結婚相手に妥協して、その後の生活にも妥協。なんて書いてしまうとうんざりですが、実はこの「妥協」が結婚の味方だったのです。
もっと言うと、幸せを掴む為の手段でもあります。未来のある妥協は、結婚生活を幸せにする……。今回は、そんなお話です。
妥協と言うと、「もう、これでいいや」という諦めを含んだ使い方をしがちです。安易に選べる為、後悔も生まれやすいもの……。それでは、結婚や彼との未来を素敵に思い描くことは困難ですよね。
でも妥協という言葉は「妥(安)らか」に「力を合わせる」という漢字から成り立っているように、本来は「諦め」を含んでいないのです。
とはいえ、「妥(安)らか」に「力を合わせる」妥協は、とても難しいものです。自分や相手としっかりと向き合ってラインを決めていかないといけません。
「もう、これでいいや」と投げやりにならないように、時には粘り強く話し合うことも必要になるかも。しかし、そうやって前向きに考えることが、幸せを掴む近道なのです。
結婚相手には年収や年齢、容姿と色々なこだわりはありますよね。嫌なところに目を瞑って結婚しても、我慢できなくて爆発するなんてことだけは避けたいもの。
そこで、安らかに自分の心と力を合わせて、切り抜けていく方法を選んでみてはいかがでしょうか。
正直、結婚すると体型も、顔も、哀しいもので、ずっと今のまま……なんてことはないんですよね。もちろん、自分自身もですが……。
だからこそ、いい点ばかりに目を向けるよりも、“彼の収入がゼロになっても笑い合って暮らしていけそうな人なのか”という方が大切だなと思います。
これまでずっと違う場所で暮らしてきた相手。一緒に暮らして波風が立たないなんて、あるわけないですよね。浮気や借金などの明らかな悪い出来事がなくても、小さな行き違いはあるはず。
そんな時こそ「妥協」が効果的。心が安らかになれる地点を見つけて協力し合えば、ある程度のことは乗り越えていけるでしょう。でもそれを「我慢」と捉えてしまうと、結婚そのものが辛くなってしまいます。
妥協と我慢は紙一重。くれぐれも、我慢ではなく前向きに妥協点を探っていくことをおすすめします。
納得して妥協できれば、それは『決断』になります。でも、納得できずに仕方なく妥協していれば、それは『我慢』となります。同じ方向を向いているはずなのに、決めた時の心地持ちによって幸せ度は変わってくるのです。
これから何十年も共に生きていくパートナーですから、楽しく幸せに暮らしたいもの。だからこそ我慢せずに、本当の意味で妥協できるように、たくさん話し合って進んでいけたらいいですね。
たくさん妥協しつつ、あなたらしい結婚の形や素敵な未来を見つけていきましょう!
Written by なつくま