この人は運命の人かなと思って、実際に付き合えたとしても違っていたという経験をしたことをある人もいるのではないでしょうか。

ですが、みなさんは「運命の人」というのは、どういう定義で使っていますか？ 運命の人の定義から出逢い方などを詳しくご紹介します。

1. 運命の人とは？

運命の人と言われて思い浮かべるのは、恋愛における運命の人なのではないでしょうか？

運命の人となら、一緒にいて楽しい恋人になり、何の障害もなく結婚をし、幸せいっぱいの人生を歩める。そう思っていませんか？

ですが、運命の人だからこその障害もありますし、苦労もあります。人生は苦行もあれば幸せな時もあるのが普通で、全く辛い時期がない人というのはあり得ません。

一般的に「運命」は「幸せ」という言葉の代名詞になっていますが、幸せというのはどういう時に感じるものでしょうか？

常に楽な人生を歩んでいる人に、幸せを感じることはできると思いますか？ 辛さを知っているからこそ、幸せを感じられるものです。

だから相手のタイプによっては、運命の人との出会いが不幸の始まりという人もいるでしょう。もちろん、それでもめげずにその人と添い遂げられたなら、極上の幸せを感じられます。

つまり運命の人とは、あなたの人生における波を作ってくれる人という意味なのです。

2. 恋愛における運命の人

恋愛における運命の人というのも、もちろん存在します。

これまでのあなたの恋愛がいったい何だったのかと思わせられるほどに熱く激しいものだったり、淡々としているのにしっかりと幸せを感じられるものだったり、同じ恋愛における運命の人でも違いはあります。

あなたが運命の人と出会うまでに、どんな人生を歩んできたか、どんな恋愛をしてきたかで感じ方が変わってしまうので、どういう恋愛をさせてくれる人が運命の人とは言い切れないのです。

ただ一つ言えるのは、他の恋愛と比べて結びつきが強く、一度繋がることができたなら、あなたの恋愛観が変わってしまうまでそばにいるということ。

人によっては、運命の人と出会い、結婚をし、子どもができるというところまで進められますが、途中で終わってしまう恋の場合もあります。運命の人は一生涯の伴侶という意味ではないからです。

先程も書きましたが、運命の人は、あなたの恋愛観を変える人。恋愛観を変えたら、そこで運命の人としての役割は終わってしまいます。

その後は、他の人と同じで、お互いの気持ちをどれだけ寄り添えられるかで未来が変わってしまうのです。

3. 人生における運命の人

「運命の人」と言っても、恋愛だけではありません。あなたの人生観を変えるために現れる運命の人もいます。

こんな話を聞いたことはないでしょうか？

「人生には三人の師匠(先生)がいる」

これは、あなたの人生観を変える運命の人が三人いるということです。

人は一生涯、平坦な人生を歩むことはできません。あなたがもし30代であるなら一度以上はすでに起きているのではないでしょうか？

もし、20代なら起きていない人もいるかもしれません。もちろん、すでに三度以上人生観が変わったという人もいるでしょう。

三人の師匠も、必ず三人いるというわけではなく三人以上いるので、何人の人と出会えるかはその人の人生に対する考え方や行動によって変わってきます。

またこの師匠は同性の場合もありますが、異性の場合もあります。その場合、恋愛に発展することもあるでしょう。

一つ上の項目でも書きましたが、運命の人はあなたの人生観を変えるということを達成すると、他の人と変わらない存在になるので、恋人にも友人にもなりえるのです。

4. 運命の人との出会いの兆候

では実際に、運命の人との出会いの兆候についてですが、これはあなた自身の考え方に変化が現れたときや、周りの環境が一気に変わった時などです。

いつも通りの生活をしている中では、運命の人は側にいたとしてもその力を発揮しないために、見つけることが困難だからです。

ニワトリが先かヒヨコが先か、ではないのですが、運命の人がいるからあなたが変化するのか、あなたが変化（環境が変化）するから運命の人が現れるのかというのは、どちらが先なのかというのは難しい問題です。

運命の人はあなたが気づかないだけで、ずっとそばにいた人という可能性もありますし、あなたの変化も環境の変化も、本当はずっと前から兆候が現れていたのに気づくのが遅かったということもあります。

だから人によっては、どちらが先と感じるのかはバラバラなのです。

ただ一つ分かるのは、これまでとは何かが違ってきていると感じたなら、運命の人との出会いの（運命の人と気づく）時が近づいているということです。

これまで出会って来た人を振り返ってみたり、何が変わってきているのかを自分の中でおさらいすると、運命の人を見逃さずに済むでしょう。

そう、運命の人を見逃してしまう場合もあります。現在の状況から目をそらしている時ほど、見逃す確率が上がってしまいますので気を付けてくださいね。

5. 運命の人との出会い方

では、運命の人と実際に出会うにはどうすればいいのでしょうか？

兆候の項目でも少し触れましたが、あなたが現実から目をそらさないということは大前提です。その上で、これまでとは違う行動を取るというのがキーワードです。

普段は興味を持っていなかったはずなのに、何となく気になることがあったら行動を起こしてみてください。

また、人から誘われたときに興味がないからと言って断るのではなく、とりあえず参加してみるというのもいいでしょう。

恋愛における運命の人も、人生における運命の人も、あなたが変わろうとしている姿に惹かれて姿を現します。基本的に運命の人は変化を好むものです。

その人自身が変化の大元だからなのかもしれませんが、今の場所から一歩も動きたくないという人に対しては冷たい態度を取ってしまうのも、運命の人の特徴。

あなたが運命の人と出会いたいと思っているなら、勇気を出してまず一歩前に足を出してみましょう。彼ら、彼女らはあなたを後悔させない新しい世界に連れて行ってくれるでしょう。

6. 運命の人と付き合えたら

運命の人と付き合うことが出来たら、その時点であなたは新しい運命を走り出しているということです。場合によっては、すでにあなたの人生観、恋愛観が変わっている可能性もあるでしょう。

変化の工程や変化後をの未来を楽しみながら、その人とめいいっぱい恋を楽しんでください。そうしているうちに、昔はできなかったことが簡単にできるようになっている自分に気付くことができるはずです。

そして、自分が伸び伸びとして、これが本来の自分だったのかと思うようになるでしょう。

運命の人は、あなたの魂を解放してくれる人でもあります。ただ忘れてはいけないのが、運命の人もあなたを変化させる役割を担っているものの、普通の人だということです。

わがままになりすぎたり、頼りっぱなしになってしまうと、相手が疲れてしまいます。運命の人であっても、普通の人だということを忘れないでください。

あなたが、運命の人を他の人と同じように気遣い思いやることができれば、いつしか恋は愛に変わり、結婚をし、一生涯の伴侶としてあなたのそばにずっといてくれるかもしれませんよ。

7. まとめ　運命の人

最後に、あなたが誰かの運命を変える役割も担っています。あなた自身もまた、誰かの運命の人なのです。

人の縁は多方向に向かって伸びています。

いつ誰にどんな影響をもたらすかわからないので、悪い影響を人に与えたくないと思ったら、自分自身でも普段からの行動に責任を持つことが大事ですよ。