婚活というものは往々にしてつかみどころがないものです。正解があるものではないですし、攻略法もその人によって異なります。
何より、押しても引いても何が響くのかわからないつかみどころがない人が多すぎます。
そういう人に対して果たして愛は湧きあがるのでしょうか?
婚活で出会う「つかみどころがない人」とはどういうタイプなんでしょうか?
私が思うに、職場によくいる「何で出世しているのかわからないし、能力もあまりないけどなぜか出世している上司」でしょうか。
私の会社員時代の上司にもそういう人がいました。自分の考えは一切出さずに「理事、理事」と上の様子ばかり伺っていて、どういう趣味をしているとか、どういう食べ物が好きかとか、まったく興味を持たれない人でした。
職場での上のウケはいいのかもしれませんが、そういうタイプが婚活パーティーにいても正直困りますよね。
婚活の場合は、何か月も一緒に仕事するわけではなくせいぜい数分~2時間話すくらいです。まったくエッジが効いていない、そう丸くて何が特徴なのかわからない人は何を掘り下げていけばいいのか本当に困ってしまいます。
婚活では減点をしないことが大切です。
初めて会った人に「自分はこんなに頑張っているのに出会いがない」「あなたの服装はダサい」「結婚したらエッチのペースは週○回がいい」などデリカシーのかけらもない発言をする人が事実います。
つかみどころがない人は何を考えているのかわからないので、マイナス発言もしないのですが、得点もしないのでひたすら0点行進が続いてしまいます。
これでは相手のことが全くわからないので、嫌いにならないかもしれませんが、好きにもならないですよね。
自分がつかみどころがないつまらない人にならないのはもちろんですが、相手が全くエッジが効かない人だった場合、こちらが彫刻刀のように会話で相手の中身を掘り出してあげないといけません。
これはかなり大変なことで、モテないから婚活をしているようなタイプ(私もそうです)は手を出せる案件ではないかもしれません。
相手を引き出す努力をしてまで、その人との可能性を探った方がいいのかよくわかりません。
お見合いや結婚相談所での出会いなど、ある程度周囲がお膳立てしてくれるケースならば、つかみどころがない人でもいいところを探してみる価値はあるかもしれませんが、婚活パーティーや婚活サイトで出会った人ならば、よほど容姿がドンピシャ! みたいな人ではない限り、無理をしなくていいと思います。
つまり、つかみどころがない人は無視して切るということです。つかみどころがないまま付き合っても、相手のいいところが全く見えません。
例の「理事、理事」上司も全く何を考えているかわかりませんでした。尖っていない人は一見するとマイナス点がなさそうですが、そこから進むのが本当に難しいのです。(だってつかめないのだから……)
婚活で嫌われないことは大切ですが、あまりに気にし過ぎて「能面」になってしまうのは良くありません。
いい意味で人間らしく振る舞えることは、お互いのない部分を補って生きていくという結婚生活に重要なことです。尖った部分があっても、人を傷つけるもので無ければいいではありませんか。
本記事、私自身の経験ではつかみどころがない人にどう接したらいいのか、的確なアドバイスは出来なかったかもしれません。
ただ、私が「理事、理事」上司を反面教師にしたように、そういう人にならないことが大切だと思います。
・マイナス点を防ぐためにつかみどころがない人になっているケースがある
・本当に何を考えているかわからないタイプがいるが婚活では無視してもいい
・攻略難易度が高い相手にあえて挑む必要はないのではないか?
・自分は凹凸がないつまらない人にならないようにしたい
Written by 松田(松本)謙太郎