姑と嫁の関係は、家族でありながら他人同士という難しさを抱えています。同じ行動をしていても、姑に好かれる人と嫌われる人がいるのは、日々のちょっとした言動の違いがあるからなのです。
夫への不満を、姑の前でそのまま口にしてしまう嫁は、良い印象を持たれにくいでしょう。姑にとって息子は大切な存在であり、悪口を聞かされることは自分が否定されているように感じられるものです。多少の不満があっても、姑の前では言葉を選ぶ方が賢明と言えます。
「そのやり方は古い」「今はそうしないんです」と、姑の助言を頭ごなしに否定してしまうと、関係はこじれやすくなります。姑としては善意のつもりで口を出しているケースも多く、全否定されると気分を害してしまうかもしれません。
連絡を最小限に留め、訪問も極力避けるという嫁は、姑から「距離を置かれている」と感じられてしまいます。適度な距離感は大切ですが、あまりに接点をなくしてしまうと、不信感につながることもあるでしょう。
一方で、姑に好かれる嫁には、同じ場面でも違う対応が見られます。
夫への不満がある場合も、姑の前では直接的な悪口は避け、必要であれば柔らかい表現で伝えるようにしています。感情的にならず、事実を淡々と伝える姿勢が、信頼につながっていくでしょう。
育児方針についてアドバイスを受けたときは、頭ごなしに否定せず、「教えていただきありがとうございます」と一言添えてから、自分たちのやり方を伝えるようにしている人が多いようです。
実際に筆者の知人は、義母から「そんな抱っこ紐じゃ腰に悪いわよ」と言われた際、まずは「心配してくれてありがとうございます」と伝えた上で、今使っているものを選んだ理由を説明したそうです。結果として義母も納得し、以降はアドバイスの押し付けが減ったといいます。頭ごなしに否定せず、一度受け止める姿勢が、関係を良好に保つコツと言えるでしょう。
連絡は頻繁でなくとも、定期的に近況を伝えるようにしている嫁は、姑との関係を良好に保ちやすいでしょう。適度な距離感を保ちながらも、接点を完全に断たないことが、信頼関係を維持するポイントと言えます。
ここまで紹介してきた言動は、誰にでも当てはまる可能性があるものです。日頃の自分の対応を振り返り、無意識のうちに嫌われる言動をしていないか、一度チェックしてみるとよいでしょう。もし当てはまる項目があったとしても、意識して変えていくことで、関係は十分に改善していけるはずです。
Written by 有紗