婚活も焦ってしまうと、早く結婚することばかりに意識がいってしまいます。知り合って間もない彼から電撃プロポーズされた……なんてことになったらまるでドラマのような幸せな展開ですが、実はこれってけっこう危ないパターン。もしかすると彼は 結婚詐欺師 かも!?
イケメンで、お金持ちで、優しくて、アレも上手で完璧な彼……だったとしたらさらに要注意。そんなに上手い話、世の中そうそう転がっていません。他人ごとのように思えるかもしれませんが、詐欺関連のトラブルって実はすごく多いのです。
そこで今回は、元女探偵である筆者が 結婚詐欺師 の手口と対処法について解説します。
◆結婚詐欺師 の典型的な手口とは
結婚詐欺といっても、その手口は様々です。代表的なものとしては以下のようなものがあります。
・ 投資、権利系の詐欺(マンション投資や未公開株など儲け話系)
・ トラブルに巻き込まれた系の詐欺(親が入院した、仕事で損害を出した等)
・ 一緒に住むための資金の建て替え
・ 車や土地、マンションの権利などを書き換えられる
など。お金にまつわるものが主です。結婚詐欺師は自分の利益の追求にはとことんしぶとく突き詰めるもの。どの段階まですすめば、女性が心を開いてくれるかどうかも熟知しています。お金が大きく動く話をもちかけられたら、警戒した方がよいかもしれません。
続いて、結婚詐欺師にありがちな行動を見ていきましょう。
◆結婚詐欺師 かも?と思った時のチェックリスト
ネット上や婚活パーティーなど、共通の知り合いゼロの場所で知り合っている交際期間が短いのにプロポーズされた最初はすごく羽振りがよく、高級レストランに連れていってくれたり、プレゼントをくれる知り合って間もないのに、貯金の額や年収について聞かれたことがあるお互いのことをよく知らないのに、結婚や子供のことを話題に出す繁華街や人の多い場所にあまり行きたがらない少額のお金を借りてすぐに返してきた床上手連絡がつかないことがたまにある出張や夜勤のある仕事家に行ったことがない。連絡先をLINEや携帯しか知らない彼の友だちに紹介されたことがない外を歩くときに手をつなぎたがらない
5つ以上あてまったら要注意!です。結婚詐欺師はバレることを恐れているので、他に騙した女性と遭遇しそうな場所を避けたり、仕事が忙しいことなどを理由に嘘がバレにくいような設定を作り上げています。
また、結婚詐欺師によく見られるのが「相手に油断させるほどやさしいのに、プライバシーの壁が高い」という特徴。こちらの情報を知ろう知ろうとしているくせに、自分の情報を明らかにしない場合には、疑ってかかったほうがよいかもしれません。
結婚詐欺師はどこにでも網を張っています。たとえ大企業に勤めていて身元がしっかりしていたり、間に共通の知人がいたとしても、それだけでは安心はできません。
彼の裏の顔は騙された女性にしか分からないかもしれないのですから。別人の名刺を使っていたりすることもありますし、グループで騙してくる場合もあります。
◆結婚詐欺師 にダマされないために
結婚詐欺を見極めるポイントとしては、お金にまつわる話が出てきたら要注意!ということです。結婚詐欺師は相手の性格を見抜いて騙そうとしてくるので、将来に漠然とした不安を抱えている女性に対しては儲け話を持ってきたり、正義感の強い女性には借金を申し込んだりしてうまく状況を使い分けた上で騙してきます。
どんな結婚詐欺師にも共通するのは「相手の弱みにつけ込んでくる」という点。「コイツなら騙せそう」と思った瞬間、ありとあらゆる手段で近付きアプローチしてきます。
たとえば、失恋したばかりの相手をあやしたり、仕事で失敗してしまったりした女性をあやし、なぐさめ、信頼をえるのも結婚詐欺師のお手の物。そういった弱っている人間が優しくされたとたんにコロッと心を開いてしまうことも承知の上で近づいてくるのです。
結婚詐欺師は、いわば人を見るプロ。相手の良いところを見つけ、これでもかというくらいに褒めます。どんな女性も褒められて嫌な気はしませんが、シャイで口下手なのが日本人男性。あまりに饒舌すぎるのは、それがビジネストークだからかもしれません。
程よく隙のある女性はモテますが、隙がありすぎるのはNG!「恋は盲目」という言葉があるように、恋愛中はなかなか冷静な判断が下せなかったりするもの。「彼のことを一番知ってるのは私!」と独りよがりになるのではなく、周りに頼ってみることも大切かもしれません。
自分ではちょっとコレっておかしいかも……!?と思っても彼に夢中だと冷静な判断ができなくなってしまうケースはよくあります。騙されてから取り戻すのはかなり難しいのが現状です。お金の話が出てきたら、まずは誰かに相談してくださいね!
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