男性と女性とでは、恋の仕方・進め方がちょっと違います。また、『男性脳』『女性脳』と言われるように、考え方や価値観もだいぶ違うんですね。
そのため、片想いをする時も「自分だったら、こんなアプローチされると嬉しい。だから、彼にも同じことをしよう」という発想はしない方が良さそうです。男性が何をどう感じて、嬉しいと思うかのポイントをちゃんと抑えていなければ、ハズレてしまう可能性が高いといえます。
では、ハズレなく、効率よく片想いを成就させるにはどうすればいいのか? ポイントを絞ってみていきたいと思います。
男性は「このコ、俺のことが好きなんだな」と気づいた時点で、その女性を下に見る傾向があるんだそうです。また、そもそも特別な好意を抱いていない女性から好かれているとわかれば、男性は真剣に恋の可能性を模索しないうちに「避けたい」と思うようになります。そのため、女性が片想いをする場合、相手に好きと気づかれると不利な立場を取ることになり、両想いになりにくくなってしまうのです。
片想いを成就させたいと思うなら、恋心を知られないようにすることが大事です。また、そうしたスタンスを基本として、どうアプローチするかが恋の行方を決めるでしょう。
これはつまり、「相手に追いかけさせる、誘わせるようにする」という意味なんですが、駆け引きを苦手とする人にとっては、なかなかハードルが高いと思います。なので、結果的に近づきすぎないというところで心掛けるべきポイントを挙げると、一足飛びに恋人になろうとは考えず、まず『何でも話せる友達』を目指すのが良さそうです。
「とりあえず友達になれればいい」と思えば、不自然に彼へ近づこうとはしませんし、片想いをしていることを悟られにくくなります。
また、自分がどうすれば彼の恋人になれるかは、何でも話せる友達になってから具体的に策を練れば良い話。アプローチの方向性は結局のところ、彼とどういう感じで仲良くなれるかで決まると考えた方が良いのです。
好きになり始めた時は特に、多くを求めず、あえて控えめに振る舞うのが賢明でしょう。
焦らないことは、恋や結婚を進める上で大事ですが、片想いを成就させるには特に重要だといえます。
たとえば、男性が「俺って、自分からは好きと言えないタイプなんだよね」「ボク、いわゆる草食系なんですよ」などと言っても、「じゃあ、ワタシから攻めなければ!」と焦ってはいけません。アプローチは自分からある程度したとしても、交際を決める決定的な言葉は、男性からしてもらうべきです。
そして、あからさまにガツガツと攻めの姿勢を取れば、男性に恋心がバレますので、焦りは禁物。たとえ真剣に好かれているとしても、必死な姿をさらけ出されると男性は引いてしまいます。あるいは、肉体関係だけ持って、真面目にお付き合いすることはないかもしれません。
たとえるなら白鳥のごとく、水面下では死に物狂いに努力しても、水面上では媚びを売ったりしないで、品良く余裕のある振る舞いを見せましょう。
慎重に関係を進めてイイ感じになれても、まだ彼の恋人になれたわけじゃありません。曖昧な状態で彼が女友達と二人きりで飲みに行っても、誰かと怪しい噂を立てられても、彼女を気取って怒ったりはしないことです。胸の奥は嵐が吹き荒れて乱れ切っているとしても、見て見ぬふりをするか、普段以上に距離を置くかすると良いでしょう。
男性は『勝手に彼女ヅラをする女性』を嫌います。男性本人がハッキリ認めたわけでもないのに恋人同士を決めつけて、一方的に勘違いして怒ったり、文句を言ってきたりする女性とは付き合いたいとは思いません。それどころか、友達としても仲良くしたいとは思えないはず。
片想いが成就する一歩手前まで進んだ時ほど、注意が必要です。安心して彼の口から「恋人になろう」という言葉が聞けるまでは、上手に感情をコントロールして、変にでしゃばらないようにしましょう。
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