一回数百円でレンタルできるクライミングシューズですが、ボルダリングを続けていくにつれて、マイシューズが欲しくなってくることと思います。
一口にクライミングシューズといっても、メーカーによってサイズ感や履き心地も変わります。
これだ! という一足で集中してボルダリングに取り組めたらきっともっとボルダリングが楽しくなるでしょう。
今回は、マイシューズを検討している人もそうでない人も買いたくなる(かもしれない)クライミングシューズについてお伝えします。
ボルダリングで使用するクライミングシューズ、値段はどのくらい?
気軽に体験できることもあり、ここ数年で急速に広まったボルダリング。フリークライミング の一つですが、室内で行える身近なスポーツとも言えるでしょう。
ボルダリングで使用する靴は、クライミングで用いられているクライミングシューズになります。きつめの履き心地で、指先が動かないことで小さなホールドでもしっかり立てるようになっています。
値段は安いもので1万円を少し下回り、1万円台~2万円台の価格帯に設定されている商品が多い印象です。
始めの一足は、コストパフォーマンスの良さと、きついけれど苦しくはない履き心地の良さがあるものが選ばれることが多いようです。
多くのスポーツ選手が使用する道具はいわゆるプロ仕様で、一般向けのものより高額になる場合があります。
しかし、クライミングに関してはプロ選手が特注で靴を作っている訳ではなく、同じ靴を買うことも簡単です。
今後のスポーツクライミングの広がり次第では、プロクライマー専用モデルが開発されるかもしれませんね。
レンタルからマイシューズへ変えるタイミング
ボルダリングを始めた頃は、靴の履き心地に慣れるのにも一苦労です。同じメーカーの商品であったとしても、材質や形などで合う合わないが出てくることもあるでしょう。レンタルであれば、気軽にサイズの変更もできます。
レンタルからマイシューズへの変えるタイミングは人それぞれです。定期的に続けていこうと思うのであれば、一回数百円のレンタル代×月に通う回数×1年の金額でマイシューズの金額と同じ位になります。
ボルダリングをある程度経験して、自分自身が伸び悩んでいるなと思う頃に、自分に合うシューズを探すのもスランプ突破のきっかけになるかもしれません。
クライミングシューズの代表的な形状について
クライミングシューズはただきついだけの靴ではありません。足先にゆとりがあると、しっかりホールドを捉えられないためややきつく感じるけれど痛くはないものを選びます。
サイズだけではなく、形状にも様々な工夫があります。着脱のタイプでベルクロ、スリップオン、シューレース(靴紐)の3つに分かれます。
ベルクロタイプとスリップオンは、着脱がしやすく足の疲労を感じやすい初心者にオススメです。初心者にオススメとお伝えしましたが、ベルクロタイプは多くのプロクライマーが使用している形でもあります。
シューズの形は靴底が平坦なフラットタイプとつま先にかけて下に曲がっているダウントゥタイプの2種類があります。
ダウントゥタイプは、小さいホールドにも足を乗せやすいという利点がありますが、人の足の構造とは違う向きに曲がっているため、窮屈で疲れやすいです。
そのため、初心者にはフラットタイプがオススメされることが多いようです。
つま先の形状についても種類があり、かかとからつま先まで真っ直ぐな形のストレートタイプ、つま先が親指側に曲がっているターンインタイプの2つに分かれます。
ターンインタイプの特徴を使いこなすにはテクニックが必要となるため、初心者にはストレートタイプがオススメです。
ボルダリングにおすすめのクライミングシューズ3選
ここからは初めての一足にオススメのシューズを紹介します。
ファイブテン ローグ
足馴染みが良くクセのない素直な操作性、ベルクロタイプで着脱もしやすく初心者でも履きやすいです。
スポルディバ スクワマ ウーマン
決して安くはない買い物をするなら、憧れの選手と同じモデルを使ってみたい! そんな方にオススメの、野口啓代選手も使用している一足。
スカルパ オリジン
初心者向きの定番と言われており、コストパフォーマンスの良さも魅力です。
紹介したシューズ以外にも、クライミングシューズは豊富にあります。
商品によっては足に合わないこともありますので、購入の際は必ず試しばきをしてみましょう。
まとめ 手入れをすれば長持ちします! 自分の足に合った一足で快適なボルダリングを
レンタルシューズは靴下の着用が必須ですが、マイシューズは裸足で履いても大丈夫です。裸足で履くと足に馴染みやすいですが、その分靴が汗を吸収します。
汗の他にもチョークの汚れも付きますので、水で濡らした雑巾などで汚れを拭き取り、日陰干しをしましょう。水洗いはシューズの形が崩れたり性能が落ちる可能性もあり厳禁です。
マイシューズは徐々に自分の形に馴染んでいきますので、パフォーマンスもきっとあげてくれます。
是非、お気に入りの一足を持ってボルダリングジムへ行ってみてはいかがでしょうか。