交際を始めると、つき合う前にはわからなかったことがたくさん見えてきます。いわゆる「理想と現実の違い」です。
嬉しいギャップもあれば、当然嬉しくないギャップもあります。「理想と現実が違った!」と途方に暮れそうになったとき、思い出してもらいたいことをお伝えします。
1. 現実バンザイ! つき合ってみて良かったこと
頼りになる
「つき合う前は、『正直あまり頼りにならないタイプかな』と思ってました。でも同棲することになって、重いものを率先して持ってくれたり、家具の配置をテキパキ決めてくれたりする姿を見て、キュンとしました」
男性の意外な「頼れる姿」に、クラっとくる女の子は多いもの。草食系だったり、おしゃれ系の男性にはあまり期待できなそうかな……と思っているところに、意外と頼りがいのあるところを見せられたら、もっと彼のことを好きになっちゃいますよね。
家事力が高い
「一人暮らし歴の長い彼は、料理も洗濯も掃除もお手の物。二人でいても、きっちり分担ができるので助かってます。料理も私がしたり、彼がしたり。『これ、どうやって作ったの?』なんて会話もできるので、楽しいですよ」
今後どんどん増え続けることが予想される、共働き世帯。「家のことは妻の仕事」なんて考えはもはや過去のもの。これからは、家事力を備えた男性こそがモテることになるでしょう。
家事力の高さは、ある程度親密にならないとわからないもの。つき合ってみて初めてわかる、彼の魅力の一つだと言えるでしょうね。
家族を大切にしている
「離れて暮らす家族のことをよく気にかけていて、困ったことがあればすぐに行って助けたり、まめに連絡を入れたりしているようです。同じように私の家族のことも気にかけてくれて、運転できない私のために実家まで車で送ってくれたりするんですよ」
長くつき合うにつれて、お互いの家族関係も重要になってきます。自分の家族だけでなく、パートナーの家族のことも大事にしてくれる人となら幸せな生活を送れそうですよね。
ただ、家族思いが行き過ぎて、マザコン気質のある男性には要注意。
2. 理想とのギャップが……つき合ってみて悪かったこと
ジェンダーへのこだわりが強い
「つき合う前はとても優しい人だったのに、まさに『釣った魚に餌はやらない』タイプで……。男尊女卑的な思想が強く、家事は一切やりません。『女は三歩下がってついてこい』って本気で思っているような感じなので、最近ちょっと引き気味です」
男女平等、ジェンダーレスが叫ばれて久しい昨今ですが、世の男性のすべてがその思想に賛成しているわけではありません。
親しくなるにつれ、「彼の古風な考え方が正直キツイ!」と感じる女の子は少なくないようです。
決断力がない
「ご飯を食べようって話になると、必ず『どこがいい?』『何が食べたい?』と言い出す彼。最初はこっちに気を遣ってくれてるんだと思ったけど、実際には自分で決められないだけだった……」
優しい男性は素敵でも、決断力がなくて全てをこっちに委ねる男性は嫌なのが乙女心。結婚したら、「今夜、なに食べたい?」と聞く度に「なんでもいいよ」と聞かされる未来が待っていそうです。
自分本位なところがある
「つき合う前は全然そんなふうに見えなかったのに、怒ると物に当たって壊したり、大声で怒鳴ったりするんです。交友関係にも口出しをしてきて、束縛も激しい。彼がこんなにモラハラ気質だったなんて……」
表面上はとてもいい人そうに見えていたのに、実のところはすごく自分本意な人だった! というケースもありがち。
つき合うまで本性が見えにくいので、意外な現実にびっくりする女の子が少なくないのです。
3. 理想と現実の違いを感じて、二人の関係は変わった?
予想よりも現実が良かったケースでは、「彼をもっと好きになった」「結婚を意識してつき合うようになった」という声が。
一方、逆のケースでは、「彼とこのままつき合っていていいのか不安になった」「気持ちが覚めてしまった」という声が聞かれました。
4. 理想と現実が違うと思ったら、どんなことをすればいいか
「理想と現実が違ってた!」「こんなはずじゃなかったのに」そう思っても、すぐに恋人と別れる決断ができる人は多くありません。大体が「ちょっと嫌なところがあるけど、好きなところもある。欠点は誰にだってあるものだし、目をつぶろう」とスルーしてしまいます。
しかし、それは危ない判断です。なぜなら交際初期に覚えた違和感は、つき合いが長くなるにつれて深刻化する可能性が高い、とても根の深い問題だから。
つき合いが長くなって、二人の関係がすっかりこんがらがってからでは、修復するのはとっても大変。だからこそ、初期の段階でしっかり話し合うことが大事なのです。
話し合う際には「あなたのここがダメ、おかしいよ!」と責めるのではなく、「わたしはこうしたい、こうしてほしい」と、自分の希望や思いを伝えるスタンスで。冷静に話し合うことで、彼の本音も聞き出せるかもしれません。
もし彼の苦手分野があなたの得意分野であれば、お互いに補い合える関係性を構築するチャンスです。
5. おわりに
交際を始めると、良い意味でも悪い意味でもギャップは必ず生じます。なぜなら二人の仲が親密になればなるほど、相手の今まで見えていなかった部分が見えるようになるからです。
だからひとまずは、「理想と現実に違いがあるのは、当たり前のこと」と思っておきましょう。そのうえで、嫌なことはスルーせず、きちんと話し合うことが必要です。
「嫌だな」ということを指摘するのは難しいかもしれません。でも、彼に「あなたとの関係をもっと良くしたい」という気持ちが伝われば、きちんと話し合いに応じてくれるはず。
必要以上に不安がらず、勇気を出して二人の関係をレベルアップさせていきましょう。