【ご質問内容】
同じ会社の32歳の男性が気になります。
3年ほど前に、5年付き合った彼女と別れたようです。
なんども、別れと復縁をくり返したそうです。
彼女との恋愛によっぽど疲れたのか、
「彼女は欲しくない、自分ひとりでいたほうが人生楽しい。20代後半の女性なんて特に、結婚を意識しだすから絶対付き合いたくない」と自分の恋愛観を語っていました。
しかし、私は彼のことがとても好きです。
なんとか、彼を振り向かせたいです。どうすればいいですか?
今回の男性を振り向かせるとしたら、ご質問者様と付き合うことでどんなメリットがあり、そしてまた「付き合わない場合、それを得ることができない」ということを中心にアプローチをしなければならないでしょう。
端的にお伺いいたします。
ご質問者様と付き合うことで、その男性にはどんなメリットがあるのでしょうか?
通常であれば「誰かと一緒にいると楽しい」とか「安心する」というようなところがメリットになるのですが、今回の男性は「それがデメリットである」と感じているのです。
おそらくご質問者様は、その男性と一緒にいると楽しいと感じることでしょうし、そもそもに「みんなと一緒」より「一人の方が楽しい」という考え方自体、あまり共感できないことでしょう。
しかし、その男性がそう思っているなら仕方がありません。
さて、それではここで2つの説得の方法を紹介させて頂きます。
1つ目は「一緒にいると楽しい」ということがどれだけ魅力的か、ということを説得する方法。
2つ目は「一緒にいると楽しい」とは全く別の魅力で、付き合うメリットを説得する方法。
おそらくこのように書けば、2つ目の「全く別の魅力」の方で説得すると方がいい、と考える方が多いと思いますが、現実的な話をすれば、ほぼほぼ全ての人間は1つ目の方法をとっております。
それもそのはず。少なくとも本人からすれば「一緒にいると楽しい」というような「自分が感じるメリット」以外にメリットが思いつかないのです。それに仮に思いついたとしても、本人がそれをメリットと感じていないので、どうしても説得がうまくいかないのです。
そのため、自分がメリットだと思っている「一緒にいると楽しい」ということを中心に相手を説得しようとするのですが、そもそも今回のような男性は「それがデメリットだと感じているから」誰とも付き合う気がないのです。
そんな男性を「一緒にいると楽しいよ」という理由で説得するのは至難の技。
成功率が具体的に何パーセントだ、というようなことを言うことは出来ませんが、低確率であるのは間違いありません。
その上で仮に成功したとしても、このように根本的な価値観が違う相手と付き合ったところでうまくいくとも思えない。
そして、何よりも問題なのが上手くいかなかったとき。
世間がなんと言おうとも、平等主義者が愉快な理想論で喚こうとも、現実として30歳未婚女性という言葉は、結婚したい女性にとって間違いなく重たい現実です。
ご質問者様は今の時点で28歳。今回の男性はどう考えても普通の男性よりもアプローチに手間がかかるので、時間も労力も多くかかることでしょう。
それではそれで失敗したら。
30歳未婚女性になるのです。
ご質問者様が2年後に「別に結婚とかどっちでもいいしなぁ」と心の底から言える自信があるのであれば、今回の男性に執着すれば良いでしょう。
ですが、少なくとも私はそうは思いません。
ご質問文だけですが、ご質問者様の性格を考えると、どう考えても2年後には結婚ができないと焦り、苦しむとしか思えないのです。ですので今回の回答でご質問者様に「その男性へのアプローチの仕方」を伝えるのはどう考えてもご質問者様を不幸の道に叩き込むことでしょう。超低確率で幸せになるかもしれませんが、何度電卓を叩いても期待値的には大きなマイナスになりました。
一応、方法としてはその男性にとって「付き合ったらどんなメリットがあるか」ということを伝えるという方法が良いのですが、その具体的なメリットに関して言えば、その男性がどんな方かも分かりませんのでなんとも言えません。
また、失礼を承知で言うならば「最低限お金のあるモテる男性」という生き物は「世間体」と「情」以外で、女性と「付き合う」「結婚する」メリットはないのです。
これは自論ですが、結婚とか付き合うという制度はそもそもに「モテない男性と女性が協力して、モテる男を拘束する」という仕組みなのです。そもそもの目的として「モテる男の能力を奪う制度」であり、彼らにとってメリットは御座いません。
それをなんとなくメリットっぽくしていたのが「情」なのですが、今回の男性はそういった「情」的な「一緒にいる」ということが嫌な方なのです。
そのため私は、その男性に「結婚」「付き合うこと」のメリットを提示できません。
我々一般人は「付き合う=楽しい」というメリットがあるから付き合いたがるのですが、彼にとってはそうではない。
それならば一体どうやって彼を引っ張り出してくるのでしょうか。それに彼を引っ張り出すことが彼にとって幸せになるのでしょうか。
残念ながら、私は今回、ご質問者様の恋路を応援いたしかねます。
成功しても失敗しても、ご質問者様が幸せになるビジョンが全く見えてこない。
そんな状況でどうして応援することができるのでしょうか?
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Written by ラブホスタッフ 上野