自分の意見や要望を口に出さず“察して”と言わんばかりのオーラを出す女性、あなたの周りにいませんか?
もしかすると心当たりがある人もいるかもしれませんね。
発言はせずとも気持ちをわかってほしい“察して女子”は、ハッキリ言ってしまうととても面倒くさい存在。なぜなら本音を完璧に隠し切れず、周りに「わかって」と無言の圧力をかけるからです。
物事をはっきり伝えられない性格だと、あなたも気づかぬうちに“察して女子”になっている可能性大!
身近なところに潜む彼女たちのエピソードと、察して女子にならないための秘訣、そして終盤ではそのようなタイプとの付き合い方をご紹介します!
察して女子の無言の圧力はなかなかのもの。友達、恋人、職場、家族など、相手の“察して”に巻き込まれ、ウンザリする人はとても多いご様子。
実際に察して女子はどんなところが面倒くさいのか? 具体的なエピソードを一緒に見ていきましょう。
女子6人グループで初めて某夢の国へ行った時のこと。
絶叫系に乗れるか否かは必ず起こる問題ですが、本当に乗れない人はどこかで待っているか、乗れない組で別のアトラクションを楽しむなど何らかの方法が取れるはずです。
絶叫が苦手らしいAさんは、待つとも乗らないとも言わず、ただ黙って列へ並び続けたそう。
けれども機嫌が悪そうに見えたので、仲間内の一人が気を遣って「あれ、絶叫ダメなんじゃなかったっけ?」と声をかけました。
その瞬間「うん、乗れないんだよね」とようやく本音を吐露。
明らかに不機嫌そうな顔をして『私乗れないんだけど』という雰囲気を出し続けていたことに、周りも少し戸惑ってしまいました。
列も進んでいたため、早めに言えばいいのに……と誰もが思ってしまったのも無理ありません。
結局Aさんに気を遣った数名が別のところで待機するハメになり、その後もなんとなくぎこちない空気が流れていたそうです。
大人しくてしとやかな雰囲気のBさんと付き合っていたとある男性。
周りからは「穏やかな彼女でいいね」と言われていたものの、とにかく本音を溜め込むタイプの察してちゃんだったのです。
彼は仕事が多忙で連絡を返すのが遅くなる日もありました。他にも休日出勤でデートの予定が立てられない週も。それでも彼女が「大丈夫だよ」と言ってくれることへ深い有難みを覚えていたのですが、実はちっとも大丈夫ではなかったそう。
「私は散々我慢した」「本当は連絡も頻繁に返してほしかったのに!」
いざ喧嘩になった時に本音を次々とぶちまけたBさんに思わずびっくり。それならその時に寂しいと言ってくれれば良かった、と彼は語ります。
男性は女性の察してアピールを理解しづらい生き物なので、この出来事は何とも悩ましい話ですが、彼女側もハッキリと本音を言うべきでしたね。
他にも山ほど不満が出てくる始末で最終的に二人は分かり合えず。お別れの道を選んだとのことです。
「自分の母親は察して女子の代表格ですよ」と語る女性。
どうやらお母様が少々くせ者らしく、“察して”という行動の数々だそう。
たとえば誰かに家事をお願いする時、ハッキリと「やって」と言わずこれ見よがしに始め、徐々に機嫌が悪くなったり……。
自分は反対意見がある時にも反対とは言わず、「あなたはそういう考えなのね。ふぅーん。へー」と嫌な一言をポツリと投下したり……。
家族が気持ちを汲み取ってくれるのを望んでいるようですが、いくら血の繋がりがあれどこれは面倒くさい!
察してちゃんはワガママなだけでなく、自分の感情ですべてをコントロールしようとするので周りが疲れてしまうのです。
察してオーラを放ち、相手に感づかせるように仕向ければ、だいたいの人は相手からの嫌な電波を感知します。
『口には出さないけどわかってほしい人』ほど面倒くさいものはありません。
また、察して女子は周りに気を遣わせるため、何度も同じことを繰り返せばみんな飽き飽きして離れていくでしょう。
・意見があるなら言う
・本音を溜め込まない
・「言わなくてもわかるだろう」という考えは捨てる
伝え方には気を付けなければなりませんが、自分の意見を引っ込めて我慢→ストレスが溜まるくらいなら言った方がいいです。
不満を完璧に隠しきれる人はそうそういませんから、文句があると自然と言動に出て、見事な“察してちゃん”になってしまいますよ。
特に気心知れた相手に対し本音を隠すのはナンセンス。ただ面倒なだけではなく「信頼されていないのかな?」と不安な気持ちにさせるかも……。
そして言わなくてもわかるでしょ! というのは完全に自分の思い込みです。気持ちに敏感な人なら察せても、そうでない人は気づかないでしょう。
面倒な察して女子にならないためにも、細やかな部分にも気を配るべきですね。
周りに面倒な察して女子がいる場合、対処法としては
・相手の心を引き出してあげるようにする
・耐えられないなら距離を置く
こちらの二点になります。
関係が浅く、人見知りをしやすいタイプだとまだまだ様子を伺っている状態。コミュニケーションが得意でないと、ぎこちなさが出るのは仕方がないことです。
最初から冷たくせずに、相手が話しやすく、意見を言えるような環境づくりを心掛けると、お互いストレスなく接せると思います。
ただ、あまりに度が過ぎる場合や、“察して”を何度も繰り返され、度重なる迷惑を掛けられるのならば潔く距離を置くべき。
察してちゃんは相手をコントロールしたがる人も多いので、巻き込まれないように気を付けましょう。
Written by たかなし亜妖