事実婚がメリットになる人とデメリットになる人の違いは? 事実婚をする前に検討することは?

  • 2020.01.17
事実婚がメリットになる人とデメリットになる人の違いは? 事実婚をする前に検討することは?

法的な手続きのある結婚ではなく事実婚を選択するカップルが増えてきています。事実婚にはいったいどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

事実婚をする前に検討するべきことはどんなこと? 事実婚がメリットになる人、デメリットになる人の差も調べてみました。

事実婚ってどんなこと?

事実婚とは法的に婚姻届けを出しているわけではないが、夫婦同然の暮らしをしている人たちのことを指します。なら同棲と一緒じゃないの? と思う人もいるかもしれません。

でも同性と違うのは婚姻の意志があるかどうか。同棲だとその後に結婚があるとは限りません。

でも事実婚はお互いが婚姻の意志があるが入籍しないだけなのです。入籍しないのには人によって様々な理由があります。

入籍できない事情がある人もいますし、法律という手続き上のものに縛られたくないという人もいます。

事実婚は事実上夫婦であることは明確ですから婚姻届けを出して法的に認められることを重視しない人たちに選択されているようです。

もともと法律的な結婚の制度に賛成できない人もいるようです。

二人が一緒にいるのは気持ちがあるからなので紙(婚姻届)を提出したからといってその気持ちが変わるわけではない。どちらでも一緒なのだからあえて出す必要がないと思っているのだとか。

何物にも縛られない自由な結婚というのでしょうか。また、苗字を変えたくないという二人にも事実婚は選ばれています。法律的に婚姻届けを出して結婚をすると夫婦どちらかの名字を選択しなければなりません。

お互い仕事をしていて職場ではそのままの名字を使用するというパターンもありますが、公的な書類などは苗字変更に合わせて手続きをしなければなりません。これがまたとても手間がかかるもの。

そういった面倒な手続きをしなくてもよいというメリットが事実婚にはあるのです。事実婚とはいえ、夫であり妻であるという事実は変わりません。夫婦別性が認められれば婚姻届けを出してもよいという夫婦もいるかもしれませんね。

事実婚がメリットになる人

嫁に入ると相手の親の面倒を見たり、相手の親戚づきあいをしなければならないということが付いてきます。

でも事実婚なら周りからは結婚しているとみなされないこともあり親戚や親の期待がのしかかってくることはありません。

事実婚後も自分の生活のペースを乱されたくない人にはとてもメリットがあるでしょう。

昔ながらの風習に飲み込まれたくないという強い意志がある女性に多いようです。結婚という制度は今のままでは女性側に不利なことが多いような気がします。

結婚して相手の戸籍に入り苗字が変わる。離婚したらそのことが戸籍に記載され次の結婚にも影響を及ぼす。

そういう煩わしいこととは無縁でいたいなら事実婚はとても良い制度だと言えます。男性とそしてパートナーといつでも対等な関係でいたいともうなら事実婚はメリットが多いと思います。

事実婚がデメリットになる人

子供が欲しいと思っている人には事実婚は少しデメリットがあるといえるでしょう。

子供の名字は夫婦どちらかのものを選択できずに出産した女性の名字になりますし、父親だという証明を認知という形で結局書類を書かなくてはいけないこともデメリットといえます。

子供が小さいうちは両親の名字が違うことに気が付かなくても、そのうちに父親と名字が違うことで友達にからかわれたり不思議に思われたりすることはあるでしょう。

学校などの書類上も不便が生じることは予想できます。また、どちらかが先に亡くなったときに相続をすることもできません。

「相手の遺産なんかに興味はないわ」という人には問題はありませんが、一緒に過ごした人の形見が少しでもほしいというなら事実婚はデメリットになるでしょう。

遺言を残しておけば相続できないことはありませんが、税金がかかる場合があるので婚姻届けを出している夫婦と同等という訳にはいかないようです。

事実婚をする前に検討すべきこと

法的な婚姻ではなく事実婚を選ぶなら、二人が強い意志をもて追行しなければ難しくなってきます。

途中で結局籍を入れることになるなら初めから入れておけばよかった……。となるパターンが多いからです。事実婚は現代に多くなってきているとはいえ、世間の風あたりはまだ強いのが現実です。

どう見ても夫婦なのに表札二つという家を不思議に思うご近所の噂好き主婦もまだまだいるのです。周りの声は気にしなければどうにでもなります。

でも、事実婚は税金の面でも配偶者控除が受けられないということもあります。どちらかが急病などで働けなくなった時にはじめてこのような壁に直面することもあるのです。

事実婚のほうがメリットが多いと思って始めても結局は婚姻届けを出す事実婚夫婦も多いのです。子供ができたら婚姻届けを出すと決めている事実婚夫婦もいます。

まだまだ日本での事実婚は不便がいっぱいあるので法律的に事実婚を認めるような制度に代わっていくともっと自由が増えて住みやすい国になりそうですね。

いろんな選択肢があったほうが私たちの住む現代に合っているような気がします。

 

 

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