初デートで二人きりになった時に、どうもうまく会話が続かない。沈黙しちゃって気まずい……という時、どうしますか? 寒い季節でも額や背中にイヤな汗をかくに違いありません。焦りだけがぐんぐん高まって、天気が良いとか悪いとか、本当にどうでもいい話をしてしまう人もいるでしょう。
また、「話が続かない=ウマが合わない」と考えて、次のデートはナシと考える人もいますから、二人きりの時間を楽しい会話でどれだけ充実させられるかは、大事なところ。恋のゆくえを決めるといっても過言ではないはずです。
そのため、あらかじめ「会話が弾まない時にはこうしよう」と決めておくと、最悪の状況を避けられます。好きな人と二人きりで気まずい沈黙に包まれることがなくなるのです。
質問する自分にとっても、答える相手にとっても無難な内容です。
もし、「最初から、いいなと感じた」と良い印象を語ってくれたら、「私も!」と便乗しちゃうのもアリ。特に、友達以上恋人未満の状態でのデートでは、自然に好意を伝えられる会話の流れだといえます。
そして、相手が自分の第一印象を答えてくれたら、自分も相手の第一印象を語ってみましょう。この時、たとえ初対面でのインパクトが薄かったとしても、「カッコいい人だと思った」「優しそうなタイプに見えた」などと話すと、いっそう好感を持ってもらえます。
正直に「何とも思わなかった」「あんまり記憶にない」なんて打ち明けても、恋を進展させる上では何もプラスになりませんし、そんな本音を気にせず笑い飛ばしてくれるのは、よほど心を打ち明けてくれている相手じゃないと無理でしょう。
逆に、もし相手が「第一印象、覚えていない」と言ったら、ガッカリするかもしれませんが、めげずに笑顔で「じゃあ、今はどう?」と切り返すべき。それは単に沈黙を埋めるだけでなく、相手の自分に対する本気度を探る質問になるはずです。
相手に話をするよう促すと、自分がしゃべらなくてもいいのでラクです。
ただし、興味深い表情で、うまく相槌を打つように。相手の趣味や好みを否定したりせず、肯定・同調のスタンスを示します。全然関心が持てない分野の話が延々続くとしても、好きな人が嬉々としてしゃべるなら、話題は変えない方がいいでしょう。
でも、質問ばかり続けるのは、相手を疲れさせてしまうので注意です。自分の意見を述べられれば、うまい具合に会話のキャッチボールができますし、まったく知らない世界の話をされて意見なんて言なくても、「面白そう」「今度、一緒にやってみたい」「本当に詳しく知ってるんだね。すごい!」などと感想は言えるはず。相手の話をどう感じたか、を言うようにしましょう。
「あれ、楽しかったよね」「あの人って、面白いよね」と言えるモノや人があれば、話題にして共感しましょう。盛り上がるネタじゃなくても構いません。話題に出すことで、相手が会話を膨らませてくれる可能性があります。
また、二人の間に通じ合えるモノ・人があるということが、心の距離を縮めてくれます。普段は同僚、あるいは同じ趣味を楽しむ仲間といった間柄であれば、他の人が知らない二人だけの秘密を作るのも良いでしょう。
会話がうまく続かない気まずさを、堂々と認めてしまうのも一つの手です。体調が悪くなくても、そう謝ることで場の空気が変わりますし、「何か話さなきゃ」と焦る必要もなくなります。
さらには、お相手が本気で好きと思っているなら、体調が悪いと言えば心配してくれるはず。たとえ無言でいても、「大丈夫?」「休もうか?」などと気遣ってもらえるでしょう。
沈黙の気まずさを乗り切るだけでなく、相手が自分をどう思っているかも測れる一言だといえます。
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