夢を追いかけたり、仕事を頑張ったりしていて気づけば30歳になっていた……という女性は少なくないはず。また、職場で要職を任されるようになって、プライベートも充実していると、35歳になるのなんてアッと言う間でしょう。
もちろん、内面・外見共に魅力的な30代の女性はたくさんいます。けれど35歳という年齢で、周囲が「線引き」をすることも確かなのです。
これから独身で35歳を迎えようとする女性たちは、何に気をつければいいのでしょうか?
男性は若い女性が好きです。そのため、35歳を過ぎると恋愛対象になかなか見られなくなるというデータさえあります。20代の頃に比べれば注目度はどうしても低くなってしまいますし、何もせずに若い女子と同じくらい気遣ってもらうのは難しいでしょう。
実際に、先日職場でこんな場面に遭遇しました。
35歳越えの女性が、トイレで大人しそうな後輩女子に文句を言っていたのです。「髪を切ったのに誰も気付いてくれない。30センチも切ったのに信じらんない!」と。ちなみに彼女は、仕事はよくできるのですが、切れ者であるがゆえに「取っ付きにくい」と思われがちな方でした。文句を言われた後輩女子は、愛想笑いをするしかなかったようでしたが……。
35歳を超えても注目されるには、周囲から興味を持ってもらえるような「好かれる努力」が大事です。無条件にチヤホヤされなくなると覚悟して、35歳ならではの魅力を模索しましょう。大人のオンナとしての包容力、若い子にはない内面の美しさ、凛としていながらも不意に見せる可愛らしさなど、アピールできることはたくさんあるはずです。
30代前半ならまだしも、後半に突入した独身女性は「誘いにくい存在」と思われやすいようです。私には43歳独身、39歳独身という友人がいますが、彼女らが口を揃えて言うのは、「35歳を過ぎたらめっきり声を掛けられなくなった」です。
30代半ばの同世代女子は既婚・子どもがいる人が多く、夜に飲みに行ったり、休日にのんびりおしゃべりを楽しんだりすることができません。独身者に対しては「色んな面で合わない」と考えてしまうようです。
20代女子は、35歳前後の女性を「年上で気を遣う」「何を話せばいいのかわからない」と感じるのだとか。そして男性については、35歳以上の女性を恋愛対象と見る人が決して多くはないため、デートに誘われる機会は減ってしまう可能性が高いです。
そんな微妙な立場を取る35歳前後の独身女性は、声を掛けられやすい表情・振る舞いを心がけるべきでしょう。同世代の独身女性と親しむにせよ、「おひとり様」を楽しむだけの閉鎖的なコミュニティに属していては、恋も結婚もできません。
恋愛と結婚は、愛するべき相手がいてこそ成り立つものです。
親しめる仲間がいれば、毎日が充実するのはもちろん、出逢いや結婚のきっかけがつかめるかもしれません。少なくとも、一人でポツンとしているより、男性との接点は望みやすくなります。
とある調査では、35歳以上の独身女性が結婚できる確率は2%などと言われますが、それを自分のことと受け止めるかどうかは自由です。お嫁さんにしたいランキングで、35歳の国仲涼子さんはつねに上位に選ばれますし、男性から求められないわけじゃありません。
要は、恋をして結婚を望む価値のあるオンナで居続けられるか。年を重ねるからこその魅力を武器にできる人だけが、35歳を超えても“女”を謳歌できるのです。