“あなたと彼の、愛する度合いが違う”本当の理由

つき合っているのに愛されている気がしない……というお悩みをよく聞きます。
また同様に、私が彼を愛している度合いと、彼が私を愛してくれる度合いが違う……と悩む方も後を絶ちません。

「まさにそう!」 という方は自分の胸に聞いて欲しいのですが、『愛してもらうには何かをしなくてはならない』と思い込んでいませんか?不安な気持ちを埋めるように男性に愛を注ぎ、態度や言葉など形のあるものが返ってこないと更に不安になる、ということを繰り返していないでしょうか?
実はそこに“思うように愛されない理由”があります。

今回は“愛するほど愛してもらえない”と悩む女性必見!
『愛されたければしないで欲しい』ことと、『愛されている』自信を取り戻す方法についてお話します。

コレをするから『愛されない』

アメリカの心理学者B・アンジェリスは、『愛されない』と悩む多くの女性が恋人にしてしまう間違った行為として『気持ちの隙間を埋める』ことを挙げています。一体どういった行為を指しているのか、具体的な例を挙げてみましょう。

【二人の絆を深めたくて……】
・ 二人の気持ちについて話し合おうと切り出す(婚約や将来といった話題も常にあなたから切り出す)
・ ときには音楽やキャンドルを使ったり、特別なディナーを準備したりしてあなたからムードを盛り上げる。
・ 常にあなたから……メモを置いたり、ちょっとしたプレゼントをしたりする。
・ 喧嘩のあと、仲直りしようと近づいていくのはあなたの方に決まっている。

【コミュニケーションの隙間を埋めたくて……】
・ 彼があなたについて質問するより、あなたが彼について質問することの方が多い。
・ 彼が黙っていると気になって「何を考えてるの?」と探ってしまう。反応がないと、会話を続けていくために、「こう思ってるの?」「ああ思ってるの?」と挙げてみせる。

【マンネリにならないように……】
・あなたから二人の間に新しいアイデアや習慣などを工夫して提案する。
・ あなたが彼に新しい音楽や本、料理などを紹介する。

勿論、全くしてはいけない行為というわけじゃないんです。
ただ二人のことを常に一人で考えて仕切っていたとしたら、それは……愛されない理由になる行為!お分かりでしょうか?

愛されようとがんばるあまり、それが二人で築き上げたものだと信じこんでいるけれど、実際には一人芝居で男性は見物人。傍観者ですから二人の関係や相手の気持ちなど考える必要性を感じません。
これでは女性が『愛されている気がしない』のは当然です。だって彼には自ら愛を証明する必要がないんですから。

『愛されている』自信はこうして取り戻す

女性が一人芝居に陥ってしまうのには3つの理由があります。

1、愛は何かの報酬として受け取るのだと思っている。
(心のどこかで何かをしなければ自分は愛される価値がないと思ってしまっていて愛を手にいれるためにと頑張ってしまう。)

2、自分が隙間を埋めなかったら、二人の仲が壊れるような気がする。
(彼の熱意や行動が足りないと思っていて、それを埋めるのは自分だと決めて重い荷物をすすんで背負いこんでいる。)

3、空白(間)が耐えられない。
(殺風景な部屋を飾り付けたいという欲求は女性の方が強いもの。同様に女性は沈黙にも弱い。男性に対しても空白を埋めたい、沈黙を言葉で埋めたい、離れている時間も愛で埋めたい、という欲求に駆られてしまう。)

『愛されている』自信を取り戻すには、上記の3つの習性を封印するんです。
女性に隙間を埋めずにいられない癖があると、男性は二人のために何かをするチャンスを与えられません。采配をふるい、行動を起こして相手を喜ばせてこそ男性も喜びと恋人への愛を感じるんです。

ですから思い切って今までしていたことを何もかもやめてみませんか?
気持ちを伝えることをやめ、デートの計画を立てるのも、いやデートすること自体決めるのも、一切合切やめてじっとしてみるんです。そのとき、彼が自分からの働きかけをはじめたら『愛されている』自信を取り戻すことが出来るでしょう。

おわりに

いかがでしょうか?
アンジェリスは、カップルでボートを漕いでいると仮定して以下のように解説しています。
ボートはスイスイ湖を渡っていくが、ある所まできて彼女は疲れを感じ、しばらく手を休める。
すると突然ボートは止まる。驚いて振り返ると男性はただ座っているか眠っている。
「彼は乗客だったのだ。あるいは、あなたが振り返ったとき、ひょっとしたらそこには誰もいないかもしれない。つまり、あなたはずっと一人きりだったのだ。」

一人でがんばりすぎると、恋人は単なる乗客になってしまうんですね。
愛されていないかもという不安があるなら、一度オールを漕ぐ手を休めてみませんか?
そうすれば彼は俄然張りきって男らしくボートを漕ぎ始めるかもしれませんよ。

参考文献
「男と女の心が底まで見える心理学」 B・アンジェリス 三笠書房

Written by mami

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