食べ物を買いにスーパーに行くとき、同じ値段で賞味期限が近いものと遠いものがあったとき、わざわざもうすぐ賞味期限が来るものを選ぶ人は少ないですよね。
なんせ同じ価格なら、少しでも日持ちする方を買っておいた方が、何かと安心です。
しかし、賞味期限が近いことを理由に値段が下がっていれば、そのときは安さという魅力に惹かれて購入するという人は大勢出るはずです。
いきなり何の話をしてるんだって感じですが、今回はちょっと真面目なお話をしましょう。
若い女性と、30代以降の女性とでは、男性から向けられる視線の熱量は明確に異なります。
ルックスによって多少の差はありますけど、男性はできるだけ若い女性と付き合いたいと思っています。
何故なら若い女性は、肌がシャワーの水を弾くほど新鮮で、男性経験もまだまだ不十分です。交際する上で、自分のプレゼンで様々な発見をさせる楽しみもあります。
一方で、30代以降の女性はと言えば、ある程度恋愛経験も経ている女性ばかりになっています。
見た目は若い子に比べると、ぶっちゃけ劣るようになります。これは加齢という、肉体の仕組み上避けて通れないものですから、仕方ありません。
単純に、ルックスだけで考えると、男性は若い子の方が付き合いたいと思っちゃうものです。
だから、30代以降の女性が男性を引き寄せるには、持ち合わせた恋愛ノウハウを思いっきり発揮して、大人のフェロモンを全開にするのが一番です。
この大人の武器、上手く使えば30代、40代、ひょっとすると50代になっても、大勢の男性を骨抜きに出来ることでしょう。
ただ、「大人の魅力で男性をメロメロにすること」が、イコール「若い女性が到底かなわない魅力」ってわけではないのが注意すべきところなんですよね。
ぶっちゃけ、見た目が綺麗で色気がある30代以降の女性に魅力を感じている男性も、ひょんなことから18歳とか20代前半の若い女の子と出会えば、「こっちの方がいいな」と思っちゃうことって珍しくありません。
大人の魅力という武器は、若さという武器とはそもそも別のベクトルで、同列に考えて対抗してもしょうがないということなんですよね。
どんなに魅力的な男女も、自分より若く、多少の魅力を持ち合わせている人間には、時として道を譲る必要性に迫られることもあるんです。
大人の魅力は確かに強力な武器だけど、若い女性には若いなりの魅力や新鮮な反応、新鮮で美しい肉体という武器がゴロゴロ搭載されています。
それらはいずれ失われるものなんですが、なんにしても武器が多いということは、それだけ男性にとってはたまらないもの。
1つの輝けるメリットよりも、いくつかそれなりのレベルのメリットを持ち合わせている方に、大抵の男性はなびくわけです。
例として女性の話を挙げましたけど、これって本当に男女どちらにもあてはまることです。
お金があって良い服着てて、肉体関係だってしっかりと相手の要求に応えていたと自負していた男性が、「こんな男の何がいいんだ?」と思っちゃうようなフリーターの20代に彼女を寝取られるという話も、よくあること。
恋人を奪われた側としては、全く不本意極まりないようですが、それほどに若さという武器は強力なんですよねぇ。
僕もかつて、年上の彼女を切って若い女の子の膝に高速回転しながら転がり込んだ経験があり、付き合っていた彼女が19歳の大学生と良い関係になって出て行った経験があります。
盛者必衰。いくら魅力的な大人を装ってみたって、いずれは自分の市場価値の低下を受け入れなければならない時期が、必ずやってくるものです。
重要なのは、若い頃に比べて落ちた市場価値を、どう補うかということではないでしょうか?
written by 松本ミゾレ
photo by ToniaD