彼女と別れるときは、必ずそこに理由があります。でも、理由を言わず一方的に別れを告げる男性は多いもの。
「理由を言わないなんてひどい! 」「誠意がない! 」と思うかもしれませんが、男性は男性なりに理由を言わない理由があるときも……。
今回は、理由なしで別れを告げた経験のある男性に、別れの理由を告げなかった理由を聞いてみました。
「彼女自身は気づいていませんが、めちゃくちゃ情緒不安定な女性だったんです。ちょっとしたことでヒステリーを起こすから正直怖い。どんな理由を言っても感情の爆発を起こしそうなので言えませんでした」(35歳/アパレル)
「最悪、依存されたりストーカーされたりするかも……」と怯えていたこちらの男性。
理由を言わなければ言わないで依存されるのではと聞いてみたところ、「別れの理由を直せば復縁できる、だからなんとかなる」と余計な希望を与える上に、さらに依存されやすくなると判断したとのことです。
「何があっても自分は悪くないと考える女性でした。彼女は学歴もあるし周囲に誇れる仕事もしている。でも、人としていつも正しいかどうかは別問題。別れの理由を話したところで、自分は悪くないと思い込み周囲を味方につけて俺を責めるだけだろうし、どのみち自分の否を自覚しないなら話す手間を省きたかった」(29歳/サービス)
男女ともに、「自分は何も悪くない」と考える人はたまにいます。こういった人はどれだけ自分が問題を起こしたとしても、自分のせいだとは理解できないのでしょう。
そもそも、別れを切り出した側は悪者にされがちです。理由を話しても話さなくても悪者になるのなら、余計な労力と時間をかけたくないと思ってしまうのかも。
「別れ際に理由は言いませんでしたが、交際中に何度も何度も彼女への不満は伝えていました。内容はいろいろです。だから決定的な別れの理由があるというより、本当に細かいことの積み重ねが爆発してしまっただけなので、理由が言えないんです。どれもこれも『こんなことで』というレベルの理由。だけど俺としてはずっと不満を伝えてきたので、彼女が真面目に受け止めてくれなかったのがとにかく悲しいです」(31歳/金融)
こちらの男性は、お互い大きなストレスがかかるケンカを避けるためにも、さり気なく不満を伝えていたそう。ときには冗談っぽく、ときには彼女をからかいながら。
さり気なくとはいえ、彼女は「不満を言われた」という認識はあったよう。自分の訴えを真面目に取り合わなかった彼女への不満も、別れの理由のひとつになっていそうですね。
「俺と付き合っている間に他の男性と二人で何度も遊びに行っていたらしい。出会いの場へ行ったこともあるようで、俺としては許せなかった。でも彼女を責めてしまうのも辛かったので、俺が悪者になってもいいから理由を言わないことにした」(27歳/介護)
彼女と共通の友達も多かったため、万が一別れの理由が共通の友達に知られた場合、「あの子はあんなことをする女」というレッテルを貼られることも恐れたそう。
正しい行いかどうかはわかりませんが、彼女の次の恋愛に支障がでないようにと、男性なりの気遣いもあったのですね。
別れの理由を言われないのは辛いことですが、必ずしも男性が悪いとは限りません。
自分自身の行いを振り返って、男性が別れの理由を言えなかった理由を考えてみてはいかがでしょうか。
男性が別れの理由を言えなかった原因を、自分自身が作っている可能性もあります。
同じ失敗を繰り返さないためにも、一度考えてみてくださいね。
written by 神之れい