男性は女性の前でついつい見栄を張ってしまいがちです。背伸びしている姿を「かわいらしいな」と思うこともあるでしょう。
しかし、女性の場合はどうでしょうか?
実力や実際の姿に見合わない見栄を張ると、かわいらしさがなくなるどころか、痛い女性だと思われてしまいます。
よく「私って~だから」という言葉を耳にしませんか? それが自虐であれ見栄であれ、聞いている側からすればあまり良い印象は持ちません。
恋学の「【女性限定】つい見栄を張ってしまうのは?」というアンケートでは、このような結果が出ています。(※12月2日時点)
https://machicon.jp/koigaku/enquetes/%E3%80%90%E5%A5%B3%E6%80%A7%E9%99%90%E5%AE%9A%E3%80%91%E3%81%A4%E3%81%84%E8%A6%8B%E6%A0%84%E3%82%92%E5%BC%B5%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%86%E3%81%AE%E3%81%AF%EF%BC%9F/
恋愛・H関係が最も多いですね。結果が分散しているので、人によって見栄を張る内容は様々なようです。いずれにせよ、他人から真実が見えない部分が多いので見栄も張りやすいのでしょう。
アンケート結果にもあるように、恋愛ネタで見栄を張ってしまう女性は多くいます。恋愛経験やHの経験が少ない女性が見栄を張るのは「恋愛経験が多いほど良い女である」というイメージがあるからでしょう。
しかし、見栄を張ると自分で自分の首を絞める結果になります。
・理由①【話をしているうちに、実経験がバレてしまう】
恋愛にしろ学歴にしろ実際より盛って話してしまうと、次第に話題についていけなくなります。そのうちネタが尽きて「まあ、別に普通だよ」としか言えなくなってしまいます。
・理由②【見栄を張った結果がウケるとは限らない】
実は、周りから「また言ってるよ」と思われていることも。特に恋愛経験やHの人数は、人によっては引かれる原因にもなります。
実際経験が多い人は「経験が多い=それだけ失敗をした」ということにも気づいています。恋愛経験や学歴などは、その後も無理を続けなければならなくなります。
見栄を張ると、どうしても自慢のように聞こえてしまいます。それに人柄や経験は、自分でアピールするものではありません。
男性は、褒められたり頼られたりすると喜ぶものです。すでに知っている・慣れているアピールや、学歴・職業自慢を聞くと気持ちが萎えてしまいます。
自己評価が高い女性、高価なものにこだわる女性、自慢ばかりする女性は煙たがられるだけではなく「嘘つき」「高飛車」などと思われることもあります。
男性は謙虚で素直な女性が好きです。見栄を張っても好印象を受けることはないので、ついつい大げさに表現してしまいがちな女性は気をつけましょう。
こうありたいという深層心理が、まるで事実であるかのように錯覚し無意識のうちに嘘をついてしまうこと、それが見栄を張っている状態です。
見栄を張る人の特徴としては
・自分に自信がない(他人を羨ましく思っている)
・コンプレックスがある(自分がひどく劣っているように感じる)
・人に負けるのが怖い(負けたくない分野でライバルがいる)
・放っておかれたくない(かまってほしい)
これらが挙げられます。
結局、ネガティブさが見栄を張ることに繋がるんですね。もしかしたら自分でも気づいているのかもしれません。けれど、一度見栄を張ってしまうと、なかなか素直にはなれないものです。自然体で好かれる人を見ていると、余計そうなってしまうのかもしれません。
誰にでも、人より劣っている部分があります。一時的に評価を受けても、本当に努力している人には敵いません。それに、自分自身が欠点だと思っていることに魅力を感じる人もいるでしょう。
それは性別や年齢問わず、ときに武器となることもあります。同じコンプレックスがあるからこそ分かりあえることもあるでしょう。
見栄を張ることで、せっかくの機会を失ってしまったり、本当の自分を知ってもらえないというデメリットも生じます。
ありのままの自分でいることは難しいことですが、見栄を張るメリットはないことも自覚すると、少しずつラクになれますよ。
Written by 千晶