マウスピース矯正の効果はいかに⁉ 筆者の歯列矯正体験報告

コロナ以降から「マスクを外したあと、歯並びが気になる」ということにより、歯列矯正を始める大人が急増しています。

昔は矯正と言えばワイヤー1択でしたが、最近は目立たないマウスピースの登場もあり、手段が広がったのも挑戦のハードルが低くなった理由と言えましょう。

けれどもワイヤーとマウスピース、どっちがいいか分からず、なかなか矯正に踏み切れない人も多いのだとか。

中には「マウスピースを希望しているけど、ケアなどが大変そう」とデメリット面を危惧するケースも少なくはありません。

そこで今回はマウスピース矯正を約2年半間行った筆者がみなさんへ、リアルな体験談をお届けしちゃいます。歯列矯正をする前に悩んでいるのなら、ぜひ参考にしてくださいね。

マウスピース矯正を終えた筆者のリアルな意見を発表!

マウスピース矯正を終えた筆者のリアルな意見を発表!

筆者は下の前歯の一部が前方に飛び出していたのと、右奥の上がやや外側にズレていました。そのせいで全体のバランスが崩れ、口元がうっすら前方向に突出した状態に……。

年々ズレが酷くなり、歳を重ねるごとに歯並びが悪くなっていたため、歯列矯正を決意したのです。

もともと親知らずは4本とも抜歯済み、先生の判断で犬歯は抜かずに矯正スタート!

最初のカウンセリングの時点で「矯正、保定、すべて合わせて約2年半はかかります」と言われたため、それなりの覚悟を持って挑んだ結果の感想がこちらです。ご覧ください!

1日20時間以上の装着はなかなか大変

マウスピース矯正は1日20時間以上の装着がマスト。

しょっちゅう外していては全く意味がないため、ご飯を食べ終わったらすぐに歯を磨いて装着し直さなければなりません。家にいる時なら良いものの、外出時はちょっぴり大変でしたね。

最初のうちは装着し続けることにも違和感があり、慣れるまでは少し時間がかかりました。

逆に慣れてしまえば、つけっぱなしもマメな歯磨きも「毎日のルーティーン」と化すので、時間が解決してくれる問題かと思います。

ご飯が食べられないほどの痛みはなし

マウスピースもワイヤーも痛いと囁かれていますが、こればっかりは人によるかと思います。

矯正中は歯が動くのでマウスピースの場合はアライナー(装着器具)を窮屈に感じ、締め付けが苦しい日もありましたが激痛ではありません。ご飯も難なく食べられました。

ただ個人差が大きく出る部分ということもあり、痛みを覚える人も少なくはないのだとか。

歯が動く=痛い=きちんと歯列矯正を行えている証拠ですから、ここは我慢すべき!

あまりにも激痛で生活に支障をきたす場合は、お医者さんへ相談しましょう。自己判断で勝手に外し続けるのは絶対にダメですよ。

ワイヤー矯正よりも目立たないのが良かった

マウスピース矯正を選ぶ人のほとんどが、ワイヤーによる見た目の変化を気にしているはず。

やっぱり歯に矯正器具がついたままだと「他人から見てどうなんだろう」と気がかりですからね。

その点、マウスピースは透明なので目立ちません。近くでジーッと見られたらさすがにバレますが、そうでない限りは装着していることでさえ気づかない人が多いでしょう。

写真を撮る際にも歯を出して笑えますし、見た目が変わらなかったのはかなり良かった点です。

「マメじゃない人はつらいかもな」と思った

ワイヤーとは違い、マウスピースは自分の意思で取り外しが可能。

つらかったら今すぐにでも外せてしまいますし、装着し忘れてそのまま…… なんてことも考えられ、おまけにケアも自分次第。つまり、ずさんな人には向かない方法です。

・装着20時間以上
・マウスピースの定期的な洗浄
・マウスピースの保管、管理

ただつけっぱなしでいればいいのではなく、決められた感覚で新しいアライナーに変えなければなりませんし、洗浄も必須。

さらにアライナーはまとめて歯医者さんから配られるため、これから先に使う分の保管ができていなければ、「なくした」「うっかり割ってしまった」なんてトラブルも発生。

自己管理の意識が高くないと、途中で面倒になってやめてしまうかも……。

20時間以上装着する鋼の意思+管理や手入れ+通院も重れば、まぁまぁ手間がかかります! これは悲しいかな、事実です(笑)。

どんどん歯並びが綺麗になっていくのが嬉しい!

ワイヤーもマウスピースにも同じことが言えるのですが、歯並びが整っていくのはとにかく嬉しいです。通院する度に変化を見せてもらえるため、キレイになっていくのを実感できるでしょう。

努力したぶん結果として現れることがわかると、頑張るモチベーションも高くなります。

マウスピース矯正は何歳からでも遅くないのか?

マウスピース矯正は何歳からでも遅くないのか?

歯の矯正は何歳でも可能だそうですが、年齢を重ねると歯茎が弱くなりやすいのでワイヤー・マウスピースと共にデンタルケアを入念にするべきでしょう。

特にマウスピースの場合は上から被せるため、多少なりとも歯茎に負担がかかります。

土台が歯周病や歯肉炎でグラグラだと元も子もありません。歯茎に何らかの疾患を持つ場合は、問題を対処してから矯正スタートといったところ。もちろん、虫歯がある場合も同様です。

歯が動くスピードも、お口の中の状態も人それぞれなので、まずはお医者さんと相談しましょう。

その上でマウスピースにするのか、ワイヤーにするのかがようやく決まるかと思います。

歯並びを治すとメリットだらけ! 自分に合った方法でキレイな口元をゲットしよう

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「どうせ歯並び悪いし……」とそのままにしがちですが、歯列矯正を行うことできちんと咀嚼できるようになったり、歯を出して笑うのに抵抗がなくなったり、口元が引っ込むなどの大きな変化が出ます。

相手に与える印象も変わるため、口元がキレイになるとたくさんのメリットが生まれるでしょう。

様々な点を考慮してもマウスピースはおすすめできますが、人によってはワイヤーが向いている場合もあるので、必ずしもご自身の希望通りになるとは限らない点を頭に入れておいて。

お医者さんとよく相談し、キレイな歯並びを手に入れてくださいね。

Written by たかなし亜妖

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