浮気性だけど(だから?)魅力的な男っていますよね。できれば彼と結婚したいけれど、彼がなかなか決意してくれなかったり、結婚ができたとしてもこのまま浮気され続けるの?と不安になったりすることも。
浮気男は女性と接する機会も多いので駆け引きが見抜かれやすく、「さりげなく親に会わせる」「さりげなく部屋にゼクシィを置く」などのテクニックは、全くさりげなくない上に肝心の効果は薄く、単なる嫌がらせに終わってしまいがち。そんな彼らが、「浮気も飽きたし、結婚もアリだな」と思わず意識してしまった瞬間とはどんな時?
◆重い女が勝った瞬間
恋愛市場では何かとダメな女扱いされがちな「重い女」。特に、浮気性の彼には重い女は嫌われるのでは?と思いがちです。男性に疎まれる重さとは、「求めていないときにたっぷり与えられる好意」のこと。男性が「追うモード」に入っていないときに、あれこれ世話を焼いたり、愛情を求めたりすることは、男性を「お腹いっぱい状態」にしてしまいます。見返りを求める圧力を感じさせるので嫌がられる確率も高め。
とはいえ、いつもは優位に立っているように見える浮気男にも、仕事などで心が折れ、ふと弱気になる瞬間も。さらに、周囲の友人の中にもう結婚している人もいて、なんだか幸せそう……。こんな時は浮気男も「家庭があるのも悪くないよなあ」と考えることだってあるのです。
そこで、優しい言葉をかけてくれたり、身の回りの世話を焼いてくれるなど、いつもはちょっと重たく感じていた彼女の気遣いが急に大事なものに感じられ、結婚に対する意識が急に高まることも多いのです。
とはいえ、彼が弱っているときだけ優しくするような、「ケガをした脚を狙って技をかける」的あざとさはNG。「尽くしたいから尽くす、優しくしたいからする」スタンスで彼のそばにいることが大切です。人から見て重い言動でも「私がそうしたいからする」という姿勢には本命オーラが宿ります。
◆まさかの心変わり
人は、一旦手に入れたと感じたものに対して「大事にしよう」「大切だ」とあらためて感じることは少なめ。そして、浮気男にとって彼女とは、冷蔵庫や洗濯機のように「あってあたりまえ」な、白物家電的なポジション。もし冷蔵庫が壊れて、中の食材が腐ってしまっていたら困るくせに、壊れることを想像することなんてないのです。
ところが、自分の浮気に怒ることはあるにせよ、なんだかんだと自分を許してくれていた彼女が、もう自分を好きじゃないかもしれない……? こんな時、浮気男はそれまでの振る舞いを忘れて彼女に執着し始めます。「どうせ結婚しても何度も浮気されるなら、ココで別れてしまおうか」と、彼女が心を決めた時、また、自分に夢中だと思っていた彼女がなんだか自分に関係ない所でウキウキ、何となく見た目も女らしくなり……「他に好きな男でもできた?」。今まで自分が人にしていたことをやられることで、まんまと心揺らされる浮気男も。
浮気に浮気で対抗する必要はありませんが、あなたが「何をしても許してくれる彼女」ではないと改めて知った時、浮気男に結婚願望がわいてくることも少なくはないのです。心変わりで揺さぶろう!という駆け引きではなく「好きだからそばにいた/好きじゃなくなったから離れる」という、彼女の心のままの行動は、彼女が「冷蔵庫のように一見地味でもなくてはならない存在」だったことを思い出させるきっかけになったのかも。
どちらのケースも、浮気男の心を動かしたのは駆け引きでも媚でもありませんでした。立場が弱く見えた彼女が、実は思いのままに行動していただけで、下手に出ていたわけではないと知ったときや、今までと違う一面を感じ取った瞬間、浮気男の心は動くよう。長い結婚生活を送るには、浮気男の顔色をうかがうだけではそもそも上手く行きません。選ばれる本命オーラは「したいようにする!」という心の強さから生まれるのかも知れません。