「結婚するなら、絶対年上のカレがいい!」
経済力や包容力があって、いざというときに頼りになる年上男性は、やっぱり女性の憧れ。結婚相手を選ぶとき、1つの基準になりますよね。
でも、あまりにも年齢が離れていると「会話がかみ合わないのでは?」「夫婦喧嘩が絶えないのでは?」なんてデメリットに目がいきがち……。
そこで今回は、『株式会社オールアバウト』と『株式会社シーマ』が20~40代の夫婦(同い年婚440件、年の差婚440件、計880件)を対象に行った「夫婦関係に関する意識調査」を参考に、オンナが本当に幸せになれる「年の差」を探ってみましたよ!
(出典:『株式会社オールアバウト、株式会社シーマ)
どんなにフィーリングの合う相手でも、一緒にいる時間が長くなると息詰まる瞬間があるもの。そこで「夫婦喧嘩の発生頻度」についてリサーチしたところ、「週に1回以上」「週に1回程度」の回答が、同い年婚では14.2%。一方、年の差婚では5ポイント高い19.8%であることがわかったのです。
実際に年の差カップルからは、「どうでもいいことなのに、詳しい説明を求められるとイラッとする。きっと同世代だったら、すぐに共感できるんだろうね」「どうして私がやらないといけないの? 年上なんだから…」なんて厳しい声がチラホラ。
年上男性の「包容力」「経済力」「男らしさ」を十分に享受できなくなると、オンナの不満が一気に爆発する傾向があるようですね。
(出典:『株式会社オールアバウト、株式会社シーマ)
続いて、結婚相手を選ぶときに重視するべき大切なポイントを探るために、「パートナーの良い点」を聞いてみたところ、「家事・育児に協力的」「包容力がある」「落ち着きがある」「会話が面白い」「金銭感覚が近い」が上位にランクインしていることが判明!
ここでもやっぱり、年上男性の方が「包容力」「落ち着き」「人生経験が豊富」という点で、大きくリードしていることがわかりました。
(出典:『株式会社オールアバウト、株式会社シーマ)
ただ、年の差婚には大きな思わぬ落とし穴も…! パートナーへの期待度が高い分、ちょっとした誤差があると「経済力がない」「金銭感覚が合わない」「家事・育児に非協力的」とマイナス評価に繋がってしまうのです。
「年上男性に憧れるけど、同世代の方がうまくいくのかな…」
(出典:『株式会社オールアバウト、株式会社シーマ)
そんなモヤモヤを解消するために、ズバリ! 現在の夫婦関係の良好度について聞いてみたところ、8割以上の女性が「良好である」(「とても良好」・「まあまあ良好」の合計)と回答。
「交際中は“かわいい年下の彼女”だけど、結婚したら“妻”であると同時に“母親”になるワケだからね。ぶっちゃけ独身時代と同じような待遇は難しいよ。でも、たまにはわがままを聞いてあげないとね」(31歳男性・メーカー)
「同世代って仕事も子育てもすべて対等だから、ケンカになることが多いかな。でも、『中学3年生のとき流行ったよね』なんて話が通じるし、盛り上がるポイントも同じだし、一緒にいて楽しいけどね」(33愛・金融)
など、既婚男性に取材していて感じたのは、“年の差”によるストレスや不満というよりも、個々による差の方がずっと大きいということ。帰宅時間や休日の過ごし方、子どもとの接し方など、日常のちょっとしたことがきっかけで、結婚の満足度は乱高下するようです。
女性が本当に幸せになれる「年齢差」は、“○歳差”という実年齢ではなく、お互いの「精神年齢」の差なのかもしれません。年下でも包容力があって、ぐっと大人びた男性もいるでしょう。「○歳も離れているから」「年下だから」なんてことに囚われず、結婚相手を見極めてみてくださいね。
(参考元)
・「年齢差による夫婦関係に関する意識調査」 – 株式会社オールアバウト、株式会社シーマ
(取材協力)
・20~30代男性
written by mook
photo by Sam Wolff