【トイアンナ】「すぐ二重人格って言われる」AB型が取扱説明書で困った話

こんにちは、トイアンナです。今から約10年前、『〇型 自分の説明書』と血液型ごとの「あるある」をまとめた本が大ヒットしました。血液型で性格が決まる考え方には科学的根拠はないのですが、4パターンという絶妙な分類の少なさがとっつきやすいのか、一定のサイクルで流行しています。

一方、血液型診断が流行りすぎると「自分はそうじゃないのに、決めつけられる」と悩む人もいます。AB型はその最たるもの。日本で最も人口が少ないAB型は他の血液型に比べて典型的な性格が知られていないこともあり、「AB型の取扱説明書」ベースに決めつけられて迷惑する人も多いようです。

AB型だからって、二重人格と決めつけないでくれ

実際、AB型の方へ「〇型の取扱説明書、みたいな診断で困ったことあります?」と質問してみると、真っ先に言われるのが「すぐ二重人格って言われる」こと。そもそも性格で二重人格って何じゃそりゃ? と思ってしまいましたが、疾患としての二重人格ではなく「裏表がある」という意味合いらしいです。それって盛大なAB型へのdisなんじゃ……。

当然ながら、AB型には聖母のような人もいれば裏表ならぬ「裏」しかない悪人もいるでしょう。しかし「AB型? じゃあ二重人格なんだ」と決めつけられることが多いせいか、AB型はあたかも「取扱説明書」のように性格を決めつける血液型診断が嫌いな方も。

「血液型、普段は言わないようにしてますね。『知らない』って言ってます。ABってわかるとイジられるんで。普段は優しいのに二重人格なんだね~って言われて嬉しいヤツいます?」

「そりゃ、そーですよね……。」

というわけで、AB型の方へ二重人格・裏表があると決めつけるのは止めて差し上げてください。

逆にAB型で良かったことは「仲間意識」

逆にAB型で良かったことを聞いてみると「少数派だからこそ、AB型同士で惹かれ合う」エピソードが。

「自己紹介でAB型ってことが分かった相手は『おっ!』って思いますね。天才肌とか変人とか言われて傷つくよな~、って話題振れるし。人数が多いA型とかO型の人って、血液型をきっかけに人と仲良くなるって少ないんじゃないですかね。そう思うと友達が増えていいかも」

皮肉にもAB型の取扱説明書が出回ったことによりマイノリティとしての仲間意識を生み出しているAB型さんたち。どうか血液型への偏見が減り、もっと自然な形でも友達を増やせる日が来てほしいなと筆者は勝手に感じてしまいました。全国のAB型の皆さまに、幸あれ!

 

Written by トイアンナ

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