20代と若くても社会人になると仕事が忙しく、出会いも減ってしまうものです。しかし、20代でも街コンに参加することで、色んな人と出会うことができ、自分に合う人と巡り会える可能性もあります。中には「20代で街コンに参加すると浮くのでは?」と不安になる方もいるでしょう。
そこで今回は、20代で街コンに参加すると浮いてしまうのか、その実態と20代に街コンがおすすめの理由、さらに攻略法まで詳しく解説します。20代で街コンに初めて参加しようと検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
20代が街コンへ参加する際に、「浮くのではないか?」と不安に感じてしまう要因として、以下の2つが挙げられます。
・年齢層によるミスマッチ
・参加目的のミスマッチ
20代が抱えやすい不安の要因となる部分について、詳しく説明していきましょう。
街コンは各イベントによって年齢制限や推奨年齢が設けられているものの、基本的にはお酒が飲める20歳以上から50代まで、幅広い年齢層が参加できます。特に20代~30代の参加者が多くみられます。
また、イベントの推奨年齢も20代~30代が多いため、20代なら自分に合った街コンを、年齢を問わず選ぶことができるでしょう。少し古いデータになりますが、株式会社リンクバルが2013年に実施した街コンについてのアンケート調査によると、男性は25~29歳が38.8%で最も多く、次いで30~34歳の34.5%となっており、25~34歳までで全体の約74%以上を占めていることがわかります。
女性も25~29歳が46.3%で最も多く、次いで30~34歳が32.1%となっており、25~34歳で全体の約78%以上を占めています。
そのため、「街コンに参加する20代が自分だけで、年齢層が合わないかもしれない」という不安は解消できるでしょう。
そもそも街コンでは年齢設定がされているため、例えば同年代(20代)で出会いを求めたいという場合は、20代限定の街コンに参加することで年齢の不安も解消されます。
参考文献:株式会社リンクバル「20代~40代の街コン参加者の意識調査」
20代で街コンに参加しようと考える人の中には、「他の人と参加目的が違っていて、相性は良くても方向性が違ったらどうしよう…」と感じる人もいます。
街コンの参加目的は年齢に限らず人によって異なりますが、中には恋活・婚活以外に、友達作りを目的に参加している人もいます。
・恋活
恋活の場合、結婚までは考えておらず、恋人を作る目的で街コンに参加しています。
1人だけで参加するケースもありますが、同性の友達と一緒に参加することも多いです。
・婚活
婚活の場合、恋愛よりも将来のことを考えて真剣にパートナー探しを行っている場合が多いです。
街コンではあらかじめ年齢や職業、趣味などで参加条件が絞られていることから、理想的な相手を探すのに役立ちます。
また、一度に多くの異性と出会えるため、婚活目的で街コンに参加している人もいるのです。
・友達作り
異性・同性に関係なく、「とにかく人脈を広げたい」「同じ趣味を持つ人とつながりたい」という思いから、街コンに参加している人もいます。
友達作りを目的にしている人は、恋愛や結婚相手を探しているわけではないので、他の人と目的が異なっているとミスマッチが起きやすくなります。
友達作りを目的に街コンへ参加したい人は、最初から友達作りを目的でも参加しやすい「趣味コン」などを選ぶと良いでしょう。
20代で街コンに参加すると、様々なメリットが得られます。
・出会いが多い
・参加できるイベントが豊富
・気軽に参加しやすい
これらのメリットについて、解説していきましょう。
20代が街コンに参加するメリットとして、まず挙げられるのが「出会いの多さ」です。イベントにもよりますが、基本的に街コンの参加者は数十人から100人以上集まる場合があります。
婚活パーティーなどでも100人規模の大規模パーティーが開催される場合もありますが、ほとんどが10人~25人程度のものなので、一度に出会える人の数は街コンの方が多いと言えます。
すべての人と話すことは難しいものの、気になった人に対して積極的に会話をしていけば、気の合う異性と出会える確率も高まるでしょう。街コンでの出会いの多さは、気軽に参加しやすいことも影響しています。
婚活パーティーやお見合いパーティーなどは、恋活を目的にしている人にとって参加するハードルが高くなってしまいます。しかし、街コンなら恋活や婚活に関わらず、誰でも気軽に参加できることから、参加者数も増えて出会いの数も増えるのです。
街コンというと会場で出会った人とお酒や食事を楽しみながら、気の合う人を探すというイメージを持つ人もいますが、近年の街コンではイベント内容が多彩になっており、自分に合ったイベントに参加することもできます。
例えば趣味コンや料理コン、スポーツコンなどがあります。
・趣味コン
共通する趣味を持つ同士が集まる趣味コンは、初対面であっても会話が盛り上がりやすいというメリットがあります。
例えばマンガやアニメ、ゲームなどのサブカル系から食べ歩き系、動物系など、その種類は多岐にわたります。
・料理コン
料理コンは、一緒に料理を作りながらコミュニケーションがとれる街コンです。
料理をする姿から、会話だけでは見えてこない気遣いやリーダーシップなどを知ることができます。
・スポーツコン
スポーツコンは、スポーツ好きが集まる街コンです。
例えばジョギングや登山・ハイキング、ゴルフなどは、スポーツ系の中でも人気があります。
中には自分がするのではなく、プロの試合を一緒に観戦するという街コンもあります。
20代前半と後半では、街コン参加者の特徴や求める相手などが違っています。
【20代前半の傾向】
・男性は新社会人、女性は大学生や専門学生が参加していることが多い
・2人以上で参加している傾向にある
・真剣交際を求めておらず、フランクに参加している人が多い
【20代後半の傾向】
・20代後半~30代前半が申し込めるイベントに参加する傾向がある
・一人暮らしで自立している人が多い
・女性は特に結婚を意識し始めて相手を探す傾向にある
それぞれの街コンへの参加傾向の違いについて、詳しく解説していきましょう。
20代前半で街コンに参加している人は、男性だと新社会人、女性だと大学生や専門学生で参加している人が多く見られます。女性は学生も多いことから、料金は他の街コンと比べてもかなりお得に設定されている場合が多いです。
また、友達や同僚、先輩・後輩同士など、2人以上で街コンに参加している傾向にあります。20代前半で街コンに参加している人は男女共に年齢層が若いこともあって、基本的に真剣交際を求めていない人が多いです。結婚を意識するような年齢ではなく、彼氏・彼女をつくるため、または将来のパートナーを探すために本気で街コンに参加しているわけではありません。
運命の相手と出会えれば良いものの、異性・同性関係なく友達を増やす感覚で街コンに参加する人もいれば、恋人と別れてしまった直後で寂しい気持ちを紛らわすために参加している人もいるのです。なお、20代前半が参加できる街コンは人気が高いこともあり、すぐに定員に達してしまう場合もあることから、参加したい場合は早めに申し込むようにしましょう。
20代後半で街コンに参加している人は、20代限定の街コンよりも20代後半~30代前半が申し込めるイベントに参加する傾向があります。これは、20代限定のイベントだと20代前半が集まりやすく、自分が最年長になる可能性が高いためです。そのため、自分が最年長にならないように30代前半も参加できる街コンに申し込みます。
20代後半ともなると数年社会人を経験してきていることから、自立している人が多い傾向にあります。20代前半は金銭的な問題から実家暮らしをしている人も多いですが、20代後半になると一人暮らしをしている人が多いです。街コンで良い人と巡り会えた場合、外でデートを楽しむこともできますが、一人暮らしなら仕事終わりに家まで会いに行ったり、休日はおうちデートでまったり過ごしたりすることもできるでしょう。
また、20代後半になると男女共に結婚を意識して、相手探しをするケースも増えてきます。特に女性は結婚の適齢期ということもあり、30代になる前に結婚しようと真剣に相手探しを始める人もいます。
20代が街コンで成功するポイントを服装・イベント選び・当日の振る舞いで箇条書きで説明してください。
20代が街コンで成功するには、どんなことに気を付ければ良いのでしょうか?
ここで、20代が街コンで浮かないためのコツや、当日の振る舞い方について紹介しましょう。
【浮かないためのコツ】
・清潔感を重視して服を選ぶ
・複数人で参加、または1人参加限定のイベントに申し込む
【当日の振る舞い方】
・明るく笑顔で挨拶をする
・真面目過ぎず、ふざけすぎない会話を心がける
・適度な距離感を保つ
街コンで20代が浮かないコツとしては、まず服装選びが重要になってきます。参加するイベントによって適した服装は違ってくるものの、一般的な会食系の街コンの場合、清潔感を重視することがポイントです。
例えば男性であればシンプルなジャケットスタイルがおすすめです。開催が秋冬になる場合は、オーバーサイズで若干ゆるさのあるニット・セーターなどを着用し、セットアップと合わせてまとめてみるのも良いでしょう。女性もシンプルな服装が好まれますが、パンツよりもスカートやワンピースなど、女性らしさをアピールできる服装がおすすめです。
上は柔らかい素材のブラウスを合わせて、きれいめスタイルに整えてみましょう。なお、お気に入りであってもブランドバッグを持っていくのは控えた方が良いです。ブランドバッグを持っていくと、「この女性はお金がかかりそう」と思われてしまう可能性があります。
服装以外にも20代が街コンで浮かないコツとして、1人ではなく複数人で参加してみる方法もあります。街コンは婚活パーティーなどと比べて気軽に参加できるというメリットがあるため、友達や同僚などを誘って参加してみましょう。1人で参加したい場合は、1人参加限定のイベントに申し込むと、他の人も1人なので浮くことがありません。
20代で初めて街コンに参加するとなると、緊張してしまう人も多いでしょう。しかし、それは自分だけではなく相手も同様に、緊張しているはずです。
そのため、相手の緊張をほぐせるような、楽しい話題を提供することが重要となっています。
話題を提供するためにも、まずは明るく笑顔で挨拶をすることがポイントです。緊張していると、うまく挨拶ができなかったり俯きがちになったりする場合もあるため、注意しましょう。街コン当日にする会話の内容としては、20代なのであまり真面目過ぎる話をしなくても良いでしょう。
例えば結婚などの先を見据えた話や相手に一歩踏み込むような話をするよりも、気軽で楽しめる話題の方が好印象につながりやすいです。ただし、軽いノリで行き過ぎてしまうと、「軽い人」「遊び目的かも」と思われてしまう可能性があります。ノリの良さを見せることも大切ですが、節度も守りつつ会話を楽しめるようにしましょう。
めの理由、さらに攻略法まで解説してきました。街コンは他の婚活サービス・イベントに比べて、20代でも気軽に参加しやすいのが特徴です。
街コンをきっかけに気の合う友達ができたり、運命の相手と巡り会えたりする場合もあるでしょう。最近出会いがなくて寂しいという方は、ぜひ街コンに参加してみてください。
街コンに参加する人の年齢層は20代から50代と幅広いですが、その中でも特に20代後半から30代前半が参加する人が多くなる傾向にあります。
この時期は男女を問わず結婚を意識し始めるタイミングであり、相手探しのために街コンを利用するケースが多いです。
Written by 早紀