今、話題のオイル洗顔。オイル洗顔について興味があるものの、「一体どういう風にやるの? 」「通常の洗顔と比べて何がいいの? 」という疑問を持つ人もいることだと思います。
そんな人のために、今回はオイル洗顔にまつわる疑問に美容ライターのMarieがお答えしていきます。
オイル洗顔とは、その名のとおりオイルを洗顔料の代わりに使って洗顔する方法のことをいいます。
オイル洗顔に使うオイルは何でもいいというわけではなく、できるだけ肌に近い成分を使うのがオイル洗顔を効果的に行う上では大切なことです。
洗顔に用いることができるオイルは、ひまし油・ヒマワリ油・オリーブオイル・ホホバオイル・スウィートアーモンドオイル・グレープシードオイル・タマヌオイルといったものがあります。
これらのオイルを単品で使うこともできますし、ミックスして使うこともできます。
では、正しいオイル洗顔のやり方を説明していきましょう。
1.ポイントメイクを落とす
オイル洗顔ではファンデーションなどのメイクは落とすことができますが、ポイントメイクはきちんと落ちないことがあります。ですから、あらかじめ口紅やマスカラなどのポイントメイクは落としておきましょう。
2.蒸しタオルを顔にのせる
オイルを使用する前に、蒸しタオルをつくって、それを顔にのせます。手のひら全体でタオルを軽く押さえて、顔の毛穴を開かせましょう。(蒸しタオルは、タオルを水で湿らせて電子レンジで30秒前後温めるだけで簡単にできます。)
3.大さじ1杯程度のオイルを手に取る
大さじ1杯程度のオイルを手に取り、手のひらで少し温めます。そして、それを顔全体になじませます。オイルが顔全体に行きわたったら、おでこからフェイスライン、口周り、頬と指の腹でクルクルとマッサージしていきましょう。まんべんなく顔全体をマッサージするようにしてください。
4.キッチンペーパーにオイルを吸収させる
顔を全体的にマッサージしたら、キッチンペーパーを顔の上にのせて、手のひらで押さえながらオイルを吸収させます。
5.残ったオイルを蒸しタオルで拭く
蒸しタオルを顔にのせて、残ったオイルを拭き取っていきます。拭き取るといっても、タオルでこするように拭くのではなく、やさしくなでるように丁寧に拭き取りましょう。
6.洗顔料を使って洗顔する
超乾燥肌の人の場合は、蒸しタオルで拭き取った後にスキンケア用品で保湿して終わりでもいいのですが、そうでない場合は、最後に洗顔料を使って洗顔します。洗顔料は肌にやさしいものを選び、よく泡立てて使うようにしてください。
洗顔後は十分にすすいで、洗い残しがないようにしましょう。
ホットタオルを使って肌を温めたり、洗顔後のオイルを拭いたり、といった手間はかかるものの、意外と簡単にできてしまうオイル洗顔。
普通の洗顔と比べて「オイル洗顔がいい」と言われる理由は、大きく3つあります。
通常、洗顔料を使って洗うと肌は乾燥します。しかしオイル洗顔は肌を保湿しつつ、洗顔ができるというメリットがあります。
そのため、洗顔後の肌はしっとりしていてつっぱりません。
オイル洗顔は、オイルのパワーで皮脂や毛穴の汚れをきちんと落としてくれます。
しっとりと潤うのに汚れはきちんと落とせるというのもオイル洗顔が人気の理由となっています。
メイクを落とすクレンジング剤には界面活性剤が含まれていて、それが肌への大きな負担となりますが、オイル洗顔には界面活性剤が含まれていません。
肌へやさしい洗顔方法なので、肌のバリア機能が正常に働きやすくなり、肌が元気になります。
「肌にやさしい」といわれているオイル洗顔ですが、オイル洗顔をやるにあたっては注意点もあります。
注意点を守らなければ、思うような効果が得られないばかりか、肌への負担となることもありますので、オイル洗顔を行うに当たっては以下の点を必ず守るようにしてください。
市販の食用に売られているオイルの多くは精製度が低いので、肌につけると肌トラブルの原因となることがあります。
ですからオイル洗顔をやる際には、肌に使うように販売されている精製度の高いオイルを使うようにおすすめします。
オイルを使ってマッサージしている時に肌をこすることのないようにしましょう。
肌をこすると、メラノサイトが刺激されてシミなどの原因となります。特に使用するオイルの量が少ないと肌をこすってしまいがちですので、オイルは指の滑りが良いように十分な量を使うようにしてください。
オイル洗顔はニキビができやすい人にはおすすめできません。というのは、オイルに含まれている成分がアクネ菌の増殖を促し、ニキビを悪化させてしまうことがあるからです。
オイル洗顔は乾燥肌の人やエイジングサインが出始めている人にとくにおすすめとなります。
Written by Marie