社会生活をしていると、必ずプライドが高くて面倒な人って存在しますよね。プライベートならば避けることもできますが、仕事となると難しいのが現実です。特に、プライドが高いおじさんと接する機会が多い人にとっては、どのように関わったらいいのか悩みの種になっているかもしれません。
この記事では、プライドが高いおじさんの特徴や適切な接し方について解説していきます。
プライドが高いおじさんには、さまざまなタイプの人がいます。しかし、彼らにはいくつかの共通点があるのをご存じでしょうか。以下に、その特徴をお伝えします。
まず1つ目は、虚勢を張って自分を守ることが挙げられます。プライドが高いおじさんは、会社ではある程度の地位にいたり、それまでの功績があったりするケースが多いです。
一方で、自分自身がこれまで積み重ねてきた経験や実績を否定されることを、極端に恐れている傾向があります。そのため、虚勢を張って自分を否定されない状況を作り出し、自分を守っていると言えるのです。
2つ目は、自信過剰で協調性がないという点が挙げられます。プライドが高いおじさんは、自分の経験や実績に自信を持っています。しかし、時には相手に対して自分の意見が常に正しいという姿勢に映ってしまう場合があり、少々自信過剰に見えるでしょう。
また、自分の価値観や実績を信じて疑わないので、人と協力して何かをすることが苦手な傾向があります。そのため、周囲から見ると協調性がなく、勝手な印象を持たれやすいのです。
そして3つ目は、承認欲求が強いということが挙げられます。プライドが高いおじさんは、自信過剰な側面がありながらも、他人からの評価を気にする特徴もあります。たとえば、「すごいですね」「さすがです」などの言葉を言われることで、自分の自信を保っているのです。
そのため、否定されるようなシーンがあると自分の正しさを認めさせようと、反撃に出る場合も少なくありません。
プライドが高いおじさんは、自分のやり方や考え方に誇りを持っているため、その価値観に合わない人に対しては、高飛車な態度になる傾向があります。特に、年下に対しては、たとえ相手の意見が正しかったとしても決して曲げようとしません。
その結果、同じ職場にプライドが高いおじさんがいると、仕事がやりづらいだけでなく、厄介で面倒な存在になってしまうのです。
最後に、プライドが高い面倒なおじさんとの適切な接し方についてお話ししましょう。職場にプライドが高い面倒なおじさんがいてもまったく関わらないのは難しいため、ベストな接し方を覚えておくことをおすすめします。
まず1つ目は、否定しないという点です。プライドが高いおじさんは、自信過剰である一方で自分が積み上げてきた実績ややり方を、否定されるのを極端に嫌います。そのため、相手が一方的に何かを言ってきても、その場で否定することは避けましょう。
一通り相手の言い分を聞いたうえで、意見が異なる場合は否定ではなく、「そのような考え方もあるのですね」というような方向性で応対してください。
2つ目は、売り言葉に買い言葉にならないように注意してください。プライドが高いおじさんと話していると、どうしても指摘したくなる場面が出てくると思います。しかし、こちらが反発や喧嘩腰で言い返そうとすると、相手はさらに聞く耳を持たなくなってしまいます。
相手が興奮気味に攻撃的な言葉を言ってきても、同じように言い返しはせずに、冷静に接することが大切です。
そして3つ目は、適度に褒めることを意識しましょう。プライドが高い面倒なおじさんは、自分自身が面倒な存在になっているという自覚がないため、一生懸命やっているのに認められない状況にモヤモヤしているケースが多いです。そのため、こちらから相手の意見にも耳を傾けて理解する姿勢を見せれば、物事がスムーズに進む可能性が高くなります。
特に、相手の意見によって仕事がはかどったときなどは、その都度褒めて感謝の気持ちを伝えれば、良好な関係性を保つことができます。
どこの職場でも、プライドが高いおじさんや面倒な存在が1人はいるものですよね。避けて通ることができれば一番いいのですが、社会人になると嫌でも面倒な人とも付き合わなければなりません。
プライドが高いおじさんと上手に付き合うためには、同じ土俵に乗らず適度にスルーしつつ、相手の機嫌を損ねない適切な接し方を覚えておく必要があります。身近に、プライドが高いおじさんや面倒な人がいる場合は、ぜひ参考にしてみてください。
Written by 久木田(くきた)みすづ