結婚に逃げる女性をあなたはどう思いますか? 仕事をしていれば「辞めたい」と思うことはあって当然だと思います。
そんな時、気になっている人がいたら、「彼と結婚して仕事を辞めたい」という、気持ちに駆られてしまうこともあるのでは? しかし、同時にそんな状態で結婚するのは……と悩んでしまうこともあるかもしれません。今回は結婚を逃げ道にする際、女性が考えたいことをまとめてみました。
まず、結婚と仕事は別物であることをしっかりと考えておく必要がありそうです。相手と結婚するにあたり、どうしても無視できないポイントが、経済的な問題ではないでしょうか。
最近は旦那さんひとりの給与だけでは、家族を養うことが難しい家庭が少なくないもの。例えいま仕事を辞めたとしても、結婚後旦那さんが仕事のできない状態になってしまったり、はたまた生活のために再び仕事をしなければいけない可能性が出てくるかもしれません。
結婚後、再び仕事をする女性は全体の約7割。そのうち正社員として復職する女性は、2割というデータがあります。つまり働きに出たくても、否応でも非正規雇用の仕事しかできなくなる女性が多いのが現状なのです。
いまは仕事が「イヤ」と感じていたとしても、できるだけキャリアを積んでおいた方が、再就職の際にその経験が生きてくるはず。子育てがひと段落した後の生活も見越しながら、自分にとって仕事とは何なのか? を冷静に見極められるといいですよね。
相手との結婚を本格的に考えた時、いまの仕事を辞めなければいけない状況は、女性の場合避けられない問題です。しかし、その場合でも「相手を本当に愛し、彼と一緒に幸せな家庭を築いていこう」という気持ちにブレがないか、ぜひ注意しておきましょう。
結婚というのは、しただけで幸せになれるものではないはずです。幸せは作り上げるもので、そのためには相手のため、家族のために見返りなく尽くせる姿勢がなければ、結婚生活はおそらくうまくいかないでしょう。
独り身であれば自分の生活のことだけを考えていればいいですが、結婚後はそうはいきませんよね。結婚は相手と生涯をともにする約束事であり、子どもが生まれれば今度は自分たちが親となって、子どもを育てていかなければいけないもの。
結婚は生活そのものです。「彼に養ってもらいたい」「相手にこの状況を救い出して欲しい」と考える結婚では、彼との結婚生活はいつか歯車が狂ってしまい、それこそ独身以上に苦労してしまうかもしれません。
結婚するということは、相手の人生の責任を負うということです。すなわち、それは相手と生涯に渡るパートナーになるということ。相手を幸せにしてあげるには、まず自分を幸せにしてあげなければ、相手にとってあなたの存在はお荷物になってしまう可能性があります。
彼のパートナーとして、相手を支えられる女性になるためにも、最低限これらふたつのポイントだけは押さえながら、仕事を辞めることについてじっくりと考えてみてはいかがでしょうか。
Written by 柚木深つばさ