最近、「彼女はいらない」という男性が増えてきています。とくに、その傾向は若い世代の男性に多いのだそう。
15歳~24歳の男性のうち、現在彼女がいないのが約6割、そのうち3割は彼女はいらないと答えているそうです。彼らの心理と隠された本音を分析してみました。
「彼女はいらない」という男性に、その理由を聞いてみると、半数以上の男性が「面倒くさいから」と答えています。面倒くさいという理由の中には、付き合うまでのアプローチが面倒くさい、彼女とのデートが面倒くさいなどいろいろあるのでしょう。
過去に、彼女に束縛された経験がある男性や、わがままな彼女と交際した経験がある男性はとくに、「面倒くさいから彼女はいらない」と思ってしまうのかもしれませんね。
彼女とデートするとなると、自分の行きたい場所というよりは、彼女の行きたい場所を優先する場合が多いでしょう。「彼女はいらない」という男性は、面倒くさがり屋な人が多いので、彼女に気を遣ったり、相手を優先したりすることがストレスになってしまうのですね。
その点、男友達なら趣味が合う同士で自然に集まって楽しめるし、誰かが我慢する必要がないので気楽なのでしょう。それに、彼女に対して男友達と遊ぶのにもいちいち報告が必要となれば、彼女はいらないと思う気持ちもなんとなくわかる気がします。
これは、給料が少ない男性に多い理由です。今はデート代を割り勘にするというカップルも多いですが、それでも誕生日やクリスマスなどのイベントではプレゼントを買ったり、何かとお金がかかるものです。少ない給料でやりくりしている男性にとっては、負担になるのかもしれません。
しかし、「彼女のために頑張ってお金を稼ごう」ではなく「お金がかかるから彼女はいらない」という発想になるのがなんとも悲しいですし、将来性に不安を感じてしまいます。
「モテないから彼女がいないんじゃなく、いらないから作らない」と言っている男性は、実は恋愛に自信がなく、女性にアプローチするのが苦手なだけという場合が多いです。
そういう男性に今までの恋愛経験を聞いてみると、ほとんど経験が無かったりします。ですので、女性側からアプローチすれば案外すんなり付き合うということも。
過去に恋愛で嫌な別れ方をしたり、彼女に浮気をされたりした経験がある男性は、恋愛することがトラウマになってしまっている場合があります。
たとえ気になる女性がいても、過去のトラウマが邪魔して恋愛関係になるのが怖くて、やっぱり彼女はいらないとなってしまうのです。
SNSや恋愛ゲームにハマる男性は、ネットの中のバーチャル彼女がいれば、リアルな彼女はいらないと思っている人も多いです。バーチャル彼女なら、自分が都合のいい時に会えるし、自分の思う通り操ることができるからでしょうか。
この場合、仕事が忙しくて自分の時間がない、人付き合いが怖いなど、恋愛観の問題だけでは解決できない問題を抱えている男性が多いのではないでしょうか。
ある程度収入があって、年齢が若い男性に多い理由が、まだ一人の女性に決めたくないというものです。「彼女」を一人に決めてしまうと、束縛されたり色々面倒なことが起きてきます。
このタイプの人は、「本当は彼女が欲しいけれど、できないからいらない」と言っているのではなく、本心から今は彼女がいらないと思っています。
「彼女はいらない」という男性の心理は、本当に彼女がいらないと思っている場合と、彼女が欲しいけれどできないからいらないと言っているだけの場合があります。
男性の言葉だけで判断するのは難しいので、彼の普段の行動や生活ぶりを観察してみると、その本音が見えてくるかもしれません。
Written by EMILY