「もう無理…」大人の恋はなぜ難しい？ 臆病になった心を動かすヒント

学生時代はあんなにスムーズだったのに、大人になると恋愛のハードルが一気に上がった気がする。そう感じるのには、いくつかの理由があります。まずは、大人の恋が難しいその主な理由を解説します。

仕事、友人関係、趣味、一人暮らしの生活リズム……。大人になると、自分の力で築き上げてきたものがたくさんあります。

だからこそ、恋愛での失敗には臆病になってしまいがち。

「振られたら仕事に支障が出るかも」「失恋で落ち込んでいるヒマはない」と考えてしまい、学生時代のように恋愛だけに全力投球はできません。

守りたい日常があるから、勢いで突っ走れなくなってしまう。これは、大人として責任を持って生きている証拠。一方で、恋愛のブレーキにもなっているのです。

「優しい人がいい」「仕事を頑張ってる人がいい」「価値観が合う人がいい」

経験を重ねれば重ねるほど、自分の理想や譲れない条件がどんどん明確になっていくものです。

もちろんそれ自体は悪いことではありませんが、相手の「ここがちょっと違うな」という部分が目につきやすくなっているのは事実。

学生時代は「好き」という感情だけで突き進めたのに、今は「でもこの人、結婚は考えられないかな」「金銭感覚がちょっと……」など、冷静に分析してしまいがち。

頭で考えすぎて、心の声が聞こえなくなってしまうのも、大人の恋が難しい理由のひとつです。

振られたときのつらさ。すれ違いの切なさ。別れの寂しさ……。そんな過去の恋愛の痛い経験が、新しい恋へ踏み出す際のブレーキになっていませんか？

「また同じように傷つくかもしれない」と思えば、積極的にアプローチできなくなるのも無理はありません。

告白することが怖くなるどころか、LINEの返信が少し遅いだけで「嫌われたかも」と不安になってしまう。傷ついた経験は人を成長させますが、同時に臆病にもさせてしまうのです。

慎重になること自体は悪いことではありません。とはいえ、そのせいで恋愛に対して消極的になってしまうとしたら、それはあまりにももったいないことです。

「こんなLINEを送ったら重いと思われるかな」「誘ったら迷惑じゃないかな」

相手の反応を気にしすぎて、結局何もできないまま終わってしまう……そんな経験はありませんか？

でも実際のところ、少なからず好意のある相手から「会いたい」と言われて「重い」と感じる人はいません。むしろ「嬉しい」と感じ、ますます好意が深まるはず。

大人の恋愛で大切なのは、相手の顔色より自分の気持ち。「会いたい」「話したい」「この人のことをもっと知りたい」。そんな素直な感情を、少しだけ行動に移してみましょう。

勇気を出してLINEを送る、ランチに誘ってみるなど、自分から動くことが2人の関係を前に進めるきっかけになります。

Written by やまだうめ

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