一日のほとんどを過ごす職場。そこで出会う同僚や先輩、後輩とも長い時間を共有するので、自然と恋が芽生えることもあるでしょう。しかしここで「社内恋愛」という壁が立ちふさがります。「社内恋愛は嫌」と言う男性が、少なからず存在するからです。

当記事では、男性が社内恋愛を嫌がる心理と、もしそういう人を好きになってしまった場合の対策について紹介します。

1. 男性が社内恋愛を嫌がる心理1：周りにバレたら恥ずかしい

どんなにこっそり恋愛していても、どこからか「あの2人、つき合ってるんじゃない？」なんて噂話は生まれるもの。

しらを切り通すのも大変だし、かと言って周囲にバレたらからかわれたり変に気を遣われたりと恥ずかしいし、居心地が悪い……。そう思って、社内恋愛を嫌がる男性は少なくありません。

自分のも他人のも恋バナ大好き！ という女性は多いですが、男性の場合は自分の恋愛の話はあまりしたがらない人が多いので、社内恋愛を知られたら恥ずかしいという思いがとくに強いでしょう。

2. 男性が社内恋愛を嫌がる心理2：別れたときに気まずい

社内恋愛について考えたとき、真っ先に思い浮かぶデメリットがこれでしょう。もちろん誰しも、別れることを前提につきあい始めるわけではありません。でもさまざまな事情が重なり、お別れする。そういう可能性も0ではありませんよね。

その場合、一般的なカップルなら連絡を絶てばもうそれ以上関わり合うことはありません。でも社内恋愛の場合、別れて超絶気まずい状況でも社内で顔を合わせ、場合によっては会話したり、協力して仕事を進めたりする必要があります。

こうしたリスクを考えると、社内恋愛は避けておきたい、と考える人がいても不思議ではありません。

3. 男性が社内恋愛を嫌がる心理3：喧嘩をしても顔を合わせないといけない

恋人と喧嘩をして、しばらく相手の顔を見ないで頭を冷やしたい。そういうこともあるでしょう。

しかし別れたとき同様に社内恋愛なら、どんなに大喧嘩の後でもお互いの顔を合わせなければいけないこともあります。

自分の気持ちとしてもモヤモヤしますし、周りから「あの2人、険悪だけど喧嘩でもしたのかな」なんてヒソヒソ言われるのも居たたまれないものです。

4. 男性が社内恋愛を嫌がる心理4：仕事とプライベートを分けたい

恋愛と仕事は本来分けて考えるべきものですが、どうしても恋愛のことが気がかりで仕事に身が入らない…… そういうことは起こりえます。そうしたことを防ぐため、社内恋愛禁止を掲げる会社もありますよね。

たとえ会社から禁止されていなくても、マイルールとして「仕事とプライベートはきっちり分けたい」と考える人は少なくありません。会社で見せる顔と普段の顔が違うから、それを恋人に見られたくないと考える人もいるでしょう。

5. 男性が社内恋愛を嫌がる心理5：気が散ってしまう

筆者にも社内恋愛の経験がありますが、仕事場に恋人がいると思うとどうしても気が散ります。普段の「自分」のペースが乱れるとでも言うのでしょうか。

つき合い始めのラブラブ期の場合は「恋人の姿が気になって目で追ってしまう」「少しでも喋りに行きたい」などがあるあるです。

他にも「異性の同僚と話しているのを見られるのが気まずい」「あの人、うちの恋人にちょっかいかけてるのでは……！？ と気になる」などなど、社内恋愛だからこそ生じてしまう”気が散る要素”がたくさんあります。こうしたことに煩わされたくない、と思う人は少なくないでしょう。

6. 社内恋愛が嫌な人を好きになってしまったら？

では、「社内恋愛はしたくない」と言い切っている人を、同じ社内にいるあなたが好きになってしまったらどうすればいいでしょうか。

考えられる方法としては、以下のようなものがありそうです。

• 会社を辞める
• あきらめる
• 気にしない

一つひとつ見てみましょう！

会社を辞める

仮にあなたがその会社を辞めれば、社内恋愛にはなりません。ですがもちろん、これはあまり現実的な方法とは言えませんね。会社を辞めたら好きな人との関係も途切れてしまいますし、おすすめの方法とは言い難いです。

あきらめる

恋愛なんて望まない、片思いでいい。そう思えるなら、あきらめるのも1つの手ではあります。もちろんこれも、おすすめの方法とは言えません。

気にしない

会社は辞めない、でもあきらめるのも無理！ なら、身も蓋もないですが「気にしない」しかありません。

どんなに「社内恋愛は嫌だ」と考える人でも、恋をしてしまったらそれはそれ、となることが多いです。ダメで元々、当たって砕けろ精神も時には必要です。

というわけで、結論は「気にしない」となりましたが、これだけでは具体性に欠けます。もう少し突っ込んで考えてみましょう。

7. 社内恋愛が嫌な人をその気にさせるには？

まずは相手が「なぜ、社内恋愛が嫌なのか」を理解することが先決です。そのうえでできる限り、相手の考えるリスクを解消してあげる必要があるでしょう。

例えば相手が「周りにバレることを心配している」なら、あなたの口がいかに固く、信頼に足る人物かをアピールするべきです。

「仕事とプライベートはしっかり分けたい」と考えているなら、あなた自身もきっちり分けている姿（もしくはそれを尊重できる姿）を示してあげねばなりません。

「この人なら大丈夫そうだ」と思ってもらえれば、社内恋愛解禁に向けて、彼の背中を押せるかもしれませんよ。

8. まとめ

社会人にとって、1日を一番長く過ごす場所が職場です。そこでおのずと恋が生まれるのは、ごく自然のことといえます。社内恋愛に対してハードルを感じる人が少なくないのは事実ですが、多くのカップルが社内恋愛で生まれているのもまた事実。

社内恋愛には障害を乗り越えたり、秘密を共有したりと普通の恋愛にはない魅力もあります。お目当ての相手の気持ちを射止められるよう、応援しています！