“好きって言ってくれなきゃ分からない!”
と、焦れているのは大抵女性ですよね。
オトコって「言わなくてもわかりあえる関係」に美学を感じているらしい。
ま、面倒だったり、照れ臭かったりもあるのでしょうが……
でもそれじゃ、いつまでたっても2人の関係は曖昧なまま。
いいムードだったのに、いつの間にか自然消滅?! なんてことも。
か、悲しすぎる……
そんな事にならないよう、何とか彼からの「告白」を引き出したい貴方へ!
今回はモデリングを使ったテクニックを伝授したいと思います。
モデリングとは、心理学用語で、簡単にいうと相手の行動や言葉をマネすることです。
人には誰かの行動を見ると、それをマネする性質が本能的に備わっています。
つまり、こちらが先に好意を示すことでモデリング(告白)を引き出しやすくなります。
例をあげて説明しましょう。
「○○クン、素敵なのに」という言葉で、自分の彼への好意(気持ち)をはっきり伝えます。その気持ちを聞いたことで、相手はそれをモデリングして、自分の貴方への思いを伝えやすくなるんです。
「…ちゃんこそ可愛いのに彼氏いないってホント? なら俺と…」
と、いう風に。
男性が告白を先延ばしにする理由として「振られるのが恐い」っていう単純な理由が大きいってご存知でしたか?
だからこそ、こちらが先に「100%OKなのよ」という下地を作ることで、告白のハードルを下げてあげましょう。
何だか世話が焼けますが、オトコって案外繊細で臆病、それでいてプライドも高いから誘導が必要なんです。
彼女がいるかどうか気にしている=相手に好意を持っている、という表現で、これもモデリングの一種にはなりますが、遠回しなので、この場合は「伝え方」という高等テクニックが必要になってきます。
告白を引き出すモデリングで大切なのは、自分が相手に好意を持っていると、はっきり伝えることです。
その返しが「彼からの告白」になるわけですから。
付き合ってる人いるの? と聞きながら、彼の目をじっと見つめるとか、反対にそっと俯くとか、正解はありませんが相手への好意が確実に伝わるように表現できれば、望みの言葉が引き出せる可能性大です。
「いないよ。もしよかったら僕と……」
と、いう風に。
これはモデリングとは違いますが、「他の人に取られてしまう!」と危機感を持たせる方法です。
ありがちですが、基本男性は競争意識が強いので、ライバルがいるという情報で焦らせるのも1つのテクニックでしょう。
ただその情報を貴方自身が提示するのは考えもの。
「私モテるのよ」と自慢してるみたいでいやらしいし、諦めの早い男性の場合「だったら彼と付き合えば?」なんておかしな方向に話が行ってしまうかもしれません。
なので、ライバル情報を彼に知って欲しいときは、共通の友人から「…クンがあの子を狙ってるみたい」と噂して貰うとか、彼と一緒にいるときにライバルからのメールがくる(演出が必要になってきますが)など、間接的に伝えるのがベストでしょう。
間接的にうまく伝われば効果が期待できます。
他の男性に取られるくらいなら一か八か告白しよう! と、いう風に。
いかがですか?
これはおまけの雑学ですが、「告白」を狙ってデートするなら夜デートでなく、昼間から会って夜になるのを待つのがいいみたい。
心理学の専門家によると、恋愛には瞳孔の大きさが強く影響していて、瞳孔が大きい状態の方が相手が素敵に見えるんだとか。
人の瞳孔は夜になると大きくなります。
昼間に会ったときは普通だった瞳孔が、日が落ちるにつれて大きくなっていくと、お互いがグッと魅力的になり感情も盛り上がっていく、らしい……
それでも彼がなかなか告白してくれないときは、こちらから好意を伝えてモデリングを引き出してくださいね。
参考文献
「恋愛心理学」 植木理恵 青春出版社
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