同じ長所でも、男性と女性では、異性ウケが全く違います。
たとえばカラオケの上手さ! カラオケが上手い男性はモテる傾向が強いです。「女性には、声フェチが多い」という理由からなのでしょう。
一方でカラオケが上手い女性がモテるかというと、そうではないようです。
むしろ音痴な女性のほうが「たどたどしさが可愛い!」と、チヤホヤされている傾向が強いかも。
今回は、「カラオケの上手さ」を「仕事」に置き換えて恋愛との関係を見てみましょう。
仕事ができる男性は、やはりモテているようです。
そりゃそうですよね、同じルックス・同じ性格の男性が2人いたとして、1人はバリバリの出世街道まっしぐら、もう1人は万年窓際族の平社員だとしたら……10人中10人の女性が前者を選ぶでしょう。
仕事ができるということは、収入面の安定に繋がります。
決してお金が目当てというわけではないですが、仕事ができる男性には、人生を生き抜く逞しさが感じられるんですよね。
万が一、いま勤めている会社が倒産したとしても(縁起でもないですが)、仕事さえできれば、すぐに次の転職先が決まるでしょう。
「仕事ができる=安定=人生を生き抜く逞しさ」とまで、細かく考えていなくとも、「男性は仕事してなんぼ! 」というイメージが浸透しているのでしょう。
では、仕事ができる女性はどうでしょう? 男性並みに……いや、場合によっては男性以上にバリバリと仕事をこなし、キャリアを積み上げていく女性に対し、一般男性はどのようなイメージを持っているのでしょうか?
冒頭に書いた「カラオケが上手い女性」と同様に、バリキャリ女子も、残念ながら「モテる存在」とは言い難いです。
そりゃ、世の男性陣は、表面的には肯定した言い方をしますよ。
「仕事ができる女性、大歓迎! 」「専業主婦希望の女性より、よっぽど好印象! 」と。
果たして、これらの言葉は本当なのでしょうか?
もちろん、ガチで言っている男性も中にはいるでしょう。
けれども、大半の男性は、「俺より仕事ができる女性を妬んでいると思われるのを回避せねば」という理由から、仕事ができる女性を肯定しているケースも少なからず存在します。
男性が、自分よりも弱い存在を愛おしいと感じるのは、もはや本能レベルの話。仕事ができる女性に対しては、「強いイメージ」が付き纏います。
「男勝りに仕事をしている=男」という、あまりにも単純過ぎる思考回路になっているのです。
仕事ができる女性はモテないという事実を受け止めたうえで、対処法を考えましょう。
いま持っているキャリアを全て放棄し、腰掛けOLになるのです……というわけにもいかないでしょうから(笑)、筆者の周辺で、仕事をバリバリこなしつつ、恋愛も上手くいっている女性たちの共通点をご紹介しましょう。
それは、「仕事よりもプライベート優先と、心の底から思うこと! 」たったこれだけです。
仕事ができる女性の大半は、「プライベートが後回しってわけじゃないけれども、優先順位の1番は仕事」という思考になっています。そうではなく、仕事も大事だけど、プライベートのほうがもっと大事と、思考をチェンジしましょう。
少し前に、「恋も仕事も一生懸命」というフレーズが流行りましたけど、同列では手ぬるいです。「仕事よりも恋! 」くらい思ってちょうど良いでしょう。
具体例を挙げると、恋愛も上手くいっているうえ、仕事もできる女性は、睡眠時間を削ってでも出会いの場やデートに行きます。
そこに、「明日は朝イチで会議だから……」だなんて概念は存在しません。
そういえば、筆者が幹事を担った合コンに、「徹夜明けだけど、どうしても行きたい! 」と、ニンニク注射を打ってまで参加したキャリアウーマンもいました。
……個人的には、「仕事は絶対に裏切らない」「男性の場合は、裏切られることもある」と思っています。
けれども、仕事ができる女性の場合は、「仕事が裏切らないぶん、男性には裏切られたってええじゃないか! 」くらいの気持ちで、恋愛に臨む姿勢が大事なのでしょう。
Written by 菊池美佳子