さまざまな人が集まる職場では、「お局」と呼ばれるちょっと敬遠したい女性が1人はいるもの。人間関係に悩んでいる人の中には、お局さんに振り回されて困っているという人も多いのではないでしょうか?
今回は、お局と呼ばれる人の特徴や上手く付き合う方法などをまとめました。職場でより快適に過ごしたい方は、ぜひ一読してみてください。
お局とは、一つの職場で年齢を重ねベテランになり、業務や人間関係などで幅を利かせている女性職員のことです。
もちろん、仕事の知識が豊富で頼りになるといった良いイメージもありますが、「嫌われると面倒くさい」「噂話や愚痴が多い」など悪い印象が強く、嫌われやすい傾向にあります。
お局と呼ばれる人は、後輩に対して強い口調で指導します。日本では特に年功序列の意識を持つ人が多いため、年上というだけで職場で権力を持とうと偉そうな態度を取ってしまうのです。
後輩を成長させようと厳しくしているつもりかもしれませんが、威圧的な態度に周りは委縮しているでしょう。
謙虚な気持ちを忘れてしまっているため、横柄な姿に上司からもお荷物扱いされてしまっていることが多いです。
人によって態度を変えるのも、お局と呼ばれる人の特徴です。自分の上司や男性職員に対しては優しく接するのに、後輩の女性職員には威圧的な態度を取ったり無視をしたりします。
仕事の成果や損得勘定、自分の好みによって態度を変える人も多く、ひどいとパワハラやいじめを平気で行うこともあるでしょう。
裏表が激しいパターンが多いので、たとえいじめられていてもなかなか周りに気付いてもらえないこともよくあります。
お局と呼ばれる人は、他人のゴシップが大好物。仕事中でもぺらぺらと大きな声で噂話を繰り広げ、うるさくて周囲に迷惑をかけていることにも気づいていません。
タチが悪いと、職場の嫌いな人をターゲットに根も葉もない噂を立ててしまうこともあります。
本人がいないところで嫌味や悪口を言いふらし、ターゲットの株を下げようとします。
お局と呼ばれる人は、役職が上になれば楽できると勘違いしていることが多いです。そのため、後輩ができれば面倒なことや雑用は全て押し付け自分だけ楽しようとします。
後輩の教育係になっても、丁寧な指導は行いません。しかし、何かミスが起これば全責任を押し付け執拗に怒鳴ってくることもあるでしょう。
結婚していない女性をまだ負け組扱いする現代の日本では、いまだに30代以上の独身女性をお局と呼ぶ傾向があります。
たとえ個人の性格自体に特別な問題がなくても、少し気が強いだけで「だから結婚できないんだよ」なんて揶揄する意味でお局扱いするのです。
独身=結婚できないという古い固定観念は、年配の世代によって職場に浸透していることが多いです。
お局と呼ばれる人は、小言や嫌味がとにかく多いのが特徴的。服装や仕事のやり方、人間関係にまでいちいち口を挟んできます。
また、自分の考えが正義だと思っているため、意見がぶつかれば「あなたは間違っている!」と真っ向から否定してきます。
言うことを聞かないと、嫌うようになり揚げ足取りをしてきたり、「仕事ができない」などと陰口を叩かれたりすることもあるでしょう。
ヒステリーを起こす気難しいお局は、突然傷つく発言を平気でぶつけてきます。いちいち受け止めていては、相手にするこちら側の心が疲弊してしまうでしょう。
お局と上手く付き合いたいなら、サラッと受け流す技術を身に付けることが大切です。
何か言われても「あー始まった」くらいに軽く流し、表面上は反省したフリをしておくと穏便です。
毎日顔を合わせる職場では、お局を無視したくてもできない環境だという方も多いでしょう。しかし、無駄に近くなり過ぎると、地雷を踏みやすくなってしまいます。
上手く付き合いたいなら、適度な距離感を持つことが必要です。自分からは最低限の会話に留めておくと、お局の方も無理に距離を縮めてこようとしないでしょう。
もし何か話す機会があれば、とことん下手に出て褒めちぎっておけば間違いないでしょう。
毎日不機嫌な態度を取られていると、「自分が仕事をできないせいではないか」と自己嫌悪に陥ってしまうこともあるでしょう。しかし、お局は、嫌いという感情だけでサンドバッグ扱いしていることが多いのです。
誰にも相談せず我慢し続けるのはNG。本当にしんどいと感じたら、他の上司に相談して助けを求めましょう。
穏便に部署異動させてくれることもあるので、事を荒立てたくないと限界まで我慢するのは禁物です。
今回は、お局と呼ばれる人の特徴をまとめましたが、いかがでしたか? お局と呼ばれていても、実際はキャリアを重ねたかっこいい女性も多いので、勝手に厄介だと決めつけず接してみることが大切です。
もし、お局との人間関係で悩んでいる方は、我慢しすぎず適度な距離感を意識していくと職場が快適になるかもしれませんよ!
Written by sumire