「男ってどうしてそうなの⁉」
「どうして浮気するの⁉」
「どうしてそこまで性欲優先なわけ⁉」
「どうして「好き」って言ってくれないの⁉」
「どうしてそんなに子どもっぽいの⁉」
今回は、女性のそんな疑問にお答えするために、男の本音を暴露します。
さっそく、「女性には理解できない5つの男性心理」を解説していきます。
性欲に駆られたときの男性の気持ちこそ、「女性には理解できない男性心理」の代表格でしょう。
男性の性欲には、強い焦燥感が伴いがちです。素敵な女性に誘惑されているにも関わらず、あるいはいい関係になれそうであるにも関わらず、それを断るのには、かなりの自制心が必要です。
たとえるなら、めちゃくちゃお腹が空いているときに、めちゃくちゃおいしそうな一杯のラーメンを差し出されたような気持ちです。
お腹が空いて背と腹がくっつきそうな状態で、果たしてそのラーメンを食べることを拒否できるでしょうか?
それをするには、かなりの強い意思が必要です。
ちなみに、筆者は男性の性欲による失敗を正当化するつもりはこれっぽっちもありません。むしろ、性欲に伴うリスクやコストなど初めからわかっているわけですから、欲求のコントロールを怠った男性は思慮が浅いとしか思わないのです。
ただ、同じ男性として、抑えがたい性欲の焦燥感はとてもよくわかります。
彼女や奥さんに「好き」や「愛してる」など、愛を表現する言葉が言えない男性はめっっっちゃ多いです。
「どうして愛情表現をしないの?」と訊くと、大半の男性は「恥ずかしい」と答えます。
しかし、それは取り繕った回答であり、真意ではありません。
「好き」「愛してる」といった言葉が言えない男性の心理は、大きく分けると2パターンあります。
1つは、「男が求愛するのはかっこ悪い」という思い込みです。「女から追いかけられる男こそ真の漢」みたいな価値観を持っている男性が多いのです。
武士か何かなのでしょうか。
もう1つは「拒絶されたら傷つくから」という情けない理由です。仮に「好き」「愛してる」と言っても、「どうしたのよ急に、気持ち悪い」なんて返されようものなら、もう二度と立ち直れないのかもしれません。
虫か何かのなのでしょうか。
「ガンダム大好き!」「ガジェット大好き!」「キャンプ大好き!」とのたまう割に、パートナーに「好き」と言えないなんて、いやはや男心ってめんどくさいものです。
ちなみに筆者は、妻に対して愛情表現しまくるタイプです。
これは本当に「脳の仕組みの違い」としか言いようがないくらい、女性と男性の差異を感じます。
男性は基本的に、問題を解決したり課題を達成したりするためにコミュニケーションを行います。飲みの席で仕事の話になりがちなのも、コミュニケーションを仕事に還元したいという潜在的な欲求があるからです。
なので、女性から「ねぇこのネイル見て!」と訊ねられて「きれいだね」と答えるまではいいものの、「でしょー⁉前から行きたかったサロンが超人気店でさー!ようやく予約できたんだよねー」と来られると、正直「うざ!」と思ってしまうわけです。
大半の男性は、この「うざ!」という気持ちを上手に隠す術を持っていないようです。そのため、「つれない返事」や「そっけなさ」として表れてしまうのでしょう。
男たるもの、女性の前では「頼もしい自分」でいたいと思うものです。しかし、女性の前でいくら強がっても、いざとなると怖気づいて臆病な一面をさらしてしまうのもまた男性の素顔です。
この背景には、「男らしさ」という概念があります。
今は「男は男らしく、女は女らしく」という時代ではないものの、やはり女性は男らしい人を好みますし、男性は女らしい人を好みます。
そのため、男性は「男らしい自分でいなくちゃ」と、自分自身に「男らしさ」の呪いをかけてしまうのです。
これは、「女らしい自分でいなきゃ」という呪いを自分にかけた結果、過度なダイエットで不健康な痩せ方をしてしまう女性心理と似ているかもしれません。
身長や収入、学歴、社会的地位、資産状況、乗っている車や身につけている時計、住んでいる場所など、「男らしさ」のプレッシャーにさいなまれる男性は意外と多いのです。
子どもの頃、母親が身の回りのことを何でもやってくれたせいか、大人になっても「女性に身の回りの世話をしてもらうのが当たり前」と考える男性は多いものです。
また、先述した「男らしさの呪い」ゆえ、社会生活で消耗する分、せめてプライベートでは女性に甘えたいと考える男性も多い様子。
女性からすると傍迷惑な話でしょう。筆者もそう思います。しかし、以前までは「自律性のない甘ったれな男が多すぎる」と思っていたものの、最近は「もしかすると社会生活を頑張りすぎている反動なのかもしれない」と考えるように。
話が逸れましたが、女性に甘えたがる男性は、何かしらの事情や問題を抱えているのかもしれません。
ここまで紹介したように、男性心理には女性にとって理解しがたい面が多々あります。性欲の強さ、愛情表現の不器用さ、雑談の苦手さ、臆病さ、そして甘えたい願望──どれも「えっ?」と思うような行動の裏に、実は深い心理的背景が隠れています。
もちろん、すべての男性が未熟というわけではありません。大切なのは、それらの欲求や弱さを自分で理解し、うまくコントロールできる「自立した男性」を選ぶことです。
自立した男性は、自分の感情や欲望に振り回されず、パートナーを思いやる余裕があります。そして何より、自分自身の人生に責任を持っているため、恋愛や結婚においても信頼できる存在になります。
甘えたい気持ちはあっても依存せず、弱さがあっても逃げずに向き合える──そんな自立した男性こそ、長く安定した関係を築ける相手です。
恋愛や結婚で後悔しないためにも、表面的な魅力に惑わされず、「精神的な成熟度」をしっかり見極めましょう。
Written by はるお