彼からいきなり「好きだけど別れよう」なんて言われたら…ショック過ぎますよね。
嫌いになったのなら仕方ないけど、どうして「好き」なのに別れなきゃなんないの?! 混乱して取り乱してしまいそうです。
そこで今回は、実際のエピソードを参考に、男性の『好きなのに別れる理由』と『別れを告げられた際の対処法』を考えてみたいと思います!
男性が好きなのに別れる理由
・結婚相手としては考えにくい
「恋人」として、「友人」として好きでも、人生のパートナーとして見ると『何か違う』と感じてしまうことがあります。
その状態で女の子側が結婚を望んでいた場合、男性は好きでも別れを選ぶことがあります。
『可愛い子で一緒にいて楽しいですけど、家庭を共に作っていく女性にはどうしても思えなかったんです。彼女が妻とか母とかになっているのが想像出来ないっていうか…。彼女自身は結婚を望んでいて料理教室に通い出したの、とか自分に対してアピールにするようなことを言ってきたりしたので悪いなと思い別れを決心しました。恋人として遊んでいられるならもっと一緒にいたかったですけど、彼女の年齢考えても結婚する気もないのに引っ張っちゃダメだな、と。(28才・会社員)』
『彼女は3つ年上のせいもあって結婚願望が強かったんです。僕は仕事が面白くなってきた時期でまだそこまで考えられませんでした。センスも良く、話が合って、最高の恋人だったのですが、最終目標みたいなものがチラつくのがきつくなりました。結婚相手として考えると、なんとなく彼女はシッカリしすぎている気もしていました。勝手な事を言うようですが、妄想のなかの奥さんはもっと初々しい感じで…彼女は最初から家庭を仕切れそうだったので…。本当に好きだったのは嘘じゃないんですけど。(26才・会社員)』
・交際に疲れた
恋愛は常に楽しい時ばかりとは限りませんよね。恋愛における試練や疲弊の壁にぶちあたったとき、大抵の男性は女性よりも早く降参してしまう所があります。逃避したくなるのです。付き合いはじめのドキドキやワクワクが薄れてきたとき、相手との関係が自分に及ぼす影響を冷静に考えるのも男性の方が先かもしれません。
『彼女が好きで付き合って、今も好きです。でも本当に自分と同じくらい好きでいてくれるのか、彼女の本当の気持ちを考えるのに疲れてしまいました。モテるだろうなって感じの子だったから、告白しても振られると思ってたんです。でもOKだったから舞い上がりました。あちこち連れてったりプレゼントしたり、喜ばせたくて色々しました。彼女も嬉しそうにしてくれましたが、なんとなく心を開いてないというか、恋人って感じがしなかった。前の失恋を引きずっててみたいなことも聞いて、寂しいから自分といるのかとも思えてきて…。別れようと言ったら泣いてくれましたが、もう頑張れる気がしなかったです。好き過ぎて疲れました。(21才・学生)』
『バイト先の大勢いる女の子の中でも1番人気のある子でした。たまたまシフトが一緒になることが多く、付き合うことが出来たときは今までの人生にないくらい嬉しかった感じで。けど彼女はわがままで、振り回され、大げさかもしれないけど俺ボロボロになっちゃったんです。どこに行きたいとか、すぐ迎えにきて、とか、そういうのも初めは可愛く思えてたけど、こっちの予定は全然無視だし、ちょっと怒ると倍ほど逆切れされます。俺のことはめちゃくちゃ監視するのに、自分は浮気みたいなこともされて…悩んだ末、好きだけど別れようって告げました。(24才・フリーター)』
・自分は必要とされていない
男性は愛する女性を守りたいという本能を持っています。頼られて支えたい、手を差し伸べたいのです。男性としての力が発揮出来ないと喜びも感じることが出来ず、自分は彼女に必要ないと感じてしまいます。
男性は基本女性よりプライドが高いです。女性の方が立場が上だったり、収入が多かった場合、彼女を好きでもその状況が耐えられなくなることもあるでしょう。
『なんでも自分で決めて、しっかり歩いていける人。俺の存在なんていらないんじゃないかと思えてきた。パートナーである以上、もう少し頼られたり、支え合ったりしたかった。ベタベタ甘える女は好きじゃないって言ったのを気にしてたのかもしれないけど、俺だけに見せる弱い部分とか多少は欲しい思いが男としてある。いなくなっても立派にやっていける彼女を思うと、一緒にいる意味がなく思えてしまいました。嫌いになったわけじゃないけど冷めたってことになるのかもしれないです。(25才・公務員))』
『彼女は専門職で給料が僕より多かった。知ってて交際しましたが、年々それが重圧になった。小さい男と思われるかもしれないですけど、経済力を持ち完全に自立している彼女に対して卑屈な感情を持ってしまってました。可愛いところもある女性でしたが、自分が守るような人ではないのかなと。その時、自分は職を辞めて探している所だったことも手伝い、彼女といるとプライドが傷ついて何を言われても惨めな気持ちになってくるのをどうしようもなかったです。(26才・派遣)』
・「好きだけど」は言い訳
「好きだけど」の「好き」が、女の子が受け取るような期待出来る意味合いでない場合もあります。本当の理由が言い出しにくい為の前置きのような…。
この場合は、「別れたい」が先にあって、そっちの気持ちが本気で、「好きだけど」は、その言葉を緩和させるためのごまかしです。
『実は他に好きな人が出来たんです。彼女とはもう長かったしマンネリっぽくもなってましたし。でもなかなかその理由って言い出しにくいじゃないですか! 彼女に悪いところがあったわけじゃないし、傷つけたくはなかったんです。それに本当に嫌いにはなってなかったし。(24才・ショップ店員)』
『彼女がいるとすごくお金がかかるんですよね。自分はやりたいことが色々あってデートだのプレゼントだのでお金を使うのが痛手に思えてきたんです。彼女と遊ぶより友達との方が楽しかったり、男友達だとなんでもワリカンだし、金ないとか言えるでしょ? 正直彼女って今は必要ないかなと思って、元々何となく流れで付き合った子だったんですよね。でも別れたい理由が上手く思いつかなくて、そんな言い方になりました。(26才・病院勤務) 』
・夢を持っている
大きな目標を持っている男性は、「好き」という気持ちに嘘はなくても、夢のために別れを決心することがあります。
女の子にすれば、夢をめざしていても交際できなくなるわけじゃないのに…と思いますが、彼にとっては彼女に取られる少しの時間も惜しいし、夢のための努力不足になる気がしてしまいます。
そんな自分を好きでいてくれる彼女を不幸にしたくないという気持ちもあるでしょう。
『バンドやっててデビューをめざしてます。彼女もファンの1人で応援してくれるけど、夢を成し遂げるには時間も金もかかる。来年には東京に出る決心してて遠距離になってしまうし、この先どうなるか分からない。彼女のことは本当に好きだけど、だからといって夢は断念できないし、成功することだけを今は考えたいという気持ちに嘘はつけないです。(19才・ミュージシャン)』
『弁護士をめざして勉強しています。試験勉強に半端なく時間がかかるんです。金も今は親に頼っているので、自分のことであまり使いたくない事情もあります。彼女は受かるまで待つと言ってくれますが、年齢のこともあり焦る気持ちもあると思うんです。待ってもらっても、いつ受かるかも分からず、受かったとしてすぐに結婚できるかというのも疑問です。彼女は好きなのですが、存在が支えというよりは、気が散るという部分もあり…別れた方がお互いのためだと思いました。(26才・無職)』
彼の「好きだけど別れたい」への対処法
男性側の本音を探ってきましたが、それでは、「好きだけど別れたい」と言われて納得出来なかったときは一体どう対処すればいいのでしょう?
・理由をしっかり聞いて改める
好きなのに別れる理由の中に「必要とされていない」というのがありましたよね。
でも実際は「私にとって彼は必要不可欠の存在。どうしてそんな風に思うのよ〜!」って場合があると思うのです。
なぜそうなってしまったかというと…それは、彼にあなたの本心が伝わっていなかったから!
素直に「好きなのにどうして別れなきゃならないの?」と聞いてみましょう。
彼が「きみには俺なんて…」といった理由を口走ったら、そんなことない! と、完全否定して、自分がどんなに彼に支えられているか、頼っているかを伝えなければなりません。
そして彼を引きとめることが出来たなら、今後は愛情表現をしっかりと、「あなたなしでは生きられない」ことを彼に感じさせてあげるように態度を改めてください。
他の場合でも、別れの理由を聞いたら改めることを約束して実行しましょう。
たとえば、少し連絡がないだけで騒いでしまう心配性、時間にルーズ、お金のかかるデートばかりしたがる…等々よほど理不尽なことでない限り、彼の意向を尊重しましょう。
・受け入れて距離を置く
別れを切り出されたときに冷静さを失ってすがってしまうと、彼の心が余計に遠ざかってしまうかもしれません。
辛いことですが、まずはスンナリ別れを受け入れ距離を取るのが1つの対処法になります。
そうすることで彼の真意も見えてきますし、自分に何が足りなかったのかも分かってくるでしょう。
あなたの動揺を見越していた彼にすれば、「え、いいの?」といった拍子抜けの気持ちが湧いて、それが、「別れてしまうとなんだか寂しい」という気分にさせることが期待出来ます。
別れのあと数週間はこちらからの連絡は一切絶つことです。
本当にまだ「好き」なら、彼の方から連絡があるでしょう。
・友達になって(戻って)みる
お互い好意は持っているのですから、友達になって(戻って)みるのもいいかもしれません。
気をつけることは、もう彼女ではないのですから、馴れ馴れしくし過ぎないということ。
だからといってツンツンしてはいけません。
常に明るく、普通の女友達より彼のことをよく知っていて話しやすい、という絶妙のポジションを確保しましょう。
その上で、髪形を変えたり、ダイエットしたりして綺麗になる作戦を練るのです。
彼が友達として傍にいて、「惜しかった」と後悔するように。
意外な女らしさや、料理の腕をチラ見せすることによって、「彼女は結婚相手じゃない」なんて思い込んでいた彼の気持ちを変えさせることも出来るでしょう。
・出会いの場に行ってみる
彼のことは好きだけど、彼に固執する事はありません。気分転換に出会いの場へ出掛けてみてはいかがでしょう。
男性は狩猟本能のある生き物。自分の彼女が自分から離れていくと感じたときにヨリを戻すことを考えるかもしれません。
万が一、彼よりももっと素敵な男性が現れたら・・・・・・その人とお付き合いすることだってOK!
いまや、出会いの場はたくさんあります。合コン、街コン、恋活アプリ、相席屋、趣味サークル・・・・・・出会いの場所は問いません。
男性は彼だけじゃないってコトをあなた自身も学びましょう。