街コンってどんな感じ?基本的な流れやメリット・デメリットについて解説

街コンは、婚活の手段のひとつですが、マッチングアプリや結婚相談所などを利用する場合との違いをご存じでしょうか?近年は男女ともに気軽に参加できるとあって、若い世代でも街コンに参加するケースが増えてきています。

ただ、街コンに興味はあっても、どんな雰囲気なのか、どのようなイベントなのかがよくわからず不安に感じている方もいるかもしれません。
そこで今回は、街コンの種類や当日の流れ、メリット・デメリットなどについてご紹介します。

街コンはどんな感じ?

まずは、街コンの基本情報を簡単にご紹介します。

・イベント内容:街ぐるみで開催される合コン
・種類:恋活・婚活目的や趣味コン・年齢限定・職業限定などの種類がある
・料金相場:男性約4,000円~1万円・女性500円~5,000円

街コンとは、「街ぐるみで開催する合コン」を略した言葉で、飲食店やアミューズメントパークなどの施設を利用して男女が交流するイベントとなっています。

一般的なものでは、駅前や人が集まりやすい飲食店を貸し切り状態にして開催されることが多いですが、最近では水族館や遊園地、公園など、様々な場所で開催されるようになりました。

街コンってどんなイベント?

街コンには、着席型・立食型・イベント型・おひとり様歓迎型など4つの種類があります。着席型は上述したように指定された席で2人~5人の異性とゆっくり話せるイベントです。

男性3人のペアが席に座り、女性3人のペアがその向かい側に座る形で、人数を合わせて着席します。

一定の時間が経過すると席替えとなり、別の異性と話すことができます。立食型は、着席型とは違い立ったまま自由に移動できるブッフェスタイルの街コンです。

主催者がイベントの進行を行いますが、基本的には気になった異性に直接話しかけて交流することになります。

イベント型は、スポーツ体験・料理体験・ゲーム体験・手作り体験といったように様々な体験型のイベントを通じて異性との出会いを楽しむ街コンです。

おひとり様歓迎型は、その名の通り1人でも参加OKの街コンです。
一般的な街コンは同性2人1組となって参加するイベントが多いので、1人で参加するのが難しいケースもあります。

街コンの種類

街コンは、街で開催される婚活パーティーをイメージしている方も多いかもしれません。
しかし、実際には結婚までは考えておらず、恋人が欲しいと思って参加する恋活目的や友人作りを目的とした方も多いです。

街コンには、趣味コンや年齢限定、職業限定といったように、いくつかの種類があります。
趣味コンは共通の趣味を持った人同士が出会えるイベントで、スポーツを楽しんだり、料理やゲームを楽しんだりといった体験型のイベントとなっています。

年齢限定街コンは、出会いの確率を上げるために年齢制限を行った街コンのことです。

同世代との出会いを求めている方に適したイベントで、20代限定・30代限定・40代限定といったように年代に絞ったものになっています。

職業限定の街コンは、医師や弁護士、経営者、公務員、大企業勤務などの高収入の職業を求めるイベントや、IT企業や金融、クリエイターなど特定の業種に限定したイベントを言います。

街コンの料金相場

街コンの料金相場

料金相場は、男女別でみると男性が約4,000円~1万円、女性が500円~5,000円となっています。これだけの料金の差があるのは、食事付きや体験型のイベントなど、街コンで実施する種類によって食事代やチケット代の有無が異なってくるからです。

料金が高い街コンでは、ディナーの食事代や体験イベント代、チケット代などがそこに含まれる形になります。
ただ、同じ内容の街コンであっても、男女では男性の方が料金は高い傾向にあります。

これは、男性の方が女性よりも平均年収が高いことが理由です。
また、恋活や婚活に真剣な人が参加するイベントでは、真剣度の高い男性のみを集めるために男性の料金を高くしているケースもあります。

街コンにはどんな人が参加しているの?

一般的な街コンであれば、参加者はだいたい20人前後の小規模なものになることが多いですが、規模の大きなものでは、200人以上の参加者になることもあります。
参加者の特徴としては、以下のようになっています。

・年齢層:20代~30代が中心(40代以上の街コンもあり)
・職業:男性は公務員・医療従事者・IT関連・エンジニアが多く、女性は介護士・看護師・保育士・美容師が多い傾向があるが、男女ともに会社員が大半
・目的:恋人探し・結婚相手探し・友人作り・趣味仲間作りなど

 

年齢層と男女比

イベント内容や年齢制限の有無にもよりますが、街コン参加者の年齢層は20代~30代が中心となっています。
これは、気軽に恋人探しがしたい若年層をターゲットにした街コンが多いことが理由です。

20代限定や30代限定と記載されていることもあれば、25歳~34歳限定といったように細かく年齢制限されている場合もあります。

しかし、中には40代や50代を対象にした街コンもあるため、イベントによって年齢層は変わってきます。
男女比の割合では、1対1を目指したものが多いですが、実際には直前のキャンセルでやむを得ず男女比に偏りがみられるケースも少なくありません。

その場合は、基本的に男性の方が女性よりも参加者が多くなる傾向にあり、年代によっては6:4となる場合もあります。また、募集時に人数調整をしていないイベントの場合、男女比に偏りが出る可能性が高いです。

参加者の職業

街コンの参加者の職業は、男女で違いがあります。
大半は会社員ですが、男性は公務員や医療従事者、IT関連、エンジニアなどが多い傾向にあります。

女性の場合も会社員が大半ですが、介護士・看護師・保育士・美容師といった職業の方も多い傾向にあります。
これは、労働環境やライフスタイルが影響し、出会いが少ないことが大きな理由です。

仕事とプライベートのワークライフバランスが取りにくいことから、積極的に出会いを求める傾向があるのです。

街コンによっては特定の職業に限定したイベントも開催されています。
ごく普通の会社員ではなく、公務員や医療従事者など、安定した収入がある異性と出会いたいと思っている方は、職業限定の街コンに参加してみましょう。

参加目的

実際に街コンに参加している方の目的は、恋人探しや結婚相手探し、友人作りなどが挙げられます。
街コンは、結婚相談所やマッチングアプリよりも気軽に参加しやすいといった特徴から、恋人探しを目的に参加される方が多くなっています。

特に20代の若い年代の場合、婚活よりも恋活を目的に参加される方が多いです。

30代や40代になってくると、恋活よりも婚活目的に参加する傾向が高くなります。
また、中には性別に関係なく人脈を広げたい方や、友人作りがしたい方、共通の趣味を持った人との出会いを求めている方もいます。

街コンは、テーマやイベント内容が明確になっているものが多いため、毎回新しい出会いができる点も魅力です。

恋活・婚活・友人作りなど、目的は人それぞれではありますが、理想の出会いを求めているなら、自分と同じ目的で参加している相手を見つけることが大切です。

街コンの当日の流れ

街コン当日は、以下のように進行していきます。

1.受付をする
2.プロフィールカードの記入
3.スタッフの指示に従い着席
4.テーブルに座った異性と会話を楽しむ(トークタイム)
5.席替えをして4に戻る(数回繰り返す)
6.終了

上記は、着席型の街コンの当日の流れを記載しています。
街コン終了の後、二次会が開催されるケースもあります。

受付から開始まで

街コンは、開始時間の5分~15分前には受付を開始します。
受付では、氏名や生年月日など本人確認ができるものを提示する必要があるので、運転免許証や健康保険証などを持参しましょう。

特に街コンは参加条件が厳しくなっている場合もあるので、条件を満たしていないと判断されると参加が認められない可能性もあるため、事前によく確認しておくことが大切です。街コンによっては、プロフィールカードの記入が必要な場合があります。

プロフィールカードには、氏名・生年月日・趣味・異性のタイプなどを記入します。
すべてを記入する必要はありませんが、トークタイムの際の話題作りにもなるので、できる限り記入しましょう。

その後、スタッフの指示に従って席や指定場所に案内されます。

自己紹介タイム

スタッフの説明が終わると、いよいよ街コンがスタートします。
トークタイムになると、まずは同じテーブルに座っているメンバーの自己紹介に入ります。

トークタイムの時間は10分~20分程度なので、自己紹介は1分以内に済ませるようにしましょう。
自己紹介では、年齢や職業・出身地・趣味・好きなもの・休日の過ごし方などの自身の情報から3つ程度のネタを決めておくとスムーズです。

映画鑑賞が趣味と伝える場合、ただ「趣味は映画鑑賞です」と伝えるよりも、「映画が好きで、最近も○○を観てきました」と具体的に話すことでその後の話に発展しやすくなります。

ただ、あまりにも多く話してしまうと、トークタイムの時間が少なくなるため注意が必要です。
自己紹介をした後は、「気軽に○○と呼んでください」「友人からは○○と呼ばれています」などと呼び名を添えると親しみやすさが増して距離感も縮まります。

席替えとフリータイム

席替えとフリータイム

トークタイムが開始してから一定の時間が経過すると、スタッフから席替えの案内をされます。
街コンによっては、席替えの5分前にアナウンスしてくれますが、席替えの時間になったタイミングでのアナウンスになることもあるでしょう。

連絡先を交換しておきたい場合は、席替えの前に済ませておくと安心です。
席替えの前に、連絡先交換タイムとなる場合もあるので、会話が盛り上がった相手や気になる相手がいる場合は、この時間に連絡先を交換しておきましょう。

街コンでは、フリータイムという時間も設けられています。
フリータイムは、参加者が自由に席を移動して気になった相手や複数の異性との交流を楽しむために設けられた時間です。

自己紹介で気になった相手はもちろん、まだ同じ席になっていない異性との会話を楽しむのもおすすめです。
声をかけられた場合は、選んでくれてありがとうと感謝の気持ちを伝えると好印象です。

街コンのメリット

街コンのメリットは、以下の通りです。

・多くの異性と出会える
・自由に交流できる
・気軽に参加できる
・共通の趣味を持つ相手と出会える

特に一度に多くの異性と出会える点と、自然な雰囲気の中で交流できるという点は、街コンの最大の魅力です。

一度にたくさんの異性と出会える

街コンは多くの人数が参加するため、一度の参加であってもたくさんの異性と出会うことができます。
着席型なら定期的に席替えの時間があり多くの異性と交流ができますし、立食型なら自由に移動しながら気になる異性と関わることもできます。

トークタイムでは、ほぼ強制的に会話をするので、誰とも交流しないことはまずありません。
着席型の場合、数十分おきに席替えをするので多くの異性と関わる中で気になる相手を見つけたいと思っている方にとっては、非常に効率的でもあります。

一度に数十人の異性と出会える分、仕事柄出会いがないという方でも、普段交流を持たないタイプの異性と出会える可能性が高いでしょう。

趣味コンでゲーム好きや旅行好きなどの特定テーマがある場合は、趣味が合わない相手と出会う可能性も低くなります。

自然な雰囲気で会話できる

街コンの多くは、コース料理やブッフェスタイルの食事とともに、アルコールやソフトドリンクの飲み放題付きで楽しむことができます。
食事したりアルコールを飲んだりする中でトークタイムに入るので、自然体で異性と交流できる点も大きな魅力です。

アルコールが入っていない状態で会話する場合、初対面の異性だと緊張してしまう方も多いでしょう。
しかし、飲食を楽しみながら自然に会話できる環境は、街コンならではの特徴でもあります。

食事のメニューや注文したアルコールなどが会話のネタになる場合もあります。
街コンはルールが少なく、婚活イベントの中でもカジュアルに参加できるので、和やかな雰囲気の中で交流できるでしょう。

街コンのデメリット

街コンのデメリットは、以下の通りです。

・積極的に話しかける必要がある
・時間に制限がある
・ライバルが多い場合がある
・費用がかかる

街コンは限られた時間の中で異性と交流するため、積極的に話しかけなければ距離を縮めることが難しい場合があります。

積極性が求められる

積極性が求められる

街コンでは、スタッフが席替えやフリータイムのアナウンスをしてくれますが、実際に会話するのは自分自身で行う必要があります。

人見知りだったり、自分から話したりするのが苦手な方にとっては、初対面の異性に積極的に話しかけなければならない環境が苦痛に感じる場合があります。

知らない人ばかりの環境で話すのに疲れてしまう方は、街コンが出会いの場に適していないかもしれません。
中には男女関係なく仕切ってくれるタイプもいますが、会話を盛り上げるのはもちろん、気になった相手と連絡先を交換するには自発的に行う必要があることを知っておきましょう。

どんなに受け身になりがちな方でも、「連絡先を聞いてもいいですか?」の一言が言えるかどうかがポイントになります。

時間が限られている

イベント内容にもよりますが、街コンは着席型でも立食型でも時間が限られています。
着席型の場合、同じテーブルに座ったメンバーと話せる時間は10分~20分程度で、その後は席替えをして別のメンバーと交流することになります。

長くても20分となると、自己紹介を短くしても異性と会話できる時間は少なく感じてしまうでしょう。
フリータイムで気になった異性と交流するチャンスはあるので、そのタイミングで深い交流を持つことはできます。
しかし、ライバルが多ければ必ずしも再度交流できる訳ではないので、気になった相手を見つけたとしても関係を構築するのが困難な場合もあります。

また、立食型の場合は自由に移動できる反面、気になる相手がいても他の異性と交流していて話しかけられないケースも少なくありません。

気軽に参加できる街コンで理想の恋人を見つけよう!

今回は、街コンの種類や当日の流れ、メリット・デメリットなどについてご紹介しました。
街コンは、恋活や婚活を目的にした方はもちろん、共通する趣味を持つ友人探しとしても利用される出会いの場となっています。

結婚相談所やマッチングアプリで真剣に結婚相手を探している男女に比べると、カジュアルで気軽に出会えることが特徴です。

たくさんの異性と交流する中で理想の相手や友人を見つけたいと思っている方は、街コンの参加を検討してみてはいかがでしょうか?

よくある質問

街コンでNGな話題は?

年齢や過去の恋愛経験など、デリカシーがないと思われる内容の話題は避けましょう。
自宅の場所や勤務地などのプライベート情報を聞き出そうとするのもNGです。

婚活パーティーでヤリモクの見分け方は?

初対面なのに外見を過剰に褒めてくる・性的な話題を出してくる・夜にしか会ってくれない・お酒を飲ませたがるなどの特徴がみられる場合は、ヤリモクの可能性があるため注意が必要です。

街コンとマッチングアプリどっちが良いですか?

自分の性格やどのような出会いを求めているかによって変わってきます。
街コンは、気軽に出会いたい方向け、マッチングアプリは自分のペースで効率良く出会いたい方向けとなっています。

Written by 早紀

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