは、女性が男性の関心を得るために気をそそるような振る舞いをすることとされています。
つまり、“媚びる女”は恋愛をスタートさせるにあたり、『まずは友だちになろう』とか、『自分の人柄を知ってもらおう』といったことは基本的に後回し。
相手に自分を気に入ってもらうためならば、手段を選ばないのが“媚びる女”の恋愛なんです。
その視点から考えてみると、どんなタイプの男子にも対応できるよう、身のまわりのあらゆるものを『いかにも男子ウケしそう』なもので固めるというのは、とっても理にかなった方法なのかもしれません。
いかがでしたか?
“媚びる女”にはなりたくない!――そう思うのなら、まずは自分自身について客観的に見つめる姿勢が必要です。
ぜひ今回の記事を参考に、“媚びる女”とは違う理想の自分を手に入れてくださいね。
Written by 安藤うめ