男子が「運命の人認定」をする基準って、おそらく男の数だけあるように思います。
話がおもしろい女子を前に「この女子こそが運命の人だ」と感じる男子もいるでしょう。自分にないものを持っている女子を前に、そう感じる男子だっているでしょう。
男の数だけ運命の人の基準があるので、女子であるあなたは自分が思うように生きてゆくといいと言えます。
ただし、「恋愛ってすごく生理的なこと」ということだけは忘れないほうがいいでしょう。
生理的なことの最たるものとしてキスがあります。生理的に受け付けない男子とキスをするなんて無理ですよね?
男子だっておなじことを考えています。キスはいろんなやり方がありますが、とにかくキスができる女子かどうか、おそらくほとんどの男子は、この基準を「運命の人判定」のときに(潜在的にであれ)適応しているはずです。
生理的な感覚って、もう理屈をはるかに超えていますから、キスできるかどうかという男子の基準を満たすために、清潔さを心掛けたところで、どうにもならなかったりします。
イヤなものはイヤ。これに理屈なんてないからです。
だから、好きになった男子に運命の人だと思われなかったら、それはそれでしかたないと思えないと、つまらない人生になったりもします。そこにネガティブに固執していたのでは、楽しく暮らしてゆけないからです。
ということは、あきらめる潔さを持っていたほうが、運命の男子と出会いやすいと言えます。
若いうちは、誰だって、思考が極端になりがちです。
だから何年も片想いをしている女子がいます。あるいは、恋ってなんだろうとか、恋愛ってどうやってするんだっけ? と悩む女子がいます。
ある程度、歳を重ねないと、自分で自分のことが客観的に見えないので、どうしても思考が極端になるのだろうと思います。
でも、あなたの周囲を見て分かるように、多くの女子は、そんな悩みを抱えていても、そのうち結婚してゆきます。運命の男子と出会えています。
それはつまり、生理的に無理なことに対する、いい意味でのあきらめができたということでしょう。
キスができる女子かどうか、女子のほうはキスができる男子であるかどうか。
このごくシンプルな基準にとことんこだわってみると、意外と恋愛のチャンスはあなたのまわりにたくさん転がっているという事実を知るでしょう。
生理的に絶対に受け付けない……そんな人たちばかりに囲まれて暮らしている人は意外と少ないものです。
もし生理的にイヤな人ばかりがまわりにいるという女子がいるとすれば、どこか別の場所で暮らしたほうがいい。転職をするとか、引っ越しをするとか……。
世界はあなたが思っているよりも、ずいぶんと広いものです。