仕事のミスが多くて落ち込んでいる人は、自分自身のことを「仕事ができない人」と決めつけているかもしれません。
しかし、それは仕事ができないのではなく、そう思われる行動を無意識にとってしまっていることが原因なんです。
まずは、その行動に気付くことが大切。そこで今回は、「仕事ができないと思われてしまう人の特徴」をご紹介します。
「仕事ができる人」になるためのコツも知って、少しずつ変わっていきましょう。
資料やメールに誤字脱字が多いと、「仕事ができない人」と認識されてしまいます。これは言うまでもなく、仕事ができる人はわかりやすい資料やメールを作成できるからです。
もちろん、ミスなく完璧な人なんていませんが、毎回のメールに誤字脱字があると残念な印象を与えてしまうことも。
誤字脱字は、一度読み返すだけでもかなり防げるので、「いつも読み返さずにメールを送っていた……。」という人は、まずは一度落ち着いて、読み返してみてくださいね。
本当に仕事ができるできないに関わらず、自信がない態度は、仕事ができないように見られます。
たとえば、「この資料に自信がないので、見てもらえますか?」よりも、「自分としては上出来かと思うのですが、この資料を見てもらますか?」の方が、なんとなく仕事ができる人の雰囲気がしませんか?
自信のなさは相手に不安を与えてしまうので、自信がない態度は改善していきましょう。
他責思考の人は、自分の成長をストップさせている可能性があるので気を付けましょう。
他責思考とは、問題が発生したときに「周りの環境や他人のせいだ」と考えること。
一方、自責思考とは、問題が発生したときに「原因は自分にある」と考えることです。
仕事でミスが発生したとき「先輩からそんな指示は受けていない!」と思うのが他責思考の人で、自責思考の人は「先輩に事前に聞いておけば、このミスは防げたかも!」と考えます。
どちらの人が、次もミスをしてしまう可能性が高いかは明確ですよね。他人や環境のせいばかりにせず、自責思考を持つことが大切です。
同じミスを何回も繰り返してると「仕事ができない人」と思われます。ミスが起こったときに、原因を考えないまま放置しておくとまた同じことを繰り返してしまいます。
「どうしてまたミスしたんだろう?」と振り返ることで、「事前にスケジュールに入れていなかったから」や「上司に相談せずに一人で仕事を進めたから」のように、原因が見えてきます。
ミスの原因を振り返り、今後どうすればミスをしないか考えてみましょう。
相手から聞かれていることに対して、きちんと回答できない人は要注意です。
たとえば、「先方からクレームが届いているんだが、状況はどうなっているんだ?」と上司に聞かれた場合。
「別のプロジェクトに時間を取られていて、そちらの資料が……。」と返答していませんか?
この場合、上司は状況を聞いているので、「資料の提出期限に遅れている状況です。明日中には提出する旨を、先程先方へ連絡いたしました。」と答えるのがよいでしょう。
このように、相手が何を聞いているのかを判断して、的確に返答するように意識することが大切ですよ。
身近にいる「仕事ができる人」をよく観察して、行動をマネしてみましょう。
「資料が見やすくてわかりやすい人の、資料の作り方をマネしてみる」「コミュニケーションが円滑で上手な人の、相手との接し方をよく観察してみる」などです。
どんな些細なことでもいいので、取り入れたいなと思うポイントを見つけてみましょう。
できることから少しずつ、モデリングしてみてくださいね。
なんでもかんでも質問すればいいというわけではありませんが、自分で考えて、わからないところを整理して質問するだけでも相手に「お、きちんとしているな」と思われます。
たとえば、NG例は「先輩!これって、どうしたらいいんですか?」という質問の仕方です。
OK例は「以前に、このような方法で先輩がまとめていたと思いますが、今回も同じような方法で問題ないでしょうか?」です。
NG例は丸投げの印象を与えますが、OK例は自分で考えた方法を確認している印象ですよね。
質問の仕方ひとつでも印象は変わるので、ぜひ意識しましょう。
ひとつひとつの仕事の要点を掴めると、仕事ができる人になります。なぜなら、仕事の要点を理解することで、手を抜くポイントもわかるからです。
一日の就業時間は限られているので、仕事ができる人もできない人も時間は平等ですよね?
つまり、仕事ができる人になるためには、時間の使い方も大切なポイントです。
仕事の内容をよく理解して、全力で取り組むところと、そうでないところをうまく使い分けていくと仕事ができる人になりますよ。
今回は「仕事ができないと思われてしまう人の特徴」をご紹介しました。
誤字脱字をなくしたり、同じミスを繰り返さないようにしたり、小さなことを改善するだけでも「仕事ができない人」からは脱却することができます。
「自分はこんなミスをよくするかも」と気付くことで、ひとつずつ改善していきましょう。
Written by ゆいまる