共働き夫婦がうまく暮らしていくためには、ストレスを溜め込まないことが大切です。そのために必要なのはお互いのちょっとした心がけ。では具体的に、どんな心がけをすればいいのでしょうか? 今回はその方法やコツをご紹介します!
夫婦がお互いに気を遣いすぎて遠慮してしまっていませんか? 夫婦であればいつでも本音を言うべきです。
言いたいことを言葉に出さないでいると、不満などのマイナス感情ばかりが心に溜まり、いつもモヤモヤした気持ちになります。それがさらなるストレスを呼び込んでしまうことに。
優しさや思いやりの気持ちで相手を気遣うことは決して悪いことではありません。しかし、「相手を不快にさせたくないから」と不満を溜め続けることは、かえって夫婦関係には悪影響です。
いい関係でいたいのであれば、思っていることや改善してほしいことを本音で相手に伝えるようにしましょう。
共働き夫婦は、本当なら仕事を持つ者同士、相手の気持ちになって物事を考えることができるはずです。
しかし、仕事があまりにも忙しかったり、家事と仕事の両立が大変だったりして心に余裕がなくなると、次第に自分のことしか考えられないようになります。
相手の気持ちになって物事を考えられなくなると関係はうまくいかなくなり、仕事にも悪影響が出てしまうかも。
「やっておいてくれると思ってた」「~〜しておいてって言ったのに」とつい口にしてしまっているなら、相手に期待しすぎです。
共働き夫婦の場合、家事は「やれるときにやれる人がやる」でいいのです。お互いが「やっておいてくれるでしょ」と相手に期待すると、思い通りにいかなかったときにそれが大きなストレスに。
相手に期待しすぎず、できることは自分から率先してやるようにしましょう。
お互いがフルタイムの共働き夫婦の場合、家事に費やすことのできる時間はあまりありません。
仕事の日は家で過ごす時間より職場や外で過ごす時間が大半で、家事を完璧にこなそうとするのは難しいことなのです。そもそも家事に完璧はありません。自分にとっては完璧であっても、他人からすると不十分なこともあるのです。
「きれいにしなきゃ」「ご飯は手作りしなきゃ」など、自分を追い詰めるのではなく、ハードルを下げて妥協点を探しましょう。「今日はこれでいいか」と気を楽に持つことです。
「私の仕事の方がハード!」「僕は力仕事で大変なんだ!」なんて、お互いの仕事を比べ始めるとキリがありません。
仕事内容や拘束時間に関わらず、仕事をしていればみんな大変です。どちらかが正社員、どちらかがパートでも、仕事をしているという事実に変わりはありません。
このようにお互いの仕事を比べ始めると、やりたくない家事を相手に押し付けるようになり、思いやりの気持ちもなくなってしまいます。
「大変だったね、お疲れ様」と相手をねぎらう気持ちを忘れないようにしましょう。
相手にいつも感謝の気持ちを持つことは、できそうでなかなかできないことです。夫婦共働きの生活が長くなると、相手が家のことをしてくれてもそれが「当たり前」だと思ってしまい、感謝の気持ちが薄れていってしまいます。
夫婦生活がうまくいっているのは、自分の努力だけでなく相手の努力もあるからこそ。「ありがとう」という言葉は、言うだけで相手への感謝の気持ちが湧いてきます。
ぜひ面と向かって「いつもありがとう」と言ってみてください。定期的に実践することで、お互いにいつも感謝の気持ちを持つことができるようになりますよ。
共働き夫婦に起こる喧嘩の最多の原因は、家事の分担についてでしょう。
子供が生まれたら、育児をどう分担するかについてもぶつかりやすくなります。
昨今男女平等の世の中だと言われていても、日本はまだまだ女性の権利や立場が弱く、夫に遠慮してしまう人は多いです。また「男は仕事、女は家庭」という意識が少なからずあることも、ストレスを溜めやすい原因に。
こういった考えはひと昔前のものですが、親世代の影響で少しでもその考えがよぎると女性は特にそれがプレッシャーになってしまいがち。「黙っていることが美徳」という日本特有の文化も、ストレスに拍車をかけてしまいます。
頑張り屋さんや真面目な人も、ストレスを溜めやすい傾向があります。
共働き夫婦がうまくいくために最も大切なのは、「ストレスを溜めないこと」です。
ストレスが溜まると、相手だけでなく自分にも不満が募ることになります。不満が爆発して相手を攻撃してしまうと、そのことに対して気持ちが落ち込み、自分に嫌悪感を抱くことに。
相手に対するストレスが、いつしか自分の心にもダメージを与えるようになり、ますます悪循環に陥ってしまうでしょう。
ストレスを溜めないためには、お互いに努力をして歩み寄ることが必要です。
現代は多くの家庭が共働き夫婦です。二人でいつまでも仲良く楽しく暮らすためには、お互いに協力しあい、思いやりの気持ちを持つことが大切です。
相手がしてくれることを「当たり前のこと」だと考えず、いつも感謝の気持ちを持つようにしましょう。また、相手にも自分にも「完璧であること」を課さず、ゆる〜く考えることも大切です。
ぜひ参考にしてくださいね。
Written by さあや