今回は、彼に振られそうなときに、彼女としてやってはいけない言動について、一緒に見ていきたいと思います。
さっそくご紹介しましょう!
「僕に振られそうだから、彼女は毎日、僕の部屋にやってくるようになりました。たぶん彼女は、気持ちがすごく焦っているのだろうと思います。でも、毎日部屋に来られても、ウザいだけで、ますます僕の気持ちは彼女から遠ざかっていくのでした」(27歳・IT)
誰でも、彼に振られそうだと思えば、焦るでしょうし、その焦る気持ちが、会う頻度を増やすきっかけになるでしょう。
でもこの彼に限らず、どんな男子でも、毎日、彼女に自分の部屋に来られたらウザいと思っちゃうわけです。つまり、火に油を注ぐ結果になるわけです。だからといって、以下の方法もいただけません。
「僕に振られそうだと彼女は勘づいて、毎日、メールが来るようになりました。朝の『おはようメール』から始まって、『今日も頑張ってね』とか、『今夜は誰かとご飯に行くの?』など、僕を束縛するかのようなメールがたくさん来るようになりました。僕はますます彼女から気持ちが離れていくようになりました」(26歳・メーカー)
彼が「彼女と別れたい」と思っているというのは、彼と彼女の距離が近すぎるからです。
「ちょうどいい距離感」のとき、彼はあなたに感謝していたはずです。
「おれのことを好きになってくれてありがとう」とか、半同棲のような付き合い方をしていたら「おれの身のまわりの世話までやってくれてありがとう」など、彼はあなたに感謝していたはずです。
そういう時の距離感が、「ちょうどいい距離感」だとすれば、彼が彼女のことを振りたいと思っているときは、距離が近すぎるわけです。だから、「毎日会う」とか、「毎日連絡する」というのは、火に油を注ぐ結果にしかならないのです。
「僕に振られそうだと気付いた彼女は、ことあるごとに『私のこと好き?』と聞いてくるようになりました。もちろん好きだから、彼女のことを振らずに、まだ付き合っているわけなんですが、『私のこと好き?』と聞いてくる彼女が、だんだんウザくなってきました」(27歳・広告)
彼に振られそうとなれば、女子として、自分に自信をなくすでしょう。女としての魅力とか、自分という人間に対する信頼が、その根幹から揺らいできますよね。
でもそういうときに、思い余って『私のこと好き?』と聞くと、たいてい男子はがっかりして、ますます彼女のことを振りたくなってしまうのです。「私のこと好き?」と、下から見上げているような態度が、「いい女」に見えないのです。
「彼女から離れてゆく僕の気持ちに気づいた彼女は、急にSNSでリア充ぶるようになりました。僕は、自分の仕事が楽しくなって、彼女と会う頻度が減っただけだと認識しているのですが、僕のように私も充実した生活を送りたいと彼女は思っているのか、あるいは、単純に僕に妙な対抗意識を燃やしているのか……ある日突然、彼女はSNSでリア充ぶるようになったのです。そういう彼女を見ていたら、ますます別れたくなりました」(28歳・商社)
彼と対抗してはいけないということです。男子って「VS(ヴァーサス)」でつながる男女関係がすごく苦手だし、イヤなのです。
彼に振られそうなとき、おそらく多くの女子は、おおいに焦ると思います。
その焦りの気持ちがストレートに出たら、毎日彼に会うとか、毎日彼にメールをするとか、そういうことになるのでしょう。
焦りの気持ちに、女子としてのプライドや、意地のようなものが混ざれば、彼に対するあてつけのように、リア充ぶるかもしれません。
しかし、本文にも書いたように、彼に振られそうなときとは、カップルにおけるちょうどいい距離感が失われているときです。
出会った頃のような「ちょうどいい距離感」に戻すことができれば、再び彼とうまく付き合えるでしょう。彼に振られそうなときは、初心に戻る絶好のチャンスなのです。
Written by ひとみしょう