好意を持ち合っていることは分かってる。
趣味も話も合うし、何度も2人きりで会ってる。
でもあと一歩が踏み出せない、彼も踏み出してくれない…
それがいわゆる『友達以上、恋人未満』の関係です。
この状況をなんとかしたい、と悩んでいる方は少なくないようですが、悩んでいるだけでは解決しません。
どころか、ハッキリさせないままでいるうちに、いつのまにか会わなくなったり、お相手に彼女ができちゃった、なんてことも…!
では相手との距離を縮めて「ハッキリ」させるにはどうすればいいのでしょうか?
今回は、友達でも恋人でもないモヤモヤを脱し、晴れて「本命の彼女」になる方法についてお話しましょう。
2人で会っているときどんな会話をしていますか?
共通の友人の話、テレビやネットで得た知識ばかりの表面的な会話に終始していないでしょうか。
実はどんなに長い時間を2人で過ごしても、「自己開示」をしなければ恋は始まりません。
自己開示とは、自分のことを相手に知ってもらったり、自分の内面をさらけ出すという意味。異性との関係を一気に近づける鍵は「自己開示」にあるんです。
ときには、自分が育ってきた環境や好きなこと、将来の夢など自分の中の深い部分の事柄や内面を彼に話しませんか?
人は、相手が自己開示してくれたとき、「こんなことまで打ち明けてくれるなんて、自分のことを信頼してくれてるんだなあ」と感じます。
反対に言えば、自分の内面を語って「相手に受け入れられた」と感じたとき、相手に対する愛情がぐっと高まるものです。
恋人になるためにはこの作業が不可欠。
自己開示は「恋愛の鉄則」なのです。
異性との関係が友達で終わってしまう人は自己開示が苦手です。自分の本当の気持ちや本音を語ることを恥ずかしく思ってしまうんですね。
また、自己開示が下手な人は場所やタイミングを見誤ってしまいがち。
たとえば遊園地や映画館はドキドキ、ワクワク感はありますが、2人の仲を親密にする状況としては不向きです。お天気のいい日の公園や、どちらかの部屋など、落ち着いてのんびり話ができる状況、周囲が気にならない場所が気が散らず自己開示しやすいでしょう。
いつも友達として気楽に過ごしているのにいきなりムードを出してというのが難しければ、昼間は遊園地や映画館で楽しく過ごし、夜から静かなバーに行くというのもあり。
もう一つ大切なのがタイミング。
会っていきなり「実は私ね、」なんて切り出したら相手が引いてしまいますよね。
2人らしい流れやリズムの中で、いいタイミングをみつけてください。
いつもなら相づちで流すような会話の中にも、グッと入り込んでいける場所があるはずです。
注意点としては、自分のことばかり語らないこと。
「あなたはどう思う?」、とさりげなく相手にも話をふって、お互いの心を打ち明けあえればベストです。
いかがでしょうか?
『一歩踏み込むと関係が壊れてしまいそうで恐い』、という気持ちは分かりますが、新たな行動を起こさなければ友達は永遠に友達のままです。
うまく自己開示出来たら、
「実は○○クンのこと好きなんだ。でも友達としての関係は壊したくなくて悩んでる。どうしたらいい?」
と、ストレートにぶつけてみてはどうでしょう? これなら最悪の場合でも友達関係は続けていけるはずです。
大切なのはキッカケです。勇気を出してキッカケを作ることでスムーズに事が運ぶ可能性は大!
案外相手だって、「この状況を脱したい」とモヤモヤしているかもしれませんよ。
参考文献
「恋ができない うまくいかない あなたのための恋愛心理学」 伊東明 アスペクト
Written by mami
Photo by GU / 古天熱
Written by mami