男性にとって、自分が交際するかもしれない女性についての情報は、非常に重要なもの。
今後お付き合いする可能性が高い以上は、できるだけ最初から多くの知識を得ておきたいと思うものです。
たとえば趣味、好きな料理、過去の男性遍歴、どんなデートを望んでいるのか。
本気で好きになった相手に対しては、この程度のことがかなり気になってしまうところなんですよね。
特に彼らが「付き合う前にこれだけは知りたい!」と思いがちなのが、交際した際のコストです。
コストなんて表現を使ってしまうと、なんだか恋愛が淡白なものに見えてしまうでしょうが、いやいや、男性にとって交際で生じるコストの度合いって、できればさっさと知っておきたいところなんです……。
こちらで言うコストとは、女性と交際した場合に毎回のデートや記念日のプレゼントなどで捻出することになる金額を指しています。
ざっくばらんに言ってしまうと、今の時代、男性だってそこまでがっつり稼げない不況の真っ只中に置かれています。
だから正直なところ、お金のかかる女性とは、いくら美人だろうと交際するのに躊躇してしまうわけですね。
デートのたびにちょっと庶民には敷居の高い飲食店での食事を要求してきたり、記念日にはブランド物をおねだりしてくるような女性とは、とてもじゃないですけど、長くは付き合いきれません。
だからこそ男性は、可能な限り付き合う前の段階で「この子は金がかかるタイプだろうか、それともコストは低く済むタイプだろうか」と判定したがっているのです。
交際前にある程度判別できていれば、実際に付き合っても上手く行くかどうかを判断する材料になりますから、男性にとってはありがたいことです。
では、男性が懸念を抱える恋愛する上でのコストの目安を、付き合う前に示すにはどんな方法があるのでしょうか。
具体的には、交際前のデートで相手に、自分と交際した場合のコストについて仮想体験してもらうのが一番です。
「貧乏な彼氏はやだ」と思うなら、交際する前に一緒に食事に出かけるときから、値段の張る店に行こうとするのがいいでしょう。
この時点で男性側が、自分の収入とは見合わないレベルの女性だと思ってくれれば、勝手に脱落してくれます。
逆に、お金はそんなになくても、穏やかに仲良く交際をしていきたいと思うのであれば、最初から庶民派の飲食店でご飯を食べるのがいいでしょう。
これなら男性側も「あ、この子となら、自分の収入につりあった交際ができそう」と、一つの目安にすることができます。
それからたとえば「私、車を持ってない男性はちょっと」とか「軽自動車に乗ってるような男性はナシかな」あたりの発言も、低コストな彼女を欲している男性を思いとどまらせることができる発言になります。
金銭的な価値観が合致しない男性と無理に付き合っても、あんまり上手く行くことはありませんから、やっぱり付き合う前にしっかりと自分の恋愛観をアピールしておくに限ります。
対して「車なんてあってもなくても関係ない。一緒に楽しく過ごせればそれが一番だよ」的なことを伝えておけば、あんまり多くのお金を持っていない男性も躊躇せずに交際を申し込んでくれるでしょう。
とにかく付き合う前の段階で、自分が金のかかるタイプか、そうでないタイプかをしっかり事前情報として相手にシェアしておくことが大事だということですね。
付き合う前の時点で、相手の収入面についてよく考えず、また自分もどんなデートが好きなのかについて詳しく教えることもないまま、いざ交際をスタートしてしまうと、お互いに対してそれぞれがそれぞれの立場で強いギャップを感じてしまうこともあります。
良い意味でのギャップならまだしも、逆の意味合いなら最悪で、時間の無駄にもなりかねません。
こうならないように、最初から自分が恋愛コスト高めだと自覚をしている場合には、相手にしっかりとそれを伝えておくことが重要というわけですね。
Written by 松本 ミゾレ