一番理解して欲しい彼氏なのに私のことちっとも分かってくれない……、という不満をお持ちの方は少なくありません。
それじゃ相談してみれば? と言うと、「彼氏には本当に言いたいことが言えないんです。うまく伝わらないっていうか……」
みなさん何だか口ごもります。
大好きな彼氏なのにわかり合えない気がする。
一緒にいても、本当の思いをうまく伝えられない。
そんな女性のために、今回は“彼氏に自分の言いたいことを上手に伝えるテクニック”を、お話しましょう!
心理学博士のB.アンジェリス氏はその著書の中で、
「(男性と話し合いたいときは)あなたが何について話したいのか、その話し合いによってどういうことを望んでいるのか、彼に何を期待しているのかを性格に伝えなさい。」
と、述べています。つまり……。
「ねえ、たまにはゆっくり話がしたいんだけど」とか、「このごろ私たち話しないでしょ。だから私不安になっているの」なんていう漠然とした言葉ではダメなんです。
「ゆっくりって、なに話すの? 」「話っていま話してるじゃん。不安って? 意味わかんないんだけど」大体において男性は気持ちを言葉にするのが苦手ですし、“はっきりしないモヤモヤした気持ち”などといったものをチラつかされるのが嫌いです。
主旨をハッキリさせないと、“話す”という言葉自体に拒絶反応を起こされる危険性があります。
ですからアンジェリスが言うように、前もって“予定表”渡しておくことが得策でしょう。
「いろいろ話したくて」、だけでは要点が分からず、想像力に乏しい男性には通じません。
「明日会ったときに連休の予定について話さない? お盆休みは1日しか一緒にいられなかったでしょう。出来れば9月は両親に会って欲しいから、そのことも含めて二人の今後について話したいの」
勇気のいる提案でも、前もって“予定表”を渡しておけば、彼氏も会話の目的を理解し、話し合う気持ちになってくれるはずです。
彼氏との会話を充実させたければ、相手にさまざまな質問をすることも有効です。
その質問は具体的であればあるほど良いでしょう。
【悪い例】①
「上司のことで相談にのって欲しいの」
→漠然としてますし、彼氏にすれば問題を丸投げにされたようで、責任重大に思えて腰が引けます。
【良い例】①
「上司のことで困ってるんだ。(問題を説明する)彼と直接対決するべきだと思う? それとも主任を通すべきかな? あなただったらどうする? 」
→具体的だから彼氏も答えやすいはずです。
【悪い例】②
「私たちのことについて話し合いたいんだけど」
→ 主旨の分からない提案は男性を戸惑わせるだけです。
「私たちのことってなに? 」「なに、なんかあるの? 」とイライラさせるだけです
【良い例】②
「最近私たちなんだかギクシャクしてるよね。もう半年経ったし、これからどうすればもっと仲良くしていけると思う? 」
→ これなら彼氏も対応しやすいと思います。多少面倒に思うことがあっても恋人なら向き合ってくれるでしょう。予定表のところでも書きましたが、話したい要点をしっかり具体的に伝えることが男性と話すときの基本なんです。
いかがでしょうか?
アンジェリスは、「女性の悪い癖の1つが、恋人と話をするとき、はっきりものを言わないことだ。」と述べています。
欲しいものを欲しいと言わないで“ほのめかし”たり、自分の意見を言う危険をおかさずに「あなたはどうなの? 」と相手を“ためし”たり。女性が曖昧な態度をとることによって、男性は操られていると感じて腹を立てたり、要点が見えないことに苛立ちます。
彼氏に自分の言いたいことを上手に伝えたければ、何を話したいか、話し合いたいのかを具体的に、はっきりと告げるようにしましょう。そうすることで男性も何について考え、答えればいいのかを理解しますし、お互いの気持ちを分かり合える可能性が高まります。
参考資料 「男と女の心が底まで見える心理学」 B.アンジェリス 三笠書房
Written by mami