香りは印象を大きく左右します。自分では良い匂いだと思っていても、相手にとっては不快な匂いというのはあること。一般的に「良い匂い」と言われる匂いでも、人によっては苦手に感じることがあります。
ここでは特に「苦手」と感じやすい女性の匂いについてご紹介します。
甘い香りは可愛らしさを感じさせますが、あまりにも甘ったるい匂いは、苦手な男性が多いようです。
代表的なのが、バニラ、ココナッツ、キャラメルなどのフレーバーの香水や芳香剤。
スイーツだととてもいい匂いなのですが、香水や芳香剤になると匂いが重く、クドイと感じてしまうようです。
「苦手だ」と感じる男性が特に多いのが、香水をつけすぎているかのような強すぎる匂いです。
すれ違っただけででも、きつい香りが鼻に残るとか、密室でむせるほど匂うなど、下手すれば体調を崩すほどの強い匂いは、大不評。どんなに高級な香りでも、避けられるようになってしまうでしょう。
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女性に大人気のフローラル系の匂いですが、意外にも男性には苦手だという方が多いそうです。
「おばさんっぽい」、「トイレの芳香剤の匂い」など、フローラル系の匂いにネガティブな印象を持っているよう。「匂いを嗅ぐと鼻がムズムズする」などのアレルギー症状のようなものが出てしまう人もいるようです。
最近は柔軟剤の種類が豊富で、香りにこだわる人のために、一般的な柔軟剤よりも数倍の高値で発売されている高級柔軟剤が多く発売されています。
コスメブランドからも、洗濯洗剤や柔軟剤が発売されており、好きな人には選択肢が広がりました。
ただ一方で、高級な洗剤や柔軟剤の匂いが苦痛だと感じている人も多くいるようです。
なぜかというと、匂いにこだわっているだけあり、香りが濃すぎたり、長く残ったりするものが多いから。「好きな匂いだから」とたくさん使いすぎてしまうこともありますよね。
使い方に工夫が必要かもしれませんね。
タバコやアルコールの匂いは、男女ともに苦手な人が多いですよね。
特にタバコは不潔さを連想させてしまうので、苦手というよりも、嫌悪感を抱いてしまうようです。
アルコールの匂いは、お互いにお酒を飲んでいるときは気になりませんが、相手がお酒を飲んでいて自分がシラフの場合、特に気になるようです。
シャンプー、リンス、トリートメント、ヘアオイル、香水、化粧品、柔軟剤など、女性はいろいろな匂いがするものをまとっています。
1つ1つの匂いはそれほど強いものではないので、普通なら周りに不快な思いをさせない程度です。
しかし匂いにこだわりを持つ人は、一つ一つのアイテムの匂い選びにも非常にこだわりを持っていて、それぞれの匂いが強い場合も多く、それらが全部ミックスされると強烈な匂いになります。
匂いにこだわっているはずなのに、結局男性からは不評となってしまうのです。
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これには脳と嗅覚の仕組みが関係しています。匂いは鼻で感じているようですが、実は脳で感じています。
匂いが重なると、脳には多くの情報が送られるために混乱し、それが違和感となります。例えば、柔軟剤と香水の匂いが混ざると、一つ一つはすごく良い臭いでもクドイと感じてしまいますよね。これは、拒否反応として「苦手」とか「不快」だと感じさせているのです。
匂い同士が混ざることで別の匂いになってしまうこともあります。それぞれが空気中で反応して、化学的に別の匂いになり、組み合わせ次第で不快な匂いになることがあるのです。
香りが濃くなると頭が痛くなったり、酔ったような感じになったりすることがありますが、これは脳が過敏に反応しすぎているサイン。匂いによって脳が疲れているのです。
好きな香りだからといってつけすぎは良くありません。あくまでも自然に香る程度に調整しましょう。
パートナーや家族など身近な人にチェックしてもらうのもいいかもしれませんね。
どんなに良い匂いをまとっていても、自分自身から不潔な臭いがすれば、せっかくの良い匂いも台無しです。
夏だけではなく、秋や冬もたくさんの汗をかいているので、汗をかきやすい部分はしっかり洗い、臭いやすい頭皮や背中など皮脂腺の多い部分は特に、入念にきれいにしましょうね。
メイクやファッションなど見た目の印象はもちろん大切ですが、最も記憶に残るのは匂いです。
いい匂いも強すぎてはダメなので、ほどよく自然に香る心地の良い匂いを目指してくださいね。
いい匂いがいい出会いを引き寄せるかもしれませんよ。
Written by さあや