恋人から突然別れを告げられたら……想像してみてください。
あなたなら、どんな反応をするでしょうか?
理由にもよる? 確かにそうですね。
……でも、男性が別れを告げる場合、ハッキリした理由を言ってくれないことの方が多いようなんです。
「そんなの納得できない。とにかく理由を言ってと迫る」
「泣いて責めてしまいそう」
「悪い所があったら直すからと説得する」
気持ちはわかりますが……。もしあなたが彼を好きで、別れの撤回を願っているのだとしたら、どれも逆効果の反応かも!
今回は“復縁につながる「いい女」の別れ方”について、男性の意見を参考にお話したいと思います。
「悲しそうなのに、なんで? とも何にも聞かずに『そう。わかったよ』と言ってくれたとき、自分が言い出しておきながら心が揺れました。
元々たいした理由はなくて……仕事が大変で距離を置きたくなったというか……でも、勝手な俺を問い詰めもせず『今までありがとうね』と別れていく彼女を見て少し後悔してしまいました」(26才/会社員)
よくいわれることですが、男性は自分の気持ちを説明するのが嫌いです。どうしようもない習性として、言葉で気持ちを言い表すことへの抵抗があります。
別れの理由なんて尚のこと嫌なのです。
もちろん自分から振る場合には何か言わなくてはと思ってはいるでしょうが、もの凄いストレス。
それを「理由はなに? それだけはハッキリ言って」と詰め寄られると「やっぱりな」という嫌なイメージだけが残ることになります。
別れてスッキリしたみたいな……。
反対に何も聞いてこなかったときには「あれっ、それだけ?」と彼の方に『何か』を言い残した感が残るのです。
「実は二股を掛けていたんです。彼女は薄々気づいていたと思われますが、一切それを口に出すことも、俺を責めることもしませんでした。
喧嘩するとすぐ感情的になってがんがん言ってきたりするところが嫌になっていたのですが、別れ際があっさりだったので、こっちに未練が残ってしまいました。
『付き合えたことに感謝してる』なんて言われると誰でもグラッときますよ……元は好きな子だったんだし」(24才/会社員)
別れの時の印象って大きいのですね。
それまで「責める」タイプだったとしても、その時に感情をおさえ感謝を口に出来るような「いい女」は男性に未練を感じさせます。
「学生時代の彼女ですけど、別れたくないと泣いてすがられたときは参りました。関係が悪くなっていることは分かっていたはずなのに「生きていけない」「死ぬ」とか言われて、正直うんざりする気持ちの方が強かったです。
今の彼女とも1度は別れてるんですけど「今まで楽しかった、ありがとう」と言われ、その潔さにこっちが振られた気がして(苦笑)結局しばらくして謝って復縁してもらいました」(29才/会社員)
女性の涙は武器? いいえ、こういった状況では相手に凶器のような印象を与えます。
女々しい、という言葉がありますよね。女性の嫌な、恐い部分を見たように感じてしまうんです。
すがられ、死ぬの生きるのといわれたら、拒絶反応が起きて連絡手段の全てをブロックしよう位に思われる可能性もあります。
復縁からは遠ざかりそうです。
いかがでしょうか?
復縁したいと感じさせた女性には共通点がありますね。
「今までありがとう」
「付き合えて感謝してる」
「楽しかった、ありがとう」
どうやら別れ際に「感謝の言葉」を告げられると男性は彼女を振ったことを悔やむようなのです。
責めたり、すがったり、あるいは腹を立ててことさら素っ気なく振る舞ったり、それは自分の気持ちを中心に考えた態度。
それをせず、やるせない気持ちを抑えて、相手に「ありがとう」を伝える健気さが心を打つのでしょう。
感謝されることで、二人の思い出も彼の中に綺麗な形で残ります。
男性にすれば、彼女を喜ばせよう、楽しませようと努力した自分の日々が無駄ではなかったのだと、宝物のように思えてきます。
自分から女性を振るとき、男性だって罪悪感を抱えているわけで、そんな自分に「感謝」してくれるという態度は意外性があって尾を引きます。
「今までありがとう」は、別れ際に相手に未練を残させ、復縁につながる魔法の言葉といえるかもしれませんね。
Written by mami