少し前の日本には、「離婚歴のある人とお付き合いするなんて、とんでもない」という風潮がありましたが、今はかなり寛容に受け入れられるようになっています。何しろ、結婚したカップルの3組に1組は別れていて、離婚経験者も積極的に新たな恋を求める傾向がありますから。しかも、詳しく調べていくと、バツイチ男性だからこそ「理想的な彼氏になり得る可能性」を持つとわかりました。
バツイチ男性が今、実は狙い目なのはなぜか? 見ていきましょう。
かつて、妻の気持ちをないがしろにしたがゆえに(いろいろと気づくことができなかったために)離婚した、という男性は非常に多いです。そのため、二度と同じ失敗を繰り返したくないと思って、バツイチの人は優しく紳士的に振る舞おうとします。
女性のちょっとした変化や、沈黙という形で示される不機嫌を敏感に察知しますし、放置もしません。
「どうかした?(俺、何か悪いことしたかな?)」とすぐに聞いてきたり、気分を明るく変えるような工夫を積極的にしたりするでしょう。
恋多き男性とバツイチ男性の違いは、好きな女性と家族になって生活を共にしたかどうか? 夫婦生活は同棲とは別物で、結婚歴が長いほど本性があらわになります。なので、バツイチ男性は本当のところで女がどういう生き物かを知っています。
家計をやりくりするために節約する(男性の目にはケチと映るらしいですが……)、そのくせ女友達とのランチにはお金をかける。相談をしているのかと思いきや、話を聞いてほしいだけで夫の意見なんか聞くつもりがない。買い物が長い。同じようなバッグや靴を幾つも欲しがる。更には、家でリラックスしている妻が、だらしない格好で寝転んだり、放屁したりする様を目の当たりにするわけです。
だから、バツイチ男性は、良い意味で女性に夢を見ません。
許容範囲が広く、簡単には失望しないのです。独身男性が「信じられない!」と呆れるような状況にもあまり動じないでしょう。女性の失敗や醜態を比較的寛容に受け入れてくれるはずです。
離婚は、経験した人にしかわからない喪失感や空虚感があるそうです。バツイチ男性はそれを存分に味わうがゆえに「失う」ことを恐れるため、基本的にケンカが嫌い(嫌われたくない)のだとか。なので、つまらない意地を張る、子供じみた自己主張をする、ということが少ないようです。
特に子供がいる場合、男性は夫だけでなく、親という立場も経験するため、達観した視点を持ち、包容力も備えていることが多いです。女性に対して妥協するのを「負け」だなんて考えません。男女関係をうまく築くための工夫だと考えるバツイチ男性は少なくないでしょう。
離婚という大変な経験は、人間性を豊かに成長させます。バツイチ男性の寛容さや柔軟性、良い意味での諦めは、独身男性よりも理想の彼氏になる可能性を高めるのです。
ただ、離婚によって男性は養育費や慰謝料の支払い義務を持っていたり、親権を獲得してシングルファザーになっていたりする場合があります。バツイチ男性を彼氏にする時は、その辺りの事情を理解して受け入れる必要があることだけ、お忘れなく……。