「この泥棒猫!」なんてセリフを聞いたことはありませんか?この手のセリフはちょっぴり昔の恋愛ドラマや映画で登場し、「泥棒猫=人のパートナーを奪う悪女」と思っている人が多いでしょう。
実は“泥棒猫”とは、人の家に勝手に入り、食べ物を食い荒らす猫を指すためのワードでした。
活用の仕方が変わり、当初の意味合いから発展した結果、みなさんが想像する悪女のイメージが定着したのですね。
最近ではパートナーを奪う女性だけではなく、仕事の手柄を横取りする人間など、あらゆる方面でこの言葉が使われています。
悲しいかな、どんなシーンにも泥棒猫は現れるもの。目の前にアブない人物が出てきた際の撃退方法をこっそりと教えちゃいます。
様々なシーンに突如現れる、厄介な泥棒猫さん。彼女たちの悪事に巻き込まれたら……と想像するだけで、背筋がゾクッとしますよね。
今現在、泥棒猫に悩まされている人だけではなく、予防がてら撃退法を覚えるのも◎
我慢し続けるのではなく、時にはスパッと相手を斬る勇気も必要です!
女性が最も多く経験するであろう泥棒猫エピソードと言えば、やはり略奪愛。
誰かの彼氏や旦那さんを横取りするのが好きな人は一定数いますので、被害に遭えば腸が煮えくり返るのは当然のことです。
相手の正体が分かっているなら、ハッキリ本人に物申すのがベスト。猫側はバレていないと高を括っているかもしれません。
実際に「私の彼氏に近寄らないで」と真っ向勝負をし、泥棒猫を撃退できたケースも少なくはないからです。
ただし、相手の正体がはっきりせず「泥棒猫がいるのか、いないのか」が曖昧な場合もあります。そんな時はパートナーの様子を観察しましょう。
明らかに別の女性の存在が見え、男性側も心が動いていそうなら、どちらにも制裁を加えるが吉(笑)すぐに別れられる環境なら、パートナーごと切ってしまいましょう。
非常に労力がかかる行為ですが、略奪愛に関しては被害者側が強く出ないとズルズルいきがち。
ここは一つ根性を見せて、ワルい猫ちゃんを撃退しちゃってください!
仕事で手柄を横取りするタイプは、とにかく姑息!泥棒猫の行動を全く疑わず、まんまと騙される上司にも納得がいかないですよね。
腹が立つ気持ちは十分に理解できますが、ここは一旦深呼吸をして。
頑張っている姿というのは、必ず見てくれている人がいます。だからこそ、泥棒猫に立ち向かうには「社内であなたの味方を増やす」のが勝利のカギ。
味方が増えると監視の目が増えるため、“盗み”の防止策になりますし、真実が捲れた際には猫側の立場を弱められるでしょう。
泥棒猫の撃退は、基本的に長期戦です。忍耐力はマストですが、仲間が多いと戦いやすいため、例え手柄が横取りされても腐らず努力を続けましょう。
しかし!泥棒猫ばかりを持ち上げ、まんまと騙される上司ばかり&表面上だけで評価をする職場なら長期で戦っても報われる可能性が低いとか。
ダメな会社には見切りをつけ、頑張るフィールドを変える切り替えの早さも時には必要かもしれません。
女性間で多いのが、友達を奪うタイプの泥棒猫。
みんなで仲良くすればトラブルが起きないはずなのに、誰かの間に割って入り、気に入った人物をかっさらっていこうとする困った猫さんはどの年代にもいます。
女性同士だと「嫌だ」と思っても誘いに断れない人も多いため、泥棒猫にロックオンされる→本来仲良しだった相手との関係がビミョーになるパターンも珍しくはないとか。
泥棒猫の目的は“奪うこと”ですから、全員で仲良くさせようと周りが努力をしてもあまり効果はありません。
うまくやろうとすると最悪の場合は事態が悪化し、仲良しグループ全体が巻き込み事故に遭う可能性が考えられるでしょう。
一番の撃退法は「関わらない・近寄らない」。接点がなければ猫はフラリとどこかへ消えますから、余計な刺激を与えず、距離感を保つことが大切です。
泥棒猫を見てると腹立たしいものの、人は誰しも猫になる可能性を秘めています。
嫉妬や羨望は男女問わず、人間の心に備わる感情!
それが暴走すると“泥棒猫”に発展するだけ……という話なので、今盗みを働く猫ちゃんも生まれながらの泥棒ではないのかもしれません。
友人の片想い相手を好きになってしまったとか、“いいとこ取り”をうっかりしてしまったなどがきっかけで、泥棒猫になるケースも多いのです。
“猫化”を避けるには、相手の立場になって考えるクセをつけること。
「こうされたら嫌だろうな」と「こうされたら嬉しいだろうな」の想像力を普段から養いましょう。
人の気持ちが分かれば、何かが起きても暴走を避けられるはずですからね。
1人で気持ちや考えを処理しきるのは大変なので、時に第三者に相談するステップも欠かせません。
他人の意見によって暴走する心が治まり、目が覚める人もいますので、家族や友人、彼氏、職場の同僚など現状を話せる相手がいると安心ですよ。
泥棒猫は放っておいて消える存在ではないのが厄介なところ。
隠れてコソコソ動くのが得意技となると、野放し状態でお散歩を続けた際、確実に悪さをします。
これでは猫のイタズラをずっと止めることができません。
ストレートなやり方が効果的な時もありますが、向こうも知恵を使ってくるため、こちらも賢くいきましょう。
どれも長期戦にはなると思いますが、正義は勝つ!の気持ちを忘れずにいれば姑息な猫をやっつけられるはず。
あなたの大事なものを盗まれないためにも、勇気と行動力を持って撃退してくださいね。
Written by たかなし亜妖