結婚出来なかった女性についてあなたはどう思いますか? 女性として生まれたからには結婚して出産しなければ、という周囲のプレッシャーが辛くなったことはありませんか?
女性の人生の選択として、結婚しないことを強みとして生きていく考え方ついて今回お話していこうと思います。
結婚によってこれまで必死で積み上げて来たキャリアが無駄になってしまう可能性はゼロではありません。
もし子供を設けることになったら必ず思う通りに仕事をすることは難しくなってきますし、仕事に重点を置き過ぎると子供のことを放っておくことになってしまいます。
仮に子供を設けないとしても、夫という今まで別の環境で暮らして来た他人と生活を共にするということは生活のペースも制限されてくるということです。
あなたが育てて来たキャリアは、ある意味で自分の歴史・子供のようなものです。
それを考えると今までの働きを一瞬で崩してしまう結婚という行為はリスクが大きすぎると感じてしまうのも頷けてしまいます。
女性が結婚して家庭に入るということは、これまでの独身時代の友人との付き合い方を継続していくことが難しくなります。
夫婦で共働きであればそれぞれ財布が別だという家庭もあると思いますが、やはり週に何回も妻や母が夜の街に繰り出すのを良しとする夫は少ないでしょう。
家庭に入っている女性が増えて来たら奥様同士で昼間にランチという付き合い方も可能になって来ますが、もし周囲よりも早く結婚してしまうと独身を通している友人とは中々付き合いを継続していくことが難しくなります。
あなたの友人関係は、あなたの歴史であり大切なアイデンティティでもあります。結婚したせいで全てが無になるなんてリスクが大きすぎると考える女性がいても不思議ではありません。
結婚をしないと決めた女性は哀愁を帯びた雰囲気を周囲に感じさせることが多いのですが、それには理由があります。
誰かに甘えてしまう人生を諦めた女性は、自分の力だけでこれから先の人生を生きて行かなければなりません。年を重ねると両親の介護や相続の問題も出て来ます。
それらの苦しみを夫に頼ることが出来ないと自分自身でも分かっているから、1つ1つ訪れる困難を乗り越えていく度にその結果が女性の外見・人となりに反映してますます美しく周囲に映るのです。
何も知らない無垢な子供のような女性を、自分の色に染めてみたいという男性も一定多数存在します。それに匹敵する位、抗えない引力のようなものを持った女性にどうしようもなく惹かれてしまう男性もいるのです。
あなたが1人で孤独の中踏ん張った力が、誰にも負けない魅力的なオーラとなってあなた自身を纏ってくれるのです。
孤独な生活は耐えられない、けれど結婚という束縛された環境で生きていくことは出来ないという贅沢な気持ちを胸に秘めている女性は少なくありません。
しかし自由という大きなメリットを手にしているからには、まるでセットかのように孤独な生活は付き物です。いくら会社で皆同じように肩を並べて闘っていたとしても、男性は特に家族が待つ家庭に吸い込まれるように帰っていきます。
女性として人間として、自由な生活を手放すことが出来ないのであれば孤独に耐えていく力はどうしても必要になって来ることでしょう。
先程までお話したように、結婚をしないと決めて人生を歩んでいたとしても全てのリスクを受け入れてでも一緒になりたいと思えるような出会いはある日突然訪れます。
もしそんな出会いが訪れたのなら、ためらうことはせずに飛び込んでみるべきです。自由と共にずっと付き纏ってきた孤独というお荷物を、手放せる機会をどうか無駄にしないで下さい。
あなたがもし、1人で生きて行く覚悟をしたのが結婚という大きなミッションに敗れることを恐れているのだとしたらナンセンスです。
結婚というものは他人と他人が向き合うのだから、そもそも最初から上手くはずがないのです。100点ある所からマイナス点がどんどん付いていくことが怖ければ、0点からスタートするという視点を持ってみましょう。
最初から何もなければ、今度はあなたとパートナーとなるべき人が結婚というものを作り上げていくのです。最初が何もない状態だから全てが勉強で成功で、失敗はありません。
そうして必死に夫婦2人で積み上げる家庭というものが家族の歴史となっていく、こんなに素敵なことは仕事では出会えないかも知れません。
結婚しないと選択した人も、結婚を選択した人も全てを決めつけてしまわないで自分に訪れる出会いを大切に生きて行けば、後悔しない人生を歩めるのではないでしょうか。
Written by 司