価値観が違う人と一緒の空間にいるのは、とても苦痛なこと。反対に似た感覚を持つ相手とは、時間を忘れるほど居心地が良いので不思議ですよね。
隙間なく全てがカチッとハマる恋人や友達を探すのは難しいものの、価値観はある程度同じでないと関係は長続きしません。
多くの人が価値観のずれを覚えたのは、どんな時でしょうか?
エピソードと併せて、価値観が合わない相手との付き合い方もご紹介しますので、悩めるあなたの参考になれば嬉しいです。
価値観が合わずに悩んだり、疎遠になったり。オトナになればなるほど「仲良し、大好き!」なだけではどうにもならないため、人間関係とは本当に難しいものだと思います。
日常のちょっとしたことからお金、恋愛など考え方の違いが見事な“ずれ”を生み出すそう。
どうしても我慢ならなかった価値観のずれを感じたエピソード、あなたはいくつ共感できますか?
食べ物に対する価値観のずれは、今後の関係性を考え直してしまう問題の一つ!
仲が良ければ食事をする機会も多いですから、ここの感覚が異なると一気に疎遠になる可能性が高いのです。
食べ残しが許せないAさんは、直近で知り合ったBさんとの食事が苦痛になっていました。
なぜなら彼女は大量に頼み、平気で残すタイプだったからです。
趣味も合い、性格は良いのですが、どうしても相手の食事マナーが好きになれません。
ご飯へ行くたびに食べきれないほど頼み、挙句の果てには「いいじゃん、残せば」という始末。
理解に苦しんだAさんは徐々に食事会が苦痛になり、Bさんの誘いを断るようになってしまいました。
非常に些細なことかもしれませんが、食への考え方が合わないと長く付き合うのは難しいでしょう。
実際に食べ方が汚い、大量に残すなどで別れるカップルや、関係が希薄になるケースは少なくないですからね。
お金に対する価値観のずれがあると、共に生活をするのが大変です。金銭感覚があまりに違い過ぎれば、一緒に出掛けるのも気を遣うでしょう。
Cさんの家族はお金をパァッと遣うタイプで、貯金とは無縁でした。
無理をしてカードで高額の買い物をし、後払い地獄に陥るなどの困ったさん!蓄えができる前に買ってしまうため、いつも家計が火の車だったそう。
血が繋がっていると言えど、家族の行動に納得がいかないCさんは実家にいる間何度も頭を悩ませました。
「お金を貸して」と言われた回数も数知れずで、親・兄弟共に非常にだらしなかったと言います。
最終的にCさんは実家を離れ、他の家庭の話を聞いて「我が家がおかしかったのだ」と確信を持ったとか。
家族に対しても嫌悪感を抱くのなら、他人が似たような金銭感覚を持っていればさらに理解に苦しむはず。
お金に対する考え方、そして遣い方に“ずれ”が生じると、疎遠になるどころか、関係が崩壊する恐れがあるので気を付けたいところです。
D子さんは「浮気は絶対にあり得ない」と考えていたものの、友達のE美は「他を見るからこそ本命の良さが分かる」という意見を持つタイプ。
外でストレスを発散し、彼氏との関係を良好に保つのが“いつものやり方”だそうですが、全く共感ができません。
彼女曰く「思えば、他にも似たような恋愛をしている人が社内にいた」そうです。
相手は男性でしたが、表では愛妻家として知られながら、裏では遊びまくっており、“家庭円満の秘訣は浮気”とまで豪語していたんだとか!
友達と職場の仲間との陰が重なり、つい苦言を呈してしまったD子さん。お互い分かり合うことなく、最終的には関係が気まずくなってしまいました。
浮気賛成派と反対派、これだけで価値観が大きく変わりますよね。
考え方が似た相手でないと、恋愛では高確率でぶつかります。相手が異性に限らず、同性同士でも“ずれ”が見られると友達としても仲を深めるのは難しいかもしれません。
友達や恋人、家族との価値観の違いを感じたら、どうしたら良いのでしょうか?
結論から申し上げますと、我慢できないレベルの“ずれ”は無理をして受け入れる必要はありません。
不満をどんどん蓄積させれば、爆発するのも時間の問題ですから、ダメだと思ったら一旦距離を置きましょう。
一度離れることで相手を冷静に観察でき、今後の関係をどうするか判断しやすくなりますよ。
悲しいかな、相手の価値観を矯正するのはすごく大変です。妥協できない相手とは離れるしかないでしょう。
間違っても「自分が正してあげよう」「自分に合わせるように仕向けよう」等と思わないようにしてください。
ただし! 価値観においては必ずしも他人が全て間違っているとも限りませんよ。
明らかに常識外れでないこと以外ならすぐ否定するクセはやめ、視野を広げて考えるのもアリ。
もしかすると「あ、自分の価値観の方がおかしかったかも」なんてことも実際にあり得ますからね!
生きていれば我慢できないほど価値観のずれた相手とは、ほぼ確実に出会います……。
理解ができない人とは無理に距離を詰めず、程よい距離感で接しましょう。別れという選択を選ばざるを得ないこともありますが、どうしても合わないのなら致し方がありません。
すべて相手に合わせていると、どんどんストレスが溜まってしまいますよ。
自分の中の「譲れないポイント」をしっかりと持ち、上手に人間関係を築いてまいりましょう。
Written by たかなし亜妖